ジェットストリームの歴代モデル完全解説|今の替芯も使えるの?

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こんにちは、文房具これどうよ運営者の机上のケントです。いつも持ち歩くボールペン、あなたは何を使っていますか。私はやっぱり、なめらかな書き味がクセになるジェットストリームが手放せません。

ところで、ジェットストリームの歴代モデルやその歴史について気になったことはないでしょうか。これまでどんな進化を遂げてきたのか、過去にサンキューマート(390マート)で売られていたポップなデザインのものは何だったのか、そして過去の限定モデルでも今の替芯が使えるのかといった互換表など、調べてみると奥深い世界が広がっているんですよ。

今回は、そんなジェットストリームが歩んできた軌跡や、今もなお愛され続ける理由について、たっぷり語っていこうかなと思います。

  • ジェットストリームが歩んできた進化の歴史と歴代モデルの全貌
  • ビジネスから学生まで幅広い層に刺さる多様なラインナップ
  • 過去の限定軸も長く使い続けるための替芯の互換性に関する知識
  • 最新のライトタッチインクがもたらすさらに軽やかな書き味の秘密
目次

ジェットストリームの歴代モデル年表と歴史

ジェットストリームって、最初はシンプルな単色ボールペンから始まったんですが、そこから時代のニーズに合わせてどんどん進化してきたんですよね。ここ、気になりますよね。ここでは、そのバリエーションが一気に広がった歴史的な背景や、代表的な歴代シリーズがどうやって誕生したのかを振り返ってみます。

発売時期 製品・シリーズ名 / トピック 特徴・概要
2006年 ジェットストリーム(単色スタンダードモデル) 「クセになる、なめらかな書き味。」というキャッチコピーで登場。従来の油性ボールペンの常識を覆し、市場に革命を起こす。
2008年頃〜 多色・多機能ペンシリーズ ユーザーの熱烈な要望に応え、「4&1」などの多色・多機能モデルの展開が本格化。ブランドの大黒柱へと成長していく。
2011年2月 ジェットストリーム 4&1 ブライトシリーズ オーソドックスなビジネスカラーに加え、女性や若年層向けに色鮮やかなボディカラーを展開しターゲットを拡大。
2013年9月 ジェットストリーム プライム 静音性に優れた回転繰り出し式機構などを備えた、高級感と重厚感のあるハイエンドライン。ギフト市場を開拓。
2017年5月 スタンダード/3色ボールペン 新軸色 オフィスの服装の自由化やビジネスカジュアルの浸透に合わせ、柔らかく自分らしさを表現できるカラーリングを投入。
2019年12月 ジェットストリーム エッジ 油性ボールペン初となる「ボール径0.28mm」を実現。新開発のポイントチップで視認性の高い極細筆記を可能に。
2020年10月 ジェットストリーム 4&1 Metal Edition 先軸と消しゴムキャップにアルミ削り出し素材を採用。ローレット加工でホールド性とタフなデザイン性を両立。
2021年2月 JETSTREAM EDGE 0.38 / 3色モデル 限界突破のエッジシリーズに、より汎用性の高い0.38mmモデルや3色モデル(EDGE 3)を追加。
2021年12月 新3色ボールペン / 長持ちリフィル 最もよく使う黒インクを後端ノックに配置。さらに黒インクを約70%増量した環境配慮型の長持ちリフィルを新開発。
2024年3月 BAMBOO / 海洋プラスチックモデル 天然の竹材や海洋プラスチックをペン軸に再利用。SDGsや環境配慮型社会への適応をデザインの力で実現。
2024年3月 JETSTREAM Lite touch ink 搭載モデル 筆記抵抗をさらに減らした次世代インクシステム。ライフスタイルに寄り添うかろやかな書き味とニュアンスカラーの軸が特徴。
2025年1月 LAMY safari JETSTREAM INSIDE ドイツの世界的筆記具ブランド「LAMY」のサファリシリーズに、ジェットストリームインクを搭載した歴史的なコラボモデル。
2025年6月 ジェットストリーム プライム 新モデル プライムシリーズから「回転繰り出し式シングル」や「多機能ペン 3&1」に、シックで洗練された新たなラインナップを追加。
2025年12月 ピュアモルト ジェットストリームインサイド ウイスキー熟成後の樽材をペン軸に再利用する人気シリーズ「ピュアモルト」と融合した新製品を発売。
2026年2月 ライトタッチインク 4&1 スヌーピーコラボ 次世代のライトタッチインクを搭載した多機能ペンで、世界的な人気キャラクターとコラボした数量限定デザインを展開。

大定番ジェットストリームの多機能ペン4&1

画期的なインクとユーザーの熱い要望

「クセになる、なめらかな書き味。」というキャッチコピーとともに登場した初期のジェットストリームは、それまでの油性ボールペンの常識だった「重い筆記抵抗」と「インクのボテ」を根本から覆し、世界の筆記具市場にパラダイムシフトをもたらしました。単色モデルが市場で圧倒的な支持を獲得すると、すぐにユーザーからは「この画期的なインクを、1本で複数の用途をこなせる多機能ペンでも使いたい!」という強い要望が噴出したんです。文房具好きなら、お気に入りのインクをあらゆる場面で使いたいと思うのは当然の流れですよね。

ブランドの大黒柱へと成長

その声に応える形で市場に投入されたのが、黒・赤・青・緑の4色インクにシャープペンシル機構を統合した「ジェットストリーム 多機能ペン 4&1」です。このモデルは、発売から現在に至るまでブランドを支える主要シリーズの一つとなっています。仕事の資料への色分け書き込みから、手帳のスケジュール管理、さらにはシャープペンシルでのラフスケッチまで、本当にこれ1本持っておけば一日中なんとかなってしまうという安心感がすごいんですよ。

4&1モデルの魅力は、その圧倒的な汎用性と完成された重量バランスにあります。

世界中で愛される確かな実績

長時間の筆記でも疲れにくいグリップの太さや、適度な重みがあることでペン先が安定する設計は、歴代の多機能ペンの中でも頭一つ抜けているかなと思います。(出典:三菱鉛筆株式会社『ジェットストリーム 4&1 Metal Edition』プレスリリース)によると、ジェットストリームシリーズは世界で年間1億本以上販売されている大定番シリーズとのこと。その中でも4&1は人気の高い主力モデルであり、学生から社会人まで、カバンの中に必ず入っているといっても過言ではないマスターピースへと成長を遂げたのです。

進化するジェットストリームのスタンダード

事務用品からの脱却とビジネスカジュアル

オフィスで使うボールペンといえば、一昔前までは黒やネイビーといった保守的なカラーリングや、実用性重視の無機質なデザインが普通でしたよね。支給された備品のペンをそのまま使っている人も多かったんじゃないでしょうか。しかし、時代が進むにつれて職場の環境も大きく変化しました。服装の自由化やビジネスカジュアルが浸透してくると、手元で使うアイテムにも「自分らしさ」を求めるようになるものです。毎日使う道具だからこそ、気分が上がるデザインを選びたいという心理は、私も痛いほどよく分かります。

ライフスタイルに合わせたカラー戦略

三菱鉛筆はこうした市場の成熟とユーザーの心理的変化を的確に捉え、歴代モデルのデザインをアップデートしてきました。2017年頃には、(出典:三菱鉛筆株式会社『ジェットストリーム スタンダード/3色ボールペン』プレスリリース)で発表されたように、ビジネスカジュアルに適したカラーデザインを採用したモデルが次々と投入され始めたんです。オフィスカジュアルに馴染む柔らかいカラーリングは、男女問わず多くのビジネスパーソンの心を掴みました。

ペン軸の色が変わるだけで、デスク周りの印象がパッと明るくなり、仕事のモチベーションアップにも繋がります。

個性を表現するビジネスアクセサリーへ

単なる「インクを出すための事務用品」から、個人のアイデンティティやセンスを構成する「ビジネスアクセサリー」へと、ジェットストリームのスタンダードモデル自体が大きく進化しているのを感じますよ。服を選ぶようにペンの軸色を選ぶ。そんな新しい文房具の楽しみ方を提案してくれた歴代のスタンダードモデルたちは、時代を映す鏡と言えるかも知れません。

高級感あるジェットストリームのプライム

ハイエンド市場への挑戦

ビジネスシーンでの日常使いがすっかり定着したジェットストリームですが、経営層やプロフェッショナル層からは新たな要望が生まれていました。それは「大事な商談や契約の場で、お客様の前に出しても恥ずかしくない、重厚感と高級感を備えたジェットストリームが欲しい」という声です。確かに、ビシッとしたスーツで決めているのに、手元のペンがプラスチックの軽いものだと、ちょっとアンバランスに感じることってありますよね。その「所有する喜び」を満たすハイエンド市場への回答として2013年に誕生したのが、プライムシリーズです。

徹底された美学と静音性

このプライムシリーズは、単なる外装の高級化にとどまらず、操作感にまで徹底した美学が貫かれています。(出典:三菱鉛筆株式会社『ジェットストリーム プライム』プレスリリース)でも触れられていますが、特に注目したいのが「回転繰り出し式 多機能ペン3&1」の存在です。

回転繰り出し式機構の採用により、会議室など静寂が求められる環境でも、カチャカチャというノック音を響かせずにスマートにペン先を出し入れできます。

この細やかな配慮こそが、ビジネスパーソンの所作を美しく見せてくれるんですよ。適度な金属の重みが筆記を安定させ、なめらかなインクと相まって、極上の書き心地を提供してくれます。

ギフト市場を開拓した名作

また、プライムシリーズはジェットストリームの歴代ラインナップにおいて「高価格帯ギフト市場」を切り開いたという歴史的意義も持っています。進学祝いや昇進祝いといった贈答品として選ばれる権威性を獲得したことは、ブランド全体の価値を大きく底上げしました。「良いペンをもらったから、これに見合う仕事をしよう」と背筋が伸びるような、そんな特別な力を持った歴代モデルの最高峰だと言えますね。

限界突破したジェットストリームのエッジ

手帳の小型化と極細筆記への渇望

2019年末、私たちのライフスタイルはさらに変化しました。スマートフォンのスケジュールアプリと併用するために、紙の手帳はどんどん小型化・スリム化していったんです。それに伴って、極めて細かいマス目や狭いスペースに文字を書き込むための「極細字幅」への要求が急速に高まりました。「もっと細く、でもジェットストリームのようになめらかに書きたい!」というユーザーの熱い思い。しかし、油性インクの特性上、ボール径を小さくすればするほどインクの供給は難しくなり、書き味がカリカリと不快になってしまうという物理的な壁があったんです。

世界初、油性ボール径0.28mmの衝撃

その限界に挑み、油性ボールペン史上類を見ない技術的ブレイクスルーを果たしたのが「エッジ」シリーズです。(出典:三菱鉛筆株式会社『JETSTREAM EDGE 0.28』プレスリリース)などの情報からも分かる通り、三菱鉛筆は世界初となるボール径0.28mmの油性ボールペンの実用化に成功しました。正直、最初にこのニュースを聞いたときは「油性でそこまで細くしたら、さすがにかすれるんじゃないの?」と私も疑ってしまいましたよ。

新開発「ポイントチップ」の威力

でも、そこはさすがの技術力です。筆記面が見やすく、細かい作業に適したポイントチップを採用することで、その問題をクリアしたんです。従来の砲弾型とは異なり、ペン先にかけて極端にスリムに絞り込まれたこの形状は、定規を当てた精密な線引きや、極小のマス目への書き込みを行う際でも、ペン先が視界を遮ることなくクリアに見えるよう設計されています。

視界が広く取れることで、自分が今どこに筆記しているのかが正確に把握でき、ストレスフリーな極細筆記が可能です。

日本の精密加工技術の底力を見せつけられた、歴代モデルの中でも最も尖った、まさに「エッジ」の効いた一本ですね。図面の修正や細かな手帳術を駆使するプロフェッショナルにとって、手放せない相棒になっています。

操作性抜群ジェットストリームのスタイラス

アナログとデジタルの融合

スマートフォンの普及や、教育現場・ビジネス現場でのタブレット端末の導入など、世の中のデジタル化が加速する中で、筆記具にも新たな役割が求められるようになりました。「紙に書く」というアナログの行為と、「画面を操作する」というデジタルの行為。この二つをシームレスに行き来したいというニーズを満たすために開発された野心作が、この「スタイラス」モデルです。

Agファイバーチップが生み出す軽快なタッチ

ボール径0.7mmのなめらかな油性ボールペン機能の反対側、ペン尻の部分に静電容量式のタッチペン機能が融合されています。このモデルの核心技術は、なんといっても「Agファイバーチップ」です。シルバーコートされた特殊繊維を植毛したこのチップは、一般的なゴム製のタッチペンとは次元の違う、驚くほどなめらかで軽いタッチ操作を実現しているんです。画面の上を滑るようにスワイプできる感覚は、一度味わうと癖になりますよ。

B2Bの過酷な現場を支えるツールとして

さらに特筆すべきは、ペン軸に非常に高い導電性を付与した樹脂を配合している点です。導電性素材を用いたスタイラス機能により、タッチ操作を補助します 。

現場作業中にいちいち手袋を外してタブレットにサインをもらったり、在庫状況を入力したりするのは本当に手間ですよね。スタイラスは、そういった現場のリアルな悩みを解決するツールとして、オフィスワーカーだけでなく、B2Bの最前線でも確固たる地位を築きました。歴代モデルの中で、最も働く環境を選ばないタフなペンだと言えるかも知れませんね。

ジェットストリームの歴代製品が持つ魅力

歴代のモデルを振り返るだけでもワクワクしますが、ジェットストリームの本当のすごさは「過去の成功や歴史にあぐらをかかない」ところにあると私は思っています。常に新しい素材に挑戦したり、若者向けのポップカルチャーと融合したり、最新のインク技術を惜しげもなく投入したりと、私たちの期待を良い意味で裏切り続けてくれるんですよね。ここからは、読者の皆さんがもっとジェットストリームを好きになるような、奥深い魅力をお伝えしますよ。

若者向け サンキューマートのジェットストリーム

学生たちの口コミと熱狂

ジェットストリームと聞くと、ビジネスパーソンが会議室で使っている堅実なペン、というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、実は若年層、特に中高生の間でも爆発的な人気を誇っているんです。その火付け役となったのが、サンキューマート(390マート)のような10代から20代前半をターゲットにした均一価格帯の雑貨店で展開されたモデルたちです。学生時代に、自分の好きなキャラクターがプリントされたジェットストリームを握りしめて勉強に励んだという人も多いんじゃないでしょうか。

安価でありながら妥協のない高品質

この若者向けモデルのすごいところは、外見はポップで可愛いのに、中身は大人たちが使っているのと同じ、あの「最高になめらかなインク」がしっかり搭載されていることです。安価なキャラクターペンは書き味がイマイチ……という当時の常識を打ち破り、「可愛くて、しかもめちゃくちゃ書きやすい!」という強烈な口コミを学生たちの間に生み出しました。

この時期にジェットストリームの書き味を知った学生たちは、大人になっても「やっぱりペンはジェットストリームじゃなきゃ」と指名買いをする強力なファンへと成長していきます。

将来のファンを育てる戦略

過去にサンキューマートで売られていた限定デザインなどは、今でも「あの時のあのデザインがもう一度欲しい!」とフリマアプリなどで探す人がいるほど、深く記憶に刻まれています。高級志向のプライムシリーズがブランドの「天井」を高くしたのだとすれば、こうした若年層向けのコラボモデルは、ブランドの「裾野」を圧倒的に広げた歴代の功労者と言えますね。遊び心と実用性を兼ね備えたこの系譜も、絶対に外せない魅力の一つです。

最新ジェットストリームのライトタッチインク

なめらかさから「かろやかさ」への進化

2024年、ジェットストリームの歴史を塗り替えるようなビッグニュースが飛び込んできました。それが、新開発の「ライトタッチインク(JETSTREAM Lite touch ink)」の登場です。(出典:三菱鉛筆株式会社『JETSTREAM Lite touch ink登場』プレスリリース)でも大々的に発表されましたが、これは単なるマイナーチェンジではありません。従来のインクが圧倒的な「なめらかさ」を武器としていたのに対し、このインクは筆記抵抗をさらに極限まで減らし、より「かろやか」な書き心地を実現した次世代のシステムなんです。

現代人のライフスタイルに寄り添う

なぜ今、さらなる軽さが求められたのでしょうか。それは現代人のライフスタイルや価値観の変化が関係していると私は考えています。情報過多でせわしない現代において、人々はより「自分らしく自然体で心地よい生活」を求めるようになっています。筆記具に対しても、肩肘張って強い力を込めて書き殴るのではなく、思考の妨げにならない限りなく摩擦の少ない軽快なタッチが求められているんですよね。

力を入れずにスラスラとペン先が走るため、長時間のブレインストーミングやジャーナリングでも手が疲れにくく、アイデア出しに最適です。

視覚的にも「かろやか」なニュアンスカラー

そして素晴らしいのが、このライトタッチインク搭載モデルの「軸色」です。かつてのパキッとした原色系やメタリックなビジネスカラーとは異なり、ライトブルー、シェルホワイト、セージといった、生活に調和するニュアンスカラーが意図的に採用されています。インクの持つ「かろやかさ」という物理的な特性を、視覚的にも表現した高度なプロダクトデザインですよね。生活空間にスッと溶け込むこの新しい歴代モデルは、まさに現代の私たちのために作られた究極のリラックスツールかなと思います。

大人気なジェットストリームの限定モデル

争奪戦必至の圧倒的なカラーバリエーション

文房具好きの心を最も激しく揺さぶるのが、定期的に投入される「限定色」や「コラボレーションモデル」です。特に多機能ペンの「4&1」においては、ターゲット層の拡大に伴って、オリーブグリーンやミストブルー、ウォームピンクなど、透明感のあるくすみカラーからビビッドな色合いまで、圧倒的な色数が市場に投入されてきました。オンラインショップや文具店では、お気に入りの色を見つけて名入れギフトとして注文する人も多く、人気色はあっという間に品薄になってしまう激しい争奪戦が繰り広げられているんですよ。

環境への配慮とマテリアル・イノベーション

最近の限定モデルで特に注目したいのが、素材そのものに革新をもたらしたモデルたちです。成長が早く潤沢な天然資源である竹材をペン軸に使用した「BAMBOO」や、海洋プラスチックを回収して再利用したモデルなどは、企業のSDGsへの取り組みを形にしたものです。単に「書きやすい」という機能的価値だけでなく、「環境に配慮したものを使っている」という情緒的・倫理的な価値を提供してくれるこれらのモデルは、ジェットストリームの歴代史において画期的なマイルストーンとなりました。

三菱鉛筆がLamyを子会社化——歴史的M&Aが生んだコラボ

歴代モデルの歴史において、最も国際的でセンセーショナルな出来事として特筆すべきは、ドイツの世界的筆記具ブランド「LAMY(ラミー)」との関係強化です。 三菱鉛筆は2024年2月、LAMYを運営するC. Josef Lamy GmbHの全株式を取得し、連結子会社化を発表しました。 単なるコラボレーションではなく、グループとして迎え入れるという大きな決断です。 Lamy社のブランド力・デザイン力と、三菱鉛筆の技術力を融合させることで、これまでにない革新的な商品を生み出していくことが狙いとされています。

その第一弾として2025年1月29日に発売されたのが、LAMY safari JETSTREAM insideです。 世界中で愛されるLAMYサファリの象徴的なデザインはそのままに、内部機構として日本の誇るジェットストリームインクを搭載した、まさに夢のハイブリッドモデルと言えます。

LAMYサファリが持つ普遍的な魅力との融合

1980年の発売以来、世界中の筆記具ファン、特に若年層から支持を集めてきたLAMYサファリ。 三角形断面のグリップによる握りやすさ、軽量かつ耐衝撃性に優れた樹脂製ボディ、そして象徴的な金属クリップ——そのすべてはそのままに、書き味だけを「あのジェットストリームインク」にアップデートできる。 これは長年のジェットストリームファンにとっても、LAMYファンにとっても、願ってもない一本です。 ビスタ・ブルー・レッドといった定番カラーに加え、期間限定カラーも展開されており、発売後すぐに大きな話題を呼びました。

グローバルブランドとの融合が示す、これからの可能性

このLAMY子会社化とその第一弾商品『LAMY safari JETSTREAM inside』は、ジェットストリームの歴代史において画期的なマイルストーンです。 これまで日本国内を中心に、あるいは輸出という形で世界に届けられてきたジェットストリームのインク技術が、ドイツ発のグローバルブランドのボディに宿ることで、まったく新しい層のユーザーへとリーチしていく——そんな未来への布石でもあります。

さらに、2025年のピュアモルトとの融合や、2026年のピーナッツ(スヌーピー)コラボなど、常に話題性のある限定モデルを提供し続けてくれています。 限定品という一期一会の出会いと、ブランドの枠を超えた新展開が重なり合う、ジェットストリーム沼の深さを改めて感じますね。

ジェットストリームの替芯に関する互換表

長期使用を前提としたユーザーファーストな設計

過去に買った高価なプライムシリーズや、苦労して手に入れた限定コラボのペン軸。「インクが切れたら終わり」「新しいインクが出たから古い軸はもう使えない」なんてことになったら悲しすぎますよね。でも安心してください。ジェットストリームの替芯(リフィル)に関する最大の魅力は、その強力な下位互換性にあります。三菱鉛筆は、新しいペン軸を売りつけるために過去の規格を切り捨てるような、ユーザーを無視した計画的陳腐化を一切行っていません。

以下の表は、歴代の主要なペン軸と替芯の互換性に関する傾向をまとめたものです。記載の情報はあくまで一般的な目安ですので、ご購入や換装を行う際は、(出典:三菱鉛筆株式会社『ジェットストリーム替芯 互換表』)などの公式情報を必ずご確認ください。また、万が一の不具合など、最終的な判断は専門家にご相談ください。

歴代モデルのリフィル互換性マトリクス

代表的な歴代ペン軸品番 最新Lite touch ink
(SXR-L 0.5/0.7)
極細ボール
(SXR-38)
スタンダードインク
(SXR-5/7/10)
互換性の特徴と運用
SXN-PM-05 (プライム系) 適合 適合 SXR-5標準装備、他も適合 初期装備は0.5mmだが、最新のかろやかなインクへの換装や極細化が可能。
SXN-2200系 (高価格帯) 適合 適合 SXR-5, 7標準、他適合 長期使用を前提とした設計であり、インクの世代交代にも完全対応。
SXN-1000-07 (アルファゲル) 適合 適合 SXR-7標準装備、他も適合 疲労軽減モデル。ライトタッチインクとの組み合わせで究極の軽快筆記を実現。
SXN-250-07 (初期派生型) 適合 適合 SXR-7標準装備、他も適合 比較的初期のモデルでも規格が統一されているため現役で運用可能。
SXN-LS系 (最新軸) SXR-L標準装備 適合 適合 ライトタッチインク搭載の最新軸。あえて過去の重めのインクに戻す逆換装も物理的に可能。

インクだけを最新テクノロジーへアップデート

この互換表が示している事実、本当にすごいと思いませんか。例えば、2024年に登場した最新のライトタッチインク(SXR-Lシリーズ)が、何年も前に発売されたアルファゲルグリップ搭載のSXN-1000や、高価格帯のSXN-2200といった歴代の名作にそのまま適合するんです。過去に思い入れをもって購入した限定軸が、中身だけを最新のテクノロジーへとアップデートしながら永遠に使い続けられる。これこそが、私たちがジェットストリームブランドに熱狂的なロイヤリティを抱く最大の源泉なんだと強く感じますね。

ずっと愛されるジェットストリームの歴代

単なる道具を超えた存在への昇華

さて、ここまで「ジェットストリーム 歴代」という視点で、その進化の歴史や各モデルの魅力、そして実用的な替芯の互換性に至るまで、たっぷりと語ってきましたが、いかがだったでしょうか。初期のシンプルな単色モデルから始まり、多機能化、高級化、限界突破の極細化、そして最新のかろやかなライトタッチインクへと至る道程は、単なる文房具の進化史ではありません。それは、社会背景の変化や私たちユーザーの「こんなペンがあったらいいな」という願いに、日本の技術力が真摯に応え続けてきた軌跡そのものです。

多様なペルソナを満たす懐の深さ

ビジネスの最前線で戦うためのプライムシリーズ、過酷な現場を支えるスタイラス、手帳術を極めるためのエッジ、そして若者の心を掴むポップなコラボモデル。ジェットストリームは、年齢や職業、性別を超えて、すべての人の自己表現や課題解決のツールとして寄り添ってくれています。「歴代」というキーワードは過去を振り返るものですが、互換性のある替芯によって常に最新の「現在地点」にアップデートされ続けることで、その歴史は完成するのだと私は確信しています。

環境に配慮した素材選びや、グローバルブランドとの融合など、ジェットストリームはこれからも私たちの想像を超えて進化していくはずです。

あなただけの歴史を刻んでください

あなたのお手元にあるそのジェットストリームも、実は数十年にわたる技術の結晶と、数え切れないほどのユーザーの思いを背負った特別な一本です。過去の限定デザインを大切にしつつ、気分に合わせてインクの太さや種類をカスタマイズして、ぜひあなただけの「歴代最高の一本」を育ててみてください。これからも、ジェットストリームと一緒に、日々の生活をより豊かで心地よいものにしていきましょう。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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