皆さん、こんにちは。文房具ブロガーの「机上のケント」です。
あの大人気シリーズのクルトガに、誰もが驚くような「最高級モデル」が存在することをご存知でしょうか?その名も「クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE)」。正直なところ、最初にこのペンの存在を知ったとき、多くの文房具ファンが耳を疑いました。「えっ、シャーペンに5,000円以上?」と。100円ショップでも買える筆記具に、その50倍以上の価格がついているわけですから、驚くのも無理はありません。
しかし、断言します。このモデルには、その価格設定すら安く感じさせるほどの、圧倒的な技術とロマン、そして「書く」という行為への執念とも言えるこだわりが詰まっているのです。一方で、2024年には金属ボディをまとった「クルトガメタル」も登場し、最高級ラインの選択肢が増えたことで、「結局どっちを買えばいいの?」と嬉しい悲鳴を上げている方も多いはず。ダイブは「自動芯出し機能」という魔法のようなギミックで没入感を提供し、メタルは「素材の質感」で勝負しています。
入手困難な状況が続き、お店で見かけることすらレアなクルトガダイブ。その希少性がさらに私たちの所有欲を刺激してやみません。この記事では、私が実際に使い倒してきた経験を元に、クルトガの最高級品であるダイブとメタルの違いを徹底的に深掘りし、あなたの「最高の一本」を見つけるお手伝いをさせていただきます。「高い買い物で失敗したくない!」という不安、ここで完全に解消しちゃいましょう。
- クルトガダイブがなぜ5500円という価格設定なのか、その裏にある技術的理由と真の価値
- 思考を止めない「自動芯出し機能」が生み出す、圧倒的な没入体験と独特の書き心地
- 依然として予約困難なダイブと、比較的購入しやすいメタルの最新在庫状況や賢い入手方法
- あなたの使用用途や好みに合わせた、最高級モデルの選び方とおすすめユーザータイプ
クルトガの最高級モデルダイブの全貌

まずは、文房具界隈を騒がせ続けている「クルトガダイブ(KURUTOGA DIVE)」について、その全貌を解き明かしていきましょう。5,500円という価格設定は、一般的なシャープペンシルとしては破格ですが、そこには三菱鉛筆の技術の粋が詰め込まれているんですよ。ただ高いだけじゃない、その中身を知れば知るほど、欲しくなってしまうはずです。
5500円の定価に見合うダイブの価値

「たかがプラスチックのペンに5,500円も払うの?」
これは、クルトガダイブをまだ使ったことがない人が抱く、最も素直な感想だと思います。私自身、最初はそう思っていました。高級筆記具といえば、金や銀、あるいは銘木を使った「素材の価値」で価格が決まるのが常識だったからです。しかし、クルトガダイブのアプローチは全く異なります。
この価格は、素材代というよりも、「開発コスト」と「エンジニアリングへの対価」だと考えるべきなんです。クルトガダイブの開発には、数年の歳月が費やされています。その目的はただ一つ、「書く」という行為からノイズを排除すること。ノックをする手間、芯が折れるストレス、芯が減って書き味が変わる違和感……これらすべてを解消するために、ペンの内部には時計のムーブメントのように精密で複雑な機構がぎっしりと詰め込まれているんです。
例えば、部品点数一つとっても、一般的なシャープペンシルとは桁違いの多さです。それらをミクロン単位の精度で組み合わせ、スムーズに動作させる技術力は、世界トップクラスの技術力と言ってよいでしょう。つまり、私たちは5,500円でペンを買うのではなく、「書くことに没頭できる時間」と「日本の技術力の結晶とも言える機構」を買っているのです。そう考えると、決して高すぎる買い物ではないと思いませんか?
ここがポイント
クルトガダイブは「高級装飾品」ではなく「超高性能ガジェット」です。5,500円という価格は、未体験の筆記システムを手に入れるためのチケット代だと考えれば、むしろ安いとさえ感じるかもしれません。
自動芯出し機能による没入感と書き味

クルトガダイブを「最高級」たらしめている核心技術、それが「自動芯繰り出し機構」です。世の中には他にも自動芯出し機能を持つペン(オレンズネロなど)は存在しますが、ダイブのそれは仕組みが根本的に異なります。
最大の違いは、「パイプを引きずらない」こと。他社の多くは、ガイドパイプが紙に接触し、その摩擦や後退に合わせて芯が出る仕組みですが、ダイブは「筆圧」を動力源にしています。文字を書くときの「ペン先が紙に触れる→離れる」という動作に合わせて、内部のギアが回転し、設定した長さだけ芯を自動的に送り出してくれるんです。
これにより、書き始めから書き終わりまで、一度もノックすることなく、しかもパイプが紙に擦れる不快感もなく書き続けることができます。これがもう、本当に魔法のような体験なんですよ!思考が途切れないんです。「あ、芯が減ってきたな」と思ってノックをする、あの0.5秒の思考停止時間すらゼロにする。商品名の「DIVE(没入)」は、決して伊達ではありません。
さらに凄いのが、芯の出る量を調整できる「繰り出し量調整機構(レギュレーター)」を搭載している点です。人によって筆圧も違えば、使う芯の硬さ(HBや2Bなど)によって芯の減るスピードも違いますよね?ダイブは、ペン先のダイヤルを回すことで、芯が出る量を5段階で調整できるんです。
| 設定 | おすすめのユーザー・シーン |
|---|---|
| MIN | 筆圧が強い人、硬い芯(H系)を使う人 |
| MID | 標準的な筆圧、HBなどを使う人(デフォルト) |
| MAX | 筆圧が弱い人、柔らかい芯(2B~4B)を使う人 |
書き味に関しては、クルトガ特有の「クルトガエンジン」も同時に働いているため、常にトガった芯先で書き続けられます。自動芯出し+クルトガエンジンの組み合わせは世界初。その感触は「ヌルヌルと滑るように書ける」と表現するのが最適です。常に最適な芯の長さと尖り具合がキープされるため、紙への引っかかりが極限まで少なくなるんですね。
豆知識:初筆も自動です
キャップ式であることもダイブの特徴ですが、実はこれにも意味があります。キャップを外すと、その動作に連動して内部のギアが回り、ペン先から自動的に芯が適量繰り出される「初筆芯繰り出し機構」を搭載しています。つまり、使い始めの「最初のワンノック」すら不要。「さあ書くぞ」とキャップを取った瞬間、すでに準備は完了しているのです。
予約困難なダイブの在庫と入手方法

「機能が凄いのはわかったけど、そもそも売ってないじゃん!」という声が聞こえてきそうです。おっしゃる通り、発売から数年が経過してもなお、クルトガダイブの入手難易度は依然として高い状態が続いています。これには、製造工程の複雑さが関係していると言われています。大量生産が難しい精密機器なんですね。
現状、ロフトや東急ハンズ、大型書店の文具コーナーなどでは、入荷しても「お一人様一本限り」での販売や、事前の「抽選販売」になるケースがほとんどです。特に新色が発売されるタイミングでは、開店前から整理券を求めて行列ができることも珍しくありません。
ただし、希望はあります。かつてのような「幻のアイテム」という状態からは少しずつ脱しつつあります。特に「アビスブルー」などの継続的な定番カラーに関しては、地方の文房具店でふらっと立ち寄ったら普通に売っていた、という目撃情報も増えてきました。公式オンラインショップでのゲリラ販売もたまに行われています。
一方で、Amazonや楽天、メルカリなどのECサイト・フリマアプリでは、定価の5,500円を大きく上回る、8,000円〜15,000円程度の「プレ値(プレミアム価格)」で取引されているのが実情です。どうしても今すぐ欲しい場合は選択肢に入りますが、個人的には定価で手に入れたときの喜びも味わってほしいかなと思います。
注意点:転売品のリスク
フリマアプリなどで高額転売されているものの中には、保証が効かない場合や、保存状態が悪いものも混ざっている可能性があります。また、偽物の報告はまだ少ないですが、あまりに怪しい出品には手を出さないのが賢明です。できる限り、正規の文具店での購入を目指しましょう。
(出典:三菱鉛筆公式サイト『KURUTOGA DIVE』)
https://www.mpuni.co.jp/special/kurutogadive/
限定色や新色のデザインと塗装の魅力

クルトガダイブがこれほどまでに人を惹きつける理由の一つに、その「美しすぎる塗装」があります。5,500円という価格に対し、「プラスチック軸(ABS樹脂)であること」を批判する声もありますが、実物を見ればそのチープさは微塵も感じられないはずです。
特に初期に発売された限定色「グランブルー」や「ムーンナイトブルー」は伝説的です。これらには「偏光パール塗装」という、見る角度や光の当たり方によって色味が紫から青へと複雑に変化する特殊な塗装が施されています。これは高級車のボディカラーなどにも使われる技術で、文房具の塗装としては明らかにオーバースペック。まるで宇宙や深海を閉じ込めたような深みがあり、ただ眺めているだけで酒が飲めるレベルです。
現在展開されている継続色(定番色)も、それぞれ自然の情景をテーマにしています。
- アビスブルー(Abyss Blue):深海のような、吸い込まれるほど深い紺色。落ち着いた知的な印象で、ビジネスシーンでも使いやすい人気色です。
- デンスグリーン(Dense Green):鬱蒼とした深い森の静寂を表現したグリーン。光が当たると粒子が輝き、非常に上品です。
- トワイライトオレンジ(Twilight Orange):夕暮れの空をイメージした、赤みの強いオレンジ。エネルギッシュでありながら、どこか切なさを感じる絶妙な色合いです。
また、この塗装には「自己修復性のあるコーティング」が施されているという情報もあり(一部モデル)、日常使いでの細かい擦り傷程度なら目立ちにくくなっています。樹脂ボディを採用した理由は、複雑な内部機構を収めるためのスペース確保と、金属にすると重くなりすぎてしまう重量バランスの調整のためだという説もあります。その「樹脂であること」のネガティブ要素を、この圧倒的な塗装クオリティで完全にカバーしている点は、さすが三菱鉛筆のデザイナー陣といったところでしょう。
実際の使用感とユーザー評価の真実

スペックや見た目が良くても、肝心なのは「使い心地」ですよね。実際にクルトガダイブを愛用しているユーザー(私を含む)の声を分析すると、評価は真っ二つに分かれる傾向があります。これは、ユーザーが「何を求めているか」によって評価軸が異なるからです。
肯定派の意見:「もう他のペンには戻れない」
肯定的な意見の多くは、やはり「自動芯出し機能」の恩恵を受けた人たちです。「長時間の勉強で集中力が途切れなくなった」「アイデア出しのときにノックで思考を中断されずに済む」という声が圧倒的。また、太めの軸が指にフィットして疲れにくいという評価や、キャップをポスト(後ろに付ける)せずに使うときの重心バランスが完璧だという声も多いです。「ヌルヌル」とした独特の書き味にハマると、他のシャーペンの「カリカリ」感が物足りなくなるという中毒性もあります。
否定派の意見:「書き味に違和感がある」
一方で、厳しい意見も存在します。最も多いのが「ペン先の沈み込み(クッション感)」への指摘です。クルトガダイブは、筆圧を動力にするために、書くたびにペン先がわずかに沈み込む構造になっています。さらに、内部ギアのクリアランス(隙間)による微細な「ガタつき」もゼロではありません。
そのため、製図用シャープペンシル(ロットリングやステッドラーなど)のような、「カッチリとした剛性感」や「ダイレクトな書き味」を好む人にとっては、「フカフカして気持ち悪い」「思ったところに線が引けない」と感じられることがあるようです。
注意点:キャップの取り扱い
キャップ式の構造上、キャップをペンの後ろに付ける(ポストする)と、重心がかなり後ろ寄り(リアヘビー)になり、書きにくくなるという指摘があります。多くのダイブ使いは、キャップを後ろに付けず、外した状態で筆記すること推奨しています。
クルトガの最高級品としてダイブを選ぶ理由

さて、ここからはもう一つの主役、「クルトガ メタル(KURUTOGA Metal)」や他のモデルと比較しながら、あなたがどの「最高級」を選ぶべきかを深掘りしていきます。最近登場したメタルモデルの評判があまりに良いため、「ダイブ一択」だと思っていた方も、ここを読むと迷ってしまうかもしれませんよ。それぞれの強みが全く異なるため、自分のスタイルに合った一本を見極めることが重要です。
クルトガメタルとダイブの違いを徹底比較
2024年に満を持して登場した「クルトガメタル」。こちらはダイブとは対照的に、デジタルなギミックではなく、アナログな「素材」と「精度」を極めたモデルです。ざっくりと言い分けるなら、ダイブは「機能の頂点(ハイテク)」、メタルは「質感の頂点(フィジカル)」と言えるでしょう。
両者の違いを、スペックと特性の面から詳細に比較してみます。
| 比較項目 | クルトガ ダイブ (DIVE) | クルトガ メタル (Metal) |
|---|---|---|
| 参考価格(税込) | 5,500円 | 2,750円 |
| コンセプト | 「書く」への没入(自動化) | 安定した筆記感(静粛性) |
| ボディ素材 | ABS樹脂 + 特殊塗装 | アルミ + ブラスト加工 |
| 自動芯出し機構 | あり(調整機能付き) | なし(一般的なノック式) |
| ペン先の特長 | 沈み込み・アソビがある | ニブダンパー搭載でブレ極小 |
| 書き味 | ヌルヌル、柔らかい | カッチリ、硬質でソリッド |
| グリップ | 樹脂一体型(太め) | マイルドエッジグリップ(金属) |
この表からも分かる通り、価格はダイブが倍ですが、メタルにはダイブにはない「ニブダンパー」という新機能が搭載されています。これはペン先の樹脂パーツがクルトガエンジンの衝撃を吸収し、ペン先のブレを物理的に抑えるというもの。これにより、従来のクルトガの弱点だった「ガタつき」をほぼ感じないレベルまで解消しています。
つまり、書き味の好みだけで言えば、実は半額である「クルトガメタル」の方が上だと感じる人が多いのも事実なんです。「ニブダンパー」による衝撃吸収効果は絶大で、金属ボディ特有の剛性と相まって、まるで高級製図用ペンのような安定感を生み出しています。
一方で、ダイブには「自動芯出し」という唯一無二の武器があります。書き心地の「質」を取るか、書く行為の「自動化」を取るか。ここが最大の分かれ道と言えるでしょう。ダイブの書き味も決して悪くはなく、「ヌルヌル」とした独特の浮遊感は、一度慣れると病みつきになる中毒性を持っていますよ。
メタルとダイブはどっちがおすすめか
ここまで読んで、「まだ迷ってるよ!」というあなたのために、私が独断と偏見で「どっちを買うべきか診断」を作成しました。これを見れば、今のあなたが本当に必要としている一本が明確になるはずです。
【クルトガダイブ】を買うべきなのはこんな人
もしあなたが以下の項目に多く当てはまるなら、迷わず5,500円を握りしめてダイブを探しに行きましょう。
- ガジェットや新しいテクノロジーが大好き:「自動で芯が出る」というメカニズムそのものにロマンを感じ、所有することに喜びを見出せるタイプ。
- 長時間の勉強や執筆作業が多い:受験勉強や資格試験、論文執筆など、数時間にわたってペンを走らせる必要があり、ノックによる集中力の中断(ノイズ)を極限まで減らしたい人。
- 筆圧が弱い、または柔らかい芯が好き:2Bや4Bなどの濃い芯を使っていて、すぐに芯が減ってしまうことにストレスを感じている人。(ダイブならMAX設定でガンガン芯を出せます!)
- 「限定」「レア」という言葉に弱い:入手困難なアイテムを手に入れたときの達成感や、他人と被らない道具を持ちたいという欲求が強い人。
【クルトガメタル】を買うべきなのはこんな人
一方で、こちらに当てはまるなら、2,750円のメタルこそが正解です。浮いたお金で美味しいランチを食べましょう。
- カッチリとした硬い書き味が好み:製図用シャーペン(ステッドラー925やロットリング600など)の金属的な書き味に慣れ親しんでいて、ペン先の沈み込みやブレを絶対に許せない人。
- 手汗をかきやすい、グリップ力を重視する:メタルのグリップ部分に施された「マイルドエッジ加工」は、ローレット(ギザギザ)ほど指が痛くならず、かつ吸い付くようなグリップ力を発揮します。
- タフに使いたい実用派:金属ボディ(アルミ)は耐久性が高く、塗装剥げの心配も少ないため、ペンケースに入れてガシガシ持ち運びたい人に最適です。
- コスパ重視:「3,000円以内」という予算の中で、最高レベルの高級感と性能を手に入れたい人。
私の結論
「体験」を買いたいならダイブ、「道具」としての完成度を求めるならメタル。これがファイナルアンサーです。
プレゼントや名入れに最適なのはどれか

入学祝い、就職祝い、あるいは自分へのご褒美として、誰かに贈ることを考えている方も多いですよね。ギフトとしての適正を考えたとき、軍配が上がるのはズバリ「クルトガメタル」かなと思います。
その最大の理由は「名入れ(刻印)の相性」にあります。クルトガメタルのボディはアルマイト加工されたアルミ製です。ここにレーザー刻印を施すと、表面の着色が削り取られ、下地のアルミの白色が美しく浮き上がります。これが本当に上品でかっこいいんですよ!黒やグレーのシックなボディに、自分の名前が白く刻まれている様子は、まさに「世界に一本だけのペン」という特別感を演出してくれます。
一方で、クルトガダイブは塗装仕上げの樹脂ボディであるため、名入れ加工を受け付けているショップが極めて少ないのが現状です。無理に刻印しようとすると塗装が割れたり、美観を損ねたりするリスクが高いため、推奨されません。
また、入手難易度の点でもメタルが有利です。プレゼントって「渡したい日」が決まっていることが多いですよね?「ダイブを贈りたいけど、どこにも売ってないから渡せない!」なんて事態は避けたいところ。メタルなら、大手文具店やネットショップで名入れサービス付きで販売されていることが多く、納期も計算しやすいです。
| 項目 | クルトガ ダイブ | クルトガ メタル |
|---|---|---|
| 名入れ(刻印) | △(非推奨・困難) | ◎(非常に美しい) |
| パッケージ | 高級化粧箱入りが多い | ギフト用箱対応店多数 |
| 価格帯 | 5,500円(高価) | 2,750円(手頃) |
| サプライズ度 | ★★★★★(買えたの!?) | ★★★★☆(高級感凄い!) |
もちろん、相手が文房具マニアで「ダイブが喉から手が出るほど欲しい」と言っているなら、血眼になってダイブを探すのが最高のプレゼントになりますけどね(笑)。
木軸のクルトガウッドと機能性の比較
さて、最高級ラインにはもう一つの選択肢があることを忘れてはいけません。それが「クルトガ ウッド(KURUTOGA Wood)」というモデルです。これはメタルの派生版とも言える立ち位置ですが、グリップ部分に天然木(ウエンジ材など)を使用しているのが特徴です。
機能面では、メタルと同じく「KSエンジン(改良型クルトガエンジン)」を搭載していると言われており、ペン先のブレを抑えた安定した書き味を実現しています。しかし、メタルとの決定的な違いは「育てる楽しみ(エイジング)」にあります。
クルトガダイブやメタルは、工業製品として「購入時が最も美しい状態」であると言えます。しかし、ウッドモデルは違います。使い込むほどに手の脂が木に馴染み、色艶が増し、角が取れて自分の指にフィットしていく……。つまり、時間が経つほどに価値が増していく「未完成の道具」なんですね。
「最新のテクノロジーもいいけど、やっぱり温かみのある道具を使いたい」
「デジタルデトックスをして、落ち着いて手紙を書きたい」
そんな気分のときには、ダイブの機能性よりも、ウッドの感性価値の方が心に響くかもしれません。価格は3,850円(税込)とメタルより少し高くなりますが、家具や楽器にも使われる高級木材の質感を考えれば、十分に納得できるプライスです。
豆知識:ニコイチはできません
「メタルのボディにウッドのグリップを付けたい!」と考える改造好きの方もいるかもしれませんが、残念ながらメタルとウッドでは軸の結合ネジの規格(オス・メス)が逆になっているため、パーツの互換性はありません。それぞれの完成された世界観を楽しみましょう。
(出典:三菱鉛筆公式サイト『KURUTOGA Metal / Wood』)
https://www.mpuni.co.jp/special/kurutogawood/
クルトガの最高級モデルで得る筆記体験
長々と語ってきましたが、結論として言いたいのは、「たかがシャーペンに数千円も出す価値はあるのか?」という問いに対する答えは、間違いなく「YES」だということです。
私たちは毎日、スマホやPCに囲まれて生活しています。だからこそ、たまに手にするアナログな筆記具には、単なる「インクが出る棒」以上の意味を持たせたいじゃないですか。クルトガダイブの「没入感」も、クルトガメタルの「剛性感」も、あなたの脳から出力されるアイデアや言葉を、より純粋な形で紙に定着させるためのブースターになってくれます。
100円のペンで書くのと、5,000円のペンで書くのとでは、書かれる文字の情報量は同じかもしれません。でも、書いているときの「気分の高揚感」や「自分への信頼感」はまるで違います。「良い道具を使っている」という自信が、アウトプットの質を一段階引き上げてくれることだってあるんです。
もしあなたが、この記事を読んで少しでも「欲しい!」と心が動いたなら、それはもう買い時です。クルトガダイブを探し回る旅に出るもよし、まずは堅実にクルトガメタルを手にするもよし。ぜひ、日本の文房具メーカーが本気で作った「最高級」の世界に、あなたも飛び込んでみてください。
きっと、書くことがもっと好きになるはずですよ。
※記事内の価格や在庫状況、スペック情報は執筆時点(2026年2月)のものです。メーカーの仕様変更や価格改定が行われる場合もありますので、購入前には必ず公式サイトや店頭で最新情報をご確認ください。また、転売品購入によるトラブル等については、当サイトでは責任を負いかねますので、ご自身の判断で慎重に行ってください。

