システム手帳を手に入れて、さあ中身をそろえようと売り場やネットショップを開いた途端、リフィルの種類の多さに手が止まった経験はありませんか。マンスリーにウィークリー、方眼に無地、ポケットにインデックス。メーカーもいくつもあって、そもそもどれが自分の手帳に入るのかさえ分からなくなりがちです。
システム手帳のリフィルを調べ始めると、A5やバイブルサイズ、ミニ6といったサイズ別のおすすめ、他社のリフィルとの互換性、ダイソーなど100均のリフィルで足りるのか、かわいいデザインはどこで探せるのか、パンチを使った自作の方法まで、知りたいことが次々に出てきます。どこから手をつければいいのか迷うのも無理はないですよね。
先に私の答えを書いておきます。リフィル選びの最初に見るのは、柄ではなくサイズと穴です。同じサイズなら他社のリフィルも基本は使えますが、100均のものは穴の位置と紙の厚さを確かめてから買うと安心。そして最初にそろえるのは、メモ(方眼・無地)とマンスリーの2種類で足ります。私は15年ほど前にA5のシステム手帳を使っていて、中身はマンスリーとメモが中心でした。
この記事では、レイメイ藤井やアシュフォード、ダイソーといったメーカー・販売元の公式情報をもとに、サイズと穴の見分け方から、定番メーカー・100均・自作の使い分けまでを整理します。私が手帳にどんなリフィルを入れていて、何を買わなくなったのかも交えてまとめました。
- A5・バイブル・ミニ6のサイズと穴の違い
- 他社のリフィルが使える条件と3つの例外
- 最初にそろえるリフィルの組み合わせと枚数の目安
- 定番メーカー・100均・自作の使い分け
システム手帳のリフィルは柄よりサイズと穴
リフィル選びでよくある失敗が、気に入った柄や紙を買ってきたのに、手帳のリングに綴じられないことです。この章では、まずサイズと穴の仕組みを押さえ、他社のリフィルが使える条件と例外、サイズごとの向き不向きを見ていきます。そのうえで、最初に何を入れればいいのかを私の使い方も交えてお話しします。
A5・バイブル・ミニ6の穴の違い
システム手帳の主なサイズは、A5・バイブル(聖書サイズ)・ミニ6(ポケットサイズ)の3つです。この3つはどれも穴が6つなので、一見すると同じ規格に見えます。ところが、穴の並び方はサイズによって違います。
レイメイ藤井(ダ・ヴィンチ)の説明では、A5とバイブルは6つの穴が上に3つ・下に3つと分かれて並び、ミニ6は6つの穴が均等に並んでいます。さらにA5とバイブルは、同じ「上3つ・下3つ」でも、上の3穴と下の3穴のあいだの距離がサイズごとに違います。隣り合う穴どうしの間隔は共通でも、グループのあいだが合わないので、違うサイズのリフィルはそのままではすべてのリングに通りません。
| サイズ | リフィルの大きさ(目安) | 穴の数 | 穴の並び方 |
|---|---|---|---|
| A5 | 148×210mm | 6穴 | 上3つ・下3つ |
| バイブル(聖書) | 95×170mm | 6穴 | 上3つ・下3つ(A5とは上下のあいだの距離が違う) |
| ミニ6(ポケット) | 幅76〜80×126〜127mm | 6穴 | 6つが均等 |
| M5(マイクロ5) | 62×105mm | 5穴 | 5つが均等 |
| HB×WA5 | 148×170mm | 6穴 | アシュフォードの規格。縦はバイブル、横はA5 |
寸法はレイメイ藤井とアシュフォードの公式表記をもとにした目安です。サイズの名前はバインダーの外寸ではなく、中に入れるリフィルの大きさで呼びます。同じバイブルでも、リングの太さや留め具で本体の大きさは変わるので、本体の見た目だけでサイズを判断しないようにしましょう。
ルーズリーフとは別の規格
つまずきやすいのが、A5のルーズリーフとの違いです。紙の大きさはどちらも148×210mmですが、A5のルーズリーフは長い辺に20個の穴が並ぶ規格で、6穴のシステム手帳とは穴の数も位置も違います。紙の大きさが同じでも、そのままでは綴じられません。
サイズが分からない手帳は穴を測ってから
人からもらった手帳や、ブランド名の分からない古いバインダーだと、サイズが分からないこともありますよね。その場合は、リングの数と並び方を見て、上下に分かれているならリングのいちばん上からいちばん下までの長さを定規で測ります。手元にリフィルが1枚でも残っていれば、その紙の縦横の寸法を測るのが確実です。測った数字を、買いたいリフィルのパッケージや商品ページの寸法と照らし合わせてから買えば、穴が合わない失敗はまず防げます。
バイブルサイズは他社との互換性を確認
手帳を買ったメーカーと違うメーカーのリフィルを入れていいのか、気になるところです。結論から言うと、同じサイズの規格どうしなら、他社のリフィルも基本は使えます。
アシュフォードは公式サイトで、組み合わせるリフィルは同じサイズなら他メーカーのものでも構わない、と案内しています。同社の製品企画の担当者も書店の取材記事で、ダイアリーはアシュフォード、ノートはKNOXといった組み合わせ方に触れていました。メーカーの人がそう言ってくれるのは心強いですね。
なかでもバイブルは、リフィルを出しているメーカーが多いサイズです。アシュフォードも、リフィルの種類が最も多いサイズとしてバイブルを紹介しています。選べるメーカーが多いぶん、他社のリフィルと組み合わせる場面も増えるので、互換性の確かめ方を知っておくと買い物がぐっと楽になりますよ。
私自身も、手帳に入れたリフィルで、穴が合わない・紙がはみ出すといった困りごとは特にありませんでした。気になったのはむしろ見た目のほうで、色や模様がそろっていないのが嫌だったんです。このあたりは「かわいいリフィル」の節でもう一度触れます。
買う前に見るのは「サイズ名」より「寸法」
互換性を確かめるときは、パッケージのサイズ名だけでなく、ミリ単位の寸法まで見るのがおすすめです。バイブルは95×170mmと表記されることが多いものの、171mmと書くメーカーもあります。外寸の表記が1mmほど違っても、同じサイズ名で穴の数と並び方がそろっていれば綴じられることが多いですが、バインダーぎりぎりの大きさだと、端がわずかにのぞくことはあり得ます。
他社のリフィルを買う前の確認
- サイズ名(A5・バイブル・ミニ6・M5)が手帳と同じか
- 穴の数(6穴か5穴か)が同じか
- リフィルの縦横の寸法(mm)が手持ちのリフィルとほぼ同じか
この3つがそろっていれば、メーカーをまたいでも困ることは少ないはずです。
穴が合っても違いが出るところ
サイズと穴がそろっていれば綴じることはできますが、メーカーが変わると次のような違いは残ります。機能の問題というより、使い心地や見た目の差だと考えてください。
| 違いが出るところ | 起きやすいこと | 対処の目安 |
|---|---|---|
| 紙の色 | 白とクリーム色が混ざり、開いたときにまだらに見える | どちらかの色に寄せて買う |
| 罫線・方眼の幅 | 5mm方眼と2mm方眼などが混ざり、書く文字の大きさがそろわない | メモは同じ罫の種類で買い足す |
| 紙の厚さ | 同じ枚数でもリングに入る量が変わる。薄い紙は裏抜けしやすいことも | リングの余裕と使うペンで選ぶ |
| インデックスの耳 | 耳の位置や幅が違い、段がずれる | インデックスは同じメーカーでそろえる |
とくに紙の色は、混ぜてから気づきやすいポイントかなと思います。メモとマンスリーでメーカーを分けるなら、紙の色だけでもそろえておくと、手帳を開いたときのまとまりが違ってきますよ。
ただし、同じサイズ名でも例外があります。次の節で3つ紹介しますね。

ミニ6の幅と独自規格の例外に注意
「同じサイズなら使える」には、知っておきたい例外が3つあります。どれも、買ってから気づいて困るタイプのものです。
例外1:ミニ6は幅がメーカーで違う
ミニ6は、高さが126mm前後(レイメイ藤井・アシュフォード・ダイソーは126mm、KNOXやプロッターは127mm)で、横幅がメーカーによって76mmと80mmに分かれています。公式の表記では、レイメイ藤井が幅76mm、アシュフォードやダイソーが幅80mmです。穴の位置は合うので綴じられますが、4mmの差があると、幅の狭い手帳に80mmのリフィルを入れたとき、表紙から紙がはみ出すことがあります。逆に76mmのリフィルを80mmに合わせた手帳に入れると、ページの端がそろわず見た目がちぐはぐになります。
通販で買うときは、商品ページの寸法欄で「80×126mm」か「76×126mm」かを確かめましょう。ダイソーのように「B7ミニ6」とサイズ名で書かれている商品もあるので、寸法の欄まで見ておくと安心。手持ちのミニ6のリフィルが1枚あれば、その幅を定規で測ってから選ぶと迷いません。
なお、M5(マイクロ5)は5つの穴が均等に並ぶ規格なので、6穴の手帳とはそもそも穴の数が違います。小さいサイズどうしでも、ミニ6とM5は別物と覚えておきましょう。
例外2:ジャストリフィルサイズの手帳
レイメイ藤井などには、バインダーの外寸をリフィルぎりぎりまで詰めた「ジャストリフィルサイズ」の手帳があります。持ち歩きやすい反面、他社の幅広のインデックスやファスナーポケットを入れると、端がはみ出して閉じにくくなることがあります。メモやマンスリーなど普通の紙なら問題になりにくく、気をつけたいのは耳の付いたインデックスや、厚みのある収納系のリフィルです。
例外3:独自規格の手帳
ブランドによっては、穴の数や紙の幅が一般的なシステム手帳と違う独自の規格を採っていることがあります。たとえばフランクリン・プランナーは、サイズによって穴の数や横幅が一般的なものと違うと案内されています。こうした手帳には、基本的にそのブランド専用のリフィルを合わせます。
他社リフィルで困りやすい3つの例外
- ミニ6の幅は76mmと80mmの2通りある
- ジャストリフィルサイズの手帳は、幅広のインデックスやポケットがはみ出しやすい
- 独自規格のブランドは、専用のリフィル以外は合わないことがある
迷ったら、手帳を買ったお店の店員さんに本体を見てもらうのも手です。文具店の手帳売り場なら、サイズや規格をその場で確かめてくれることが多いですよ。
A5・バイブル・ミニ6を用途で選ぶ
すでに手帳を持っているなら、リフィルのサイズは手帳に合わせる以外にありません。ここで迷うのは、これから本体とリフィルを一緒にそろえる人ですよね。それぞれのサイズの向いている使い方を整理しておきます。
| サイズ | 向いている使い方 | リフィル選びの特徴 |
|---|---|---|
| A5 | 机に広げてたっぷり書く。A4の資料を半分に折って挟む | 1ページに書ける量が多い。持ち歩きにはやや大きい |
| バイブル | 持ち歩きと書く量のバランスを取りたい | リフィルの種類がもっとも多く、選択肢に困らない |
| ミニ6 | ポケットや小さなバッグに入れて持ち歩く | メモ帳代わりに向く。幅の違い(76mm/80mm)に注意 |
アシュフォードは公式サイトで、バイブルを「リフィルの種類が最も多いサイズ」と紹介しています。迷ったらバイブル、というのは一つの目安になります。
私が使っていたのはA5でした。予定の管理がスマホに移ってからは、ルーズリーフ代わりのメモとして使っていて、1ページに書ける量が多いA5はその用途に合っていたと思います。机の上で書くことが多い人や、仕事のメモをたっぷり取りたい人には、A5も十分に選択肢に入ります。
迷ったときの決め方
まだ本体を持っていないなら、次の2つを自分に聞いてみると決めやすくなります。
- 手帳をどこで開くことが多いか(机の上か、外出先か)
- 1日に書く量はどれくらいか(数行のメモか、1ページ近く書くか)
机の上でたくさん書くならA5。外でも開き、書く量はそこそこならバイブル。ポケットから出してさっと書く程度ならミニ6、という分け方が目安です。マンスリーやメモのような基本のリフィルは、どのサイズでも見つけやすいので、中身の面で大きく困ることはあまりありません。
ナローとM5という選択肢
3つのほかに、バイブルと同じ縦の長さで横幅を細くした「ナロー」や、ミニ6よりさらに小さいM5(マイクロ5)もあります。ナローは細身で持ち歩きやすい形、M5は手のひらに収まるメモ帳のようなサイズです。ただ、リフィルの種類は主要3サイズに比べると少なめなので、最初の1冊なら主要3サイズから選ぶほうが中身をそろえやすいかなと思います。
リフィルを買える場所
サイズによって、買える場所の選びやすさも少し変わります。地域の小さな書店や文具店では、定番のバイブルしか置いていないこともあります。A5やミニ6、特定のブランドのリフィルを探すなら、ロフトやハンズのような大型の文具売り場か、楽天市場・Amazonなどのネット通販のほうが見つけやすいはず。同じリフィルを繰り返し買うなら、通販でまとめて補充するのも手ですね。
サイズそのものの実寸や、綴じ手帳のB6とバイブルの違いまで比べたい人は、手帳のサイズで失敗しない選び方|A5とバイブル・B6を比較で詳しくまとめています。

最初はメモとマンスリーの2種類で足りる
サイズが決まったら、次は何を入れるかです。リフィルは大きく分けると、次の3つの系統があります。
| 系統 | 主なリフィル |
|---|---|
| スケジュール系 | 年間・月間(マンスリー)・週間・1日1ページ |
| ノート・メモ系 | 方眼・横罫・無地・ドット・ToDo |
| 収納・アクセサリー系 | インデックス・クリアポケット・ファスナーポケット・名刺入れ・定規(下敷き) |
種類が多いので、最初から一式そろえたくなるかもしれません。ただ私の考えとしては、最初はメモ(方眼・無地)とマンスリーの2種類で足ります。週間や1日1ページは、毎日書くつもりで入れても空白が続くと負担になりやすいからです。あくまで目安なので、予定の多さや使い方によって合う組み合わせは変わります。
私が入れていた中身
私がA5の手帳に入れていたのは、マンスリーと、罫線・無地・方眼の3種類のメモ、それに首都圏の鉄道路線図でした。メモが3種類になったのは書き分けを考えたからではなく、買い足すうちにそうなっただけです。最初から完璧な組み合わせを考えなくても、使いながら足していけば自然と自分の形になります。
予定をスマホで管理するならメモだけでもいい
予定の管理をスマホに移してから、私はマンスリーだけは新しいものを買わなくなりました。中身の変化はそれくらいで、メモはそのまま使っていました。予定をスマホのカレンダーで管理している人なら、マンスリーを省いてメモだけから始めても困らないかなと思います。リフィルを入れ替えるだけで使い方を変えられるのは、システム手帳ならではの良さですね。
これから私が仕事の商談メモ用にまた使うなら、方眼か罫線を30枚ぐらい、無地も最低10枚ぐらいは入れると思います。方眼や罫線は文字が書きやすく、無地は図でも何でも書けて便利だからです。
リングの太さは中身の量で決まる
中身を2種類に絞ると、リングが細めの手帳でも収まります。レイメイ藤井は、上質紙のリフィルを入れたときのリングの直径ごとの収納枚数の目安を公表しています。
| リング径 | 収納枚数の目安 |
|---|---|
| 8mm | 約60枚 |
| 11mm | 約70枚 |
| 15mm | 約105枚 |
| 20mm | 約155枚 |
| 25mm | 約205枚 |
| 30mm | 約265枚 |
紙の厚さによって入る枚数は変わるので、一般的な目安として見てください。メモ40枚前後にマンスリー1年分なら、リング径11〜15mmあたりで余裕を持って収まりそうです。マンスリーの書き方のコツは手帳の書き方|書かない欄を決めるだけでマンスリーもレフト式も続くでまとめています。
日付入りのマンスリーは、レイメイ藤井(ダ・ヴィンチ)のように各サイズで出しているメーカーが多く、A5・バイブル・ミニ6のどれでも見つけやすい種類です。

システム手帳のリフィルのおすすめと買い方
入れる中身が決まったら、どこの何を買うかです。この章では、定番メーカーのメモとマンスリーの特徴、かわいいリフィルの選び方、100均のリフィルを買うときの確かめ方、自作の方法を順に紹介します。最後に、ポケットなどの収納系を足すタイミングと、私がしていたリフィルの使い方の工夫もお伝えしますね。
定番メーカーのメモ・マンスリーと紙質
毎日書くメモや、1年使うマンスリーは、紙の質で書き心地が変わります。システム手帳のリフィルでよく名前が挙がるのは、次の4つのブランドです。
| ブランド(メーカー) | 主なサイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| ダ・ヴィンチ(レイメイ藤井) | A5・聖書・ポケット | 薄くて裏抜けしにくいトモエリバーを使ったリフィルと、枚数の多い徳用ノートがある。クリーム色の紙も選べる |
| KNOX(デザインフィル) | A5・バイブル・ミニ6など | オリジナルの筆記用紙を使い、万年筆でもにじみにくいとされる |
| アシュフォード | A5・HB×WA5・バイブル・ミニ6・M5など | メモ、スケジュール、収納など用途別に分けたシリーズが豊富。サイズ展開が広い |
| プロッター(デザインフィル) | A5・バイブル・ミニ6など | 天のりで綴じたメモパッド。ノートのように書いて、必要なページだけ切り離して綴じられる |
アシュフォードは公式オンラインストアで、リフィルを手帳のサイズ別や種類別に探せるようにしています。目的から探せるので、次に何を足せばいいか迷ったときにも見やすいですよ。
値段の目安は、メーカー品のメモのリフィルで数百円台からです。徳用タイプなら1枚あたりは割安になり、紙にこだわったものほど高くなります。サイズや枚数、紙によって価格は変わります。レイメイ藤井は一部商品の価格改定を案内しているので、買う前に販売店の表示を確かめてください。
同じメモでも形で選べる
メモのリフィルは、紙のタイプや綴じ方でもいくつかに分かれます。何を重視するかで選ぶと迷いにくくなります。
| タイプ | 例 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 徳用(枚数の多いパック) | ダ・ヴィンチ 徳用ノート | 気兼ねなくどんどん書きたい |
| 薄い紙 | ダ・ヴィンチのトモエリバーのリフィル | 同じリングに多めに綴じたい |
| にじみにくさをうたう紙 | KNOXのメモ | 万年筆や水性ペンで書く |
| 天のりのメモパッド | プロッター リフィルメモパッド | リングを気にせず書いて、後から綴じたい |
万年筆やゲルインクを使うなら紙で選ぶ
書くペンによっては、紙の違いがはっきり出ます。万年筆やインクの多いゲルインクボールペンを使うなら、裏抜けしにくい紙をうたうリフィルを選ぶと、裏のページまで使いやすくなります。紙と万年筆の相性の考え方は万年筆でノートがにじむ原因は紙|裏抜けしないノートと手帳の選び方で詳しく書いています。
最初の1冊なら、メモは枚数が多く単価の安い徳用タイプから始めると、気兼ねなく書けます。方眼か無地のどちらかで迷うなら、文字中心なら方眼、図やラフを描くなら無地、と考えると選びやすいですよ。
書いてから切り離して綴じるメモパッド型は、リングを気にせず書きたい人に向いています。

かわいいリフィルは紙の色や柄も揃える
開くたびに気分が上がるリフィルを使いたい、という人も多いですよね。かわいいデザインのリフィルは、定番メーカーの中にもあります。
たとえばアシュフォードは、猫などの耳の形に切り抜いたダイカットのリフィルや、パステル調のデザインリフィルを出しています。猫耳のリフィルは公式の表示で、MICRO5サイズが税込1,980円、MINI6サイズが税込2,200円でした(2026年10月25日時点。どちらも在庫切れの表示)。マークス(MARK’S)のような雑貨系の文具ブランドからも、パステル調の色や日付なしのリフィル、家計簿・勉強の記録などの目的別のリフィルが出ています。
日付なしを選ぶと始めやすい
かわいいリフィルを選ぶなら、日付の入っていないタイプも候補に入れておくと便利です。何月からでも書き始められるので、年の途中で気分を変えたくなったときにも、ページがムダになりにくいところが良さ。家計簿や勉強の記録のような目的別のリフィルも、自分の始めたいタイミングで使い始められますよ。
柄に惹かれても、まずサイズと穴
デザインで選ぶときほど、サイズと穴の確認が後回しになりがちです。かわいいリフィルはミニ6やM5など小さいサイズで出ていることも多く、ミニ6なら幅が76mmか80mmかも見ておきたいところ。柄を選ぶのは、サイズと穴が合うと分かってからにすると失敗しません。
値段の面でも、デザインもののリフィルは普通のメモより高めです。猫耳のリフィルがMICRO5サイズで1,980円なのに対して、メーカー品のメモは数百円台から。毎日たくさん書くページは定番のメモ、気分を上げたいページだけかわいいリフィル、と役割を分けると、出費も抑えやすくなります。
混ぜるなら紙の色と模様をそろえる
私がリフィルを選ぶときは、紙の色を黄色っぽいクリーム色で統一して、なるべく模様の入っていないものにしていました。困ったことは特に無かったものの、色や模様がそろっていないのは気になって嫌だったからです。
もちろん、柄のあるリフィルが好きならそれで構いません。ただ、何種類も混ぜると見た目が散らかりやすいので、紙の色か柄のテイストのどちらかをそろえるとまとまりが出ます。白い紙とクリーム色の紙を混ぜないだけでも、手帳を開いたときの印象はだいぶ変わりますよ。
柄ものを取り入れるなら、メモの間に仕切りとして1枚ずつ挟む使い方もあります。柄のページがところどころに入るだけなら散らかった印象になりにくく、ほどよいアクセントになるはずです。

100均は穴の位置と紙の厚さを確かめる
リフィルは消耗品なので、100均で安くそろえたい人も多いはずです。100均のリフィルは使えますが、穴の位置と紙の厚さの2つを確かめてから買うのが安心です。
ダイソーで確認できるリフィル
ダイソーの公式ネットストアでは、A5・B6バイブル・B7ミニ6の3サイズでシステム手帳用のリフィルが確認できます。主な商品は次のとおりです。
- 日付入りリフィル(月間・週間。ベーシック、クラシック、厚口などのタイプ)
- メモのリフィル(罫線・方眼・無地・ドット、各48枚。A5・B6バイブル・B7ミニ6)
- A5の6リングバインダー用のクリアポケット(穴の無い袋タイプと別の商品なので、表記を確かめて選ぶ)
- システム手帳用の日付入り下敷き(B6バイブル・B7ミニ6)
- A5の6リングバインダー
ミニ6は「B7ミニ6」と表記されていて、寸法は8cm×12.6cm。メーカー品でいえば幅80mmのタイプと同じ大きさなので、幅76mmに合わせた手帳に入れるときは、はみ出しに気をつけてください。
価格はどれも税込110円です。ネットストアでは在庫なしの商品もあり、店舗によって置いている物も違います。セリアやキャンドゥにも手帳まわりの商品はありますが、公式サイトではシステム手帳用リフィルのサイズや仕様までは確認できませんでした。お店で見かけたら、次の2点をその場で確かめてみてください。
確かめること1:穴の位置とサイズ表記
100均の文具売り場には、システム手帳用のリフィルのほかに、ルーズリーフ用の20穴・26穴の紙や、推し活グッズ用の6リングファイルのリフィルなど、見た目の似た商品が並んでいます。パッケージのサイズ表記と寸法を見て、手帳と同じサイズかを確かめましょう。ダイソーなら「B6バイブル」「B7ミニ6」のように書かれています。手持ちのリフィルを1枚持っていって、穴の位置を重ねて比べるのも確実な方法です。
確かめること2:紙の厚さ
もう1つは紙の厚さです。薄い紙は、万年筆や水性ペン、スタンプを使うと裏に抜けることがあります。ダイソーの日付入りリフィルには厚口のタイプもあるので、裏抜けが気になるならそちらを選ぶ手があります。
100均とメーカー品の使い分けの目安
- 100均:サイズが合うかのお試し、クリアポケットなど収納系の補充
- メーカー品:毎日書くメモ、1年使うマンスリー
ダイソー・セリア・キャンドゥの手帳や周辺小物の違いは、手帳はダイソーで十分?100均3社の違いと周辺小物まで解説で詳しく比べています。

自作は公式テンプレートと6穴パンチで
市販のリフィルに欲しいレイアウトが無いときや、好きな紙を使いたいときは、リフィルを自作する方法もあります。必要なのは、印刷用のテンプレートと、作りたいサイズの穴をあけられるパンチの2つです。A5・バイブル・ミニ6は6穴、M5(マイクロ5)は5穴なので、パンチの対応サイズまで確かめましょう。
カール事務器の無料テンプレート
穴あけパンチを作っているカール事務器は、システム手帳のリフィル用のテンプレートを公式サイトで無料配布しています。マンスリーの見開きやウィークリー、デイリー、ToDoリスト、家計簿などがPDFで用意されていて、サイズはバイブル・A5・ミニ6・マイクロ5に分かれています。日付入りのマンスリーは年ごとに公開されていて、2026年10月時点では2026年版までなので、2027年分は公開を待つか、日付の入らないToDoリストなどから使ってみてください。ゼロからレイアウトを作らなくていいので、自作の入口としてはいちばん手軽です。
自作の手順
- テンプレートのPDFをダウンロードして、A4などの紙に印刷する
- 印刷された枠に沿って、手帳のサイズに切る
- 対応するパンチで、手帳のサイズに合わせた位置に穴をあける(A5・バイブル・ミニ6は6穴、M5は5穴)
- 手帳のリングに綴じる
紙はコピー用紙でも作れます。万年筆や水性ペンで書くなら、少し厚めの紙やにじみにくさをうたう紙を選ぶと、裏まで使いやすいですよ。印刷したあとはインクが乾いてから切ると、こすれて汚れにくくなります。テンプレートを使う前に、配布ページの利用条件にも目を通しておきましょう。
6穴パンチを選ぶ
普通の2穴パンチで6つの穴の位置をきれいにそろえるのは難しいので、システム手帳用のパンチを1台用意すると楽です。主な選択肢を挙げておきます。
| 商品(メーカー) | 特徴 |
|---|---|
| リフィルメーカー GP-6(カール事務器) | A5・バイブル・ミニ6・M5の穴をあけられる据え置き型。公式テンプレートと組み合わせやすい |
| 3サイズ6穴パンチ DR1300(レイメイ藤井) | A5・聖書・ポケットの3サイズの穴あけに対応。厚さ6mmの薄型で、A5・聖書サイズの手帳には取り付けて持ち歩ける |
| 6穴パンチ 移動式 PU-462(オープン工業) | パンチの刃をスライドさせてサイズを切り替える金属製の据え置き型 |
家で何枚もまとめて穴をあけるなら据え置き型、外出先でもらった資料をその場で綴じたいなら携帯型、と考えると選びやすいかなと思います。一度にあけられる枚数は機種によって違い、販売店の表記ではコピー用紙で2〜5枚ほどのものが多いようです。まとめて作るつもりなら、買う前に商品ページで確かめてください。
表紙のデコレーションなど、手帳の手作りをどこまでやるかの決め方は手帳の手作りは全部やらなくていい?中身と見た目の分け方とはで整理しています。
公式テンプレートと組み合わせて作るなら、A5・バイブル・ミニ6・M5の4サイズの穴をあけられるリフィルメーカー GP-6 が1台あると手軽です。

ポケットは後から足しメモは外して書ける
メモとマンスリーで使い始めたら、収納系のリフィルは必要になってから1つずつ足すのがいいかなと思います。最初から詰め込むとリングが窮屈になり、ページがめくりにくくなるからです。
| リフィル | 役割 | 足すタイミングの例 |
|---|---|---|
| インデックス | 仕事・家・趣味などでページを仕切る | メモが増えて探しにくくなったとき |
| クリアポケット | チケットやカード、小さな紙を入れる | 挟みたい紙が出てきたとき |
| ファスナーポケット | 付せんや切手など、落としたくない小物を入れる | 小物を持ち歩くようになったとき |
| 名刺入れ | 名刺をまとめて持つ | 商談などで名刺をよく受け取るとき |
| 定規(下敷き) | しおり代わり。書くときの下敷き | 今日のページをすぐ開きたいとき |
収納系を足すときの注意
ポケット類は紙よりも厚みがあるので、1つ足すだけでもリングの中は意外と埋まります。前の章のリング径の表は上質紙の枚数の目安なので、ポケットを足すならそのぶん余裕を見ておきましょう。ジャストリフィルサイズの手帳に他社の幅広のポケットを入れると、端がはみ出すこともあります。
まず試すなら、ダイソーのクリアポケットのような税込110円のものから入れてみて、使い道が固まってからメーカー品に替えるのも一つの方法です。
書き込む紙だけでなく、見るための情報を入れておけるのもシステム手帳の便利なところです。私は首都圏の鉄道路線図を入れていました。よく見る情報を1枚入れておくと、手帳を開くだけで確かめられます。
右ページだけ使い、左は外して書く
システム手帳を使っていてつらいのが、リングが手に当たって左ページが書きにくいことです。私は普段は右ページだけを使い、左ページに書くときはリフィルをリングから外して書いていました。
綴じ手帳と違って、書きにくいページは外してしまえばいいのがシステム手帳です。リングの上で無理に書かず、1枚外して机に置けば、左右どちらの面も普通の紙と同じように書けます。書き終わったら元の位置に綴じ直すだけです。プロッターのメモパッドのように、書いてから切り離して綴じるタイプを選ぶのも、同じ悩みへの答えになります。
中身を詰め込みすぎないことも、書きやすさにつながります。リフィルが増えると太いリングが必要になり、そのぶん手に当たる部分も大きくなるからです。メモとマンスリーの2種類から始めると、この点でも身軽ですね。
システム手帳のリフィルは用途で買い分ける
最後にまとめます。システム手帳のリフィル選びは、柄より先にサイズと穴を確かめるところから始まります。そのうえで、毎日書くものはメーカー品、お試しや収納系は100均、市販に無いレイアウトは自作、と用途で買い分けるのが私の考えです。
| 買い方 | 向いているリフィル | 買う前に確かめること |
|---|---|---|
| 定番メーカー | 毎日書くメモ、1年使うマンスリー | 紙の色、罫の種類、使うペンとの相性 |
| かわいいリフィル | 気分を上げたいページ、仕切り代わり | サイズと穴、ミニ6なら幅 |
| 100均 | サイズのお試し、クリアポケットなどの補充 | サイズ表記、紙の厚さ |
| 自作 | 市販に無いレイアウト、好きな紙 | テンプレートのサイズ、6穴パンチの対応サイズ |
この記事の結論
- 最初に見るのは柄ではなく、サイズ(A5・バイブル・ミニ6など)と穴の並び方
- 同じサイズなら他社のリフィルも基本は使える。ミニ6の幅・ジャストリフィルサイズ・独自規格は例外
- 100均のリフィルは、穴の位置(サイズ表記)と紙の厚さを確かめてから
- 最初にそろえるのはメモ(方眼・無地)とマンスリーの2種類で足りる。予定をスマホで管理するならメモだけでもいい
- ポケットやインデックスは、必要になってから1つずつ足す
迷ったら、手帳のサイズと穴を確かめる、メモとマンスリーを1つずつ選ぶ、使いながら収納系や好きな柄を足す、の順で進めてみてください。この順番なら、大きな失敗はしにくいはずです。
私も最初からきっちり組み立てたわけではなく、マンスリーとメモを入れ、メモを買い足し、予定がスマホに移ったらマンスリーを買わなくなった、という流れでした。中身を入れ替えながら、そのときの自分に合う形にしていけるのがリフィルの良さです。
リフィルだけでなく、手帳そのものを選び直したい人は、手帳のおすすめ2027|文具マニアが選ぶ後悔しない選び方で手帳全体の選び方を紹介しています。
リフィルの寸法や価格、取り扱いはメーカーや時期によって変わることがあります。正確な情報は各メーカーや販売店の公式サイトをご確認ください。手持ちの手帳に合うか判断がつかないときは、文具店の手帳売り場で本体を見てもらうのが確実です。

