手帳を選ぼうとネットや店頭を見て回ると、A5、バイブル、B6、ミニ6、パスポートサイズと、似たような呼び方がいろいろ出てきて、結局どれを選べばいいのか分からなくなること、ありませんか。手帳サイズ 一覧で検索しても大きさのイメージが湧かなかったり、システム手帳のサイズと普通の手帳のサイズがごちゃまぜになっていて混乱したり。私自身、最初にシステム手帳を選んだときは、バイブルサイズとB6って同じくらいの大きさじゃないの、と勘違いしていました。
結論から言うと、手帳サイズは「呼び名」ではなく実寸のmm数で比べるのがいちばん確実です。そのうえで、鞄への入り方や書く量、そしてあとから中身やカバーを買い替えられるかどうかまで見ておくと、後悔しにくい選び方ができます。
この記事では、A5・バイブル・B6・A6・ミニ6・パスポートサイズといった手帳サイズを実寸で比較したうえで、手帳サイズ 人気の傾向や、リフィル・カバーの入手しやすさまで、2026年9月2日時点で確認できた情報をもとに整理しました。「結局どのサイズを選べばいいの」と迷っている方は、ここでまとめて解消してもらえたらと思います。
- A5・バイブル・B6など主要な手帳サイズの実寸
- 似ているようで違う判型の見分け方
- 鞄や書く量に合わせたサイズの選び方
- あとからリフィルやカバーを買い替えられるかの違い
手帳のサイズ一覧|実寸で比べてわかる違い
まずは基本の実寸から整理していきます。手帳のサイズって、A5やB6のような紙の規格と、バイブルやミニ6のようなシステム手帳独自の規格が混ざっているので、名前だけで判断するとサイズ感を間違えやすいんですよね。ここでは主要なサイズをmm単位の実寸で並べて、それぞれの特徴を見ていきます。
手帳サイズの一般的な区分
手帳のサイズには、大きく分けて2つの系統があります。1つはシステム手帳規格で、中身のリフィル(用紙)を自分で差し替えられるタイプです。A5・バイブル・ミニ6(ポケット)・ミニ5の4サイズが標準として広く使われています。もう1つは綴じ手帳の判型で、A5・B6・A6のような紙の規格(A判・B判)に沿ったサイズです。こちらは中身を差し替えられず、1年ごとに1冊を使い切る形が基本になります。
私の考えとしては、まず自分が欲しいのは「システム手帳」なのか「綴じ手帳」なのかを決めてから、サイズの話に入るのがいちばん迷いにくいかなと思います。店頭で「B6」「A5」とだけ表示されていると、システム手帳と綴じ手帳のどちらの規格を指しているのか分かりにくいことがあるので、気になったら店員さんに「システム手帳のA5ですか、それとも綴じ手帳のA5ですか」と聞いてみるのもありです。
売り場で見分けるいちばん簡単な方法は、表紙を開いてみることです。リング状の金具(バインダー)が付いていて、用紙を1枚ずつ抜き差しできる作りならシステム手帳、糸や糊でまとめて綴じられていて中身を差し替えられない作りなら綴じ手帳です。レイメイ藤井やファイロファックス、ノックスといったブランドはシステム手帳が中心、高橋書店やほぼ日手帳、能率手帳(NOLTY)は綴じ手帳が中心というように、ブランドごとにどちらの系統を得意としているかも、ある程度の目安になります。
この2系統の違いを知らずに探すと、「A5サイズの手帳」というひとくくりの検索だけで、システム手帳のA5(リフィル差し替え可)と綴じ手帳のA5(1年で使い切り)がごちゃまぜに表示されて、比較がしづらくなってしまいます。私の場合、通販サイトで検索するときは「A5 システム手帳」「A5 手帳 2027年版」のように、系統を示す言葉を一緒に入れて絞り込むようにしています。こうしておくと、欲しいタイプと違う結果に振り回されにくくなりますよ。
システム手帳の標準サイズはA5・バイブル・ミニ6・ミニ5の4種類。これ以外に、HB×WA5やナローといったメーカー独自規格も存在します。
A5・バイブル・B6の実寸を比較
手帳サイズを選ぶときにまず候補に挙がりやすいのが、A5・バイブル・B6の3つです。実寸で比べると、次のようになります。
| サイズ | 実寸(幅×高さ) | 系統 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| A5 | 148×210mm | システム手帳/綴じ手帳どちらも有 | デスクで広げて使う、書く量が多い人向け |
| バイブル | 95×170mm | システム手帳規格 | 携帯性と書き込みスペースのバランス重視 |
| B6 | 128×182mm | 綴じ手帳の判型 | 鞄で毎日持ち歩きつつ書くスペースも確保したい人向け |
A5がいちばん大きく、次いでB6、バイブルの順にコンパクトになります。A5は見開きで多くの予定やメモを書き込めるので、スケジュールだけでなくメモやタスク管理までまとめて1冊にしたい人に向いています。ただしその分サイズも重さも出るので、持ち歩くというより、自宅や職場のデスクに置いて使うイメージのほうが近いかなと思います。
B6はA5よりひとまわりコンパクトで、それでいて書き込むスペースはしっかり確保できるので、通勤・通学カバンに入れて毎日持ち歩きたい人にちょうどいいサイズです。バイブルサイズはB6よりさらに小さく、携帯性を重視しつつも最低限の書き込みスペースは欲しいという人に選ばれています。数値で見ると、A5とB6は幅で20mm、高さで28mmの差があり、B6とバイブルは幅で33mm、高さで12mmの差があります。B6とバイブルは幅の差が大きく、A5とB6は高さの差が大きいという、縮み方の方向が違う点も、実際に持ち比べると感じやすいポイントです。
厚みや重さも、サイズを選ぶうえでは見落としがちなポイントです。同じ判型でも、月間タイプか週間タイプか、リフィルの枚数を何ヶ月分挟むかによって、手に持ったときの厚みはかなり変わります。私の感覚では、A5のシステム手帳にリフィルをぎっしり挟むと、文庫本2〜3冊分くらいの重さになることもあるので、「サイズは自分に合っているのに、いざ持ち歩くと重くて続かない」ということにならないよう、リフィルを必要以上に詰め込みすぎない工夫も大切だと思います。

バイブルサイズとB6は同じではない
手帳サイズを調べていると、「バイブルサイズ=B6サイズ」というような紹介のされ方を見かけることがあります。でも実寸で比べると、バイブルサイズ(95×170mm)とB6(128×182mm)は横幅で30mm以上、高さでも10mm以上違う、はっきり別のサイズです。
この2つが混同されやすいのは、どちらも「A5より小さくて、文庫本よりは大きい」という似たようなポジションにあるからだと思います。ただ、実際に手帳カバーやリフィルを買い足そうとすると、この違いが地味に響いてきます。バイブルサイズ用のカバーにB6の中身は入りませんし、逆も同じです。「だいたい同じくらいの大きさ」で判断せず、必ず実寸のmm数で確認するのが失敗しないコツです。
私が実際に失敗しかけたのは、通販でシステム手帳のカバーを買い足そうとしたときでした。商品名に「バイブルサイズ対応」と書いてあったのに、手元にあったのは近い大きさの綴じ手帳(B6)で、当然サイズが合わずに返品する羽目になったんです。それ以来、判型の名前だけでなく、必ず実寸のmm表記を確認してから注文するようにしています。とくにネット通販では実物を手に取れないぶん、商品ページの「対応サイズ」欄をスクリーンショットで保存しておくくらい慎重になってもいいと思います。
見分け方のコツとしては、手元の手帳やこれから買う手帳の実寸を、定規で一度測ってみるのがいちばん早いです。バイブルサイズなら横約9.5cm・縦約17cm、B6なら横約12.8cm・縦約18.2cmという目安を頭に入れておけば、お店で似たようなサイズの手帳を見比べるときも、パッと見の印象だけに頼らずに判断できます。中古やフリマアプリで手帳やカバーを探すときも、出品者の「バイブルサイズ」「B6」といった表記を鵜呑みにせず、写真に定規が写っていないか、実寸の記載があるかを確認するくらい慎重になっておくと安心です。
判型の実寸は、メーカーやリフィルの規格によって1〜2mm前後する場合があります。購入前には、実際に使いたいメーカーの公式サイトで実寸を確認するのが確実です。

手帳サイズA6とB6はどちらがいいか
A6(105×148mm)とB6(128×182mm)、どちらのサイズがいいか迷う方も多いと思います。実寸で比べると、A6はB6よりも幅で23mm、高さで34mmほどコンパクトです。文庫本とほぼ同じ感覚のサイズなので、鞄の中でもかさばりにくく、スーツの内ポケットに入れて持ち歩きたい人にはA6のほうが向いています。
一方でB6は、A6より書き込めるスペースにゆとりがあります。私の考えとしては、スケジュールだけでなくメモや日記も一緒に書きたいならB6、とにかく荷物を軽くコンパクトにしたいならA6を目安にするのがいいかなと思います。あくまで目安なので、実際に文房具店などで両方のサイズを手に取って、鞄に入れてみてから決めるのがいちばん確実です。
用途で考えると、A6は学生さんの授業ノート代わりや、スマホより少し大きい程度のプライベート手帳として選ばれることが多いサイズです。胸ポケットにすっと入るコンパクトさが魅力で、思いついたことをその場でさっとメモしたい人に向いています。B6はその一段階上の書き込み量を確保しつつ、それでも鞄からはみ出さない絶妙なバランスのサイズで、女性向けの手帳シリーズにB6が多いのも、この持ちやすさが理由のひとつだと思います。なお、A6・B6はどちらも綴じ手帳が中心の判型で、システム手帳のリフィルとしてはあまり流通していない点も、選ぶときに知っておくと良いポイントです。
迷ったときの判断材料として、私は「1日にどれくらい文字を書くか」を目安にしています。予定を1行だけ書ければ十分という人はA6でまったく困りません。逆に、予定に加えてToDoや軽い日記も書きたい、あるいは字が大きめで余白がないと窮屈に感じる、という人はB6のほうがストレスなく使えるはずです。どちらか一方に絞りきれない場合は、書店や文具店の店頭で両方のサイズの見本を手に取り、実際に数行だけ試し書きしてみるのがいちばん確実だと思います。ペンの持ちやすさや机の上での広げやすさも、実物でしか分からない感覚です。
文庫本サイズ感でシンプルに使いたい方は、高橋書店のA6判の定番モデルもチェックしてみてください。
書き込みスペースと持ち歩きやすさのバランスを取りたい方は、同じ高橋書店のB6判モデルもあわせて見ておくと選びやすいと思います。

パスポートサイズとポケットサイズの違い
携帯性を重視したいときによく候補に挙がるのが、パスポートサイズとポケット(ミニ6穴)サイズです。この2つも名前が似ている割に、実寸には違いがあります。
| サイズ | 実寸(幅×高さ) | 特徴 |
|---|---|---|
| パスポートサイズ | 88×125mm | トラベラーズノート等で採用。名前のとおりパスポートとほぼ同じ大きさ |
| ポケット/ミニ6穴 | 76〜80×126mm | システム手帳規格。高さはパスポートサイズとほぼ同じで、幅はやや細め |
高さはどちらもほぼ同じですが、ポケット(ミニ6穴)サイズのほうが横幅が細めで、より縦長のシルエットになります。パスポートサイズはノート形式(綴じ)のブランドで使われることが多く、ポケット/ミニ6穴はシステム手帳規格としてリフィルを差し替えながら使うタイプです。どちらも上着のポケットや小さめのバッグに収まるサイズなので、「とにかく荷物を軽くしたい」「メモ用に1冊、身につけておきたい」という人に向いています。
無印良品の公式サイトで確認したところ、同社の無印良品「パスポートサイズメモ」商品ページでも外寸は「約縦125×横88mm」と明記されていて、今回紹介した実寸と一致しています。パスポートサイズは、その名のとおり実際のパスポート(旅券)とほぼ同じ大きさの規格で、これを手帳・ノートのサイズとして採用し広めたのがトラベラーズノートです。今では旅行以外でも、名刺入れやパスポートケースを兼ねた使い方をする人も増えている印象です。ジッパーケースなどの専用リフィルを組み合わせれば、財布代わりに持ち歩くこともできます。
携帯性を重視するなら、専用のケースを1つ用意しておくと持ち歩きがぐっと楽になります。サイズ違いの手帳やノートをまとめて収納したい場合は、家計管理や推し活に!nähe ジェネラルパーパスケース徹底レビューで紹介しているようなポーチタイプのケースを、サイズに合わせて選ぶのもひとつの手だと思います。

手帳サイズM6とシステム手帳規格
「手帳 サイズ M6」で検索している方は、システム手帳の「ミニ6」サイズを探していることが多いと思います。M6はミニ6の略称として使われることがある表記で、指しているものは同じです。ミニ6は76〜80×126mmの実寸で、システム手帳規格の中では小さめの部類に入ります。
システム手帳規格には、ここまで紹介したA5・バイブル・ミニ6・ミニ5の標準4サイズのほかに、メーカー独自の規格もあります。バイブルサイズを細くした「ナロー」(80×170mm)、バイブルとA5を掛け合わせた「HB×WA5」(148×170mm)、システム手帳の中でいちばん小さい「マイクロ5(M5)」(62×105mm)などです。呼び方が独特なぶん、通販サイトで探すときは略称(M6・M5など)と正式名称(ミニ6・マイクロ5など、マイクロ5は「ミニ5」と呼ばれることもあります)を組み合わせて検索してみると、候補を見落としにくくなります。
サイズ選びとあわせて意識しておきたいのが、バインダーの「リング径」です。同じミニ6やバイブルサイズでも、リング径が13mmと19mmのように違えば、収納できるリフィルの枚数や手帳全体の厚みが変わってきます。リング径が大きいほどたくさんのリフィルを綴じられますが、そのぶん手帳自体もかさばるので、携帯性を重視するミニ6やマイクロ5では細めのリング径、書き込み量を優先するA5やバイブルでは太めのリング径、というように使い分けるのがおすすめです。購入前に商品ページの仕様欄でリング径もあわせて確認しておくと、届いてから「思ったより分厚い」というギャップを防ぎやすくなります。
メーカーによっては、同じ「バイブルサイズ」でも高さが170mmと171mmで表記が分かれることがあります。穴の位置は共通していることが多いですが、リフィルの収まり具合が気になる場合は、購入前に対応表記を確認しておくと安心です。

手帳のサイズ選びと交換部品の入手性
実寸のイメージがついたところで、次は選び方の話です。手帳サイズを選ぶときは、大きさだけでなく「あとからリフィルやカバーを買い替えられるか」まで見ておくと、長く使ったときの満足度が変わってきます。ここでは人気の傾向や、サイズごとの交換部品の入手しやすさについて整理します。
手帳サイズ別の人気ランキング傾向
手帳製本会社・田中手帳「手帳のサイズランキング(2024年受注データ)」によると、幅を基準にしたサイズ別の受注割合は、B7サイズ(幅91mmまで)が全体の36.02%でもっとも多く、次いでB6サイズ(幅128mmまで)が19.16%、A5サイズ(幅148mmまで)が17.05%、A6サイズ(幅105mmまで)が12.07%と続きます。持ち運び前提のA7〜A5サイズと、デスクに置いて使うB5サイズ以上を比べると、およそ9対1の割合で持ち運び前提のサイズが選ばれているそうです。
このデータは綴じ手帳(紙の規格)ベースの受注実績で、システム手帳のリフィル別データではない点には注意が必要です。とはいえ「思ったよりコンパクトなサイズが選ばれている」という傾向は、手帳サイズを選ぶときの参考になると思います。私の感覚では、実店舗の売場でもB6・A5クラスの手帳がいちばん目立つ場所に置かれていることが多く、このデータとも近い印象です。
同じデータでは、企業が発注するノベルティ手帳に絞ると、B7サイズの割合がさらに高まって44.92%まで上昇し、逆にB6サイズの割合は10.46%まで下がる、という傾向も紹介されていました。企業手帳は配る相手を選ばないぶん、より万人向けの携帯性が優先されやすいのかもしれません。一方で個人が自分用に選ぶ場合は、携帯性だけでなく書きやすさとのバランスを重視する人が多いからこそ、B6やA5クラスの人気が個人向け全体では上位に来ているとも読み取れます。「みんなが選んでいるサイズ」と「自分に合うサイズ」は必ずしも一致しないので、傾向はあくまで参考程度にとどめておくのがいいと思います。

一流ビジネスマンに人気の手帳サイズ
「一流ビジネスマンはどんな手帳サイズを使っているんだろう」と気になる方もいると思います。正直なところ、特定のサイズが一流のビジネスパーソンに選ばれている、という裏付けのあるデータは見つけられませんでした。ただ、ビジネスシーンでの使われ方を見ていくと、傾向としてはいくつか見えてきます。
私の考えとしては、商談やプロジェクトの資料と一緒に管理したい人はA5、名刺交換や立ち話の合間にサッと開きたい人はバイブルやB6を目安にするのがいいかなと思います。A5サイズはA4資料を半分に折ってファイルできるので、会議や商談の記録を手帳にまとめて持ち歩きたい人に選ばれやすいサイズです。一方で、外回りが多く、荷物を軽くしたい営業職の方などは、携帯性を優先してバイブルサイズやミニ6サイズを選んでいる印象があります。あくまで私が見聞きした範囲での傾向なので、実際の働き方や持ち歩くものに合わせて選ぶのが一番だと思います。
もう少し具体的に考えると、社内での立場や仕事の中身によっても向くサイズは変わってきます。デスクワーク中心で、部下の予定やプロジェクトの進捗まで書き込みたい管理職の方には、書き込みスペースにゆとりのあるA5やB6が向いていると思います。逆に、1日に何件も客先を回るような営業職の方は、鞄そのものを軽くしたいはずなので、バイブルサイズやミニ6のような携帯性重視のサイズのほうが、日々のストレスは少ないはずです。
ビジネスシーンでのサイズ選びの目安
- デスクワーク・管理職寄り:A5・B6
- 外回り・営業職寄り:バイブル・ミニ6
名刺ホルダーやペンホルダーなど、ビジネス向けのリフィルやアクセサリーが充実しているのもバイブルサイズやA5の強みなので、機能面から選びたい方はその点もあわせてチェックしてみてください。
手帳のリフィルとカバーの入手性
ここが今回いちばんお伝えしたいポイントです。手帳を選ぶとき、大きさだけでなく「あとから交換部品が手に入るか」も見ておくと、長く使ったときの満足度が大きく変わります。そしてこの交換部品の入手性は、A5とB6で大きく違います。
A5サイズはシステム手帳規格の代表格なので、リフィル(中身の用紙)もカバーも、多数のメーカーが通年で展開しています。100円ショップの手ごろな価格帯から、本革のブランド品まで選択肢の幅が広く、「中身だけ買い替えて長く使う」という運用がしやすいサイズです。
一方でB6は、少し事情が違います。B6の手帳の多くは綴じ手帳(1年ごとに1冊を使い切るタイプ)で、A5やバイブルサイズに比べると「リフィル」を差し替えられるシステム手帳の選択肢はぐっと少なくなります。「カバー」だけなら専門店で汎用品が扱われていて交換できますが、選択肢はA5用に比べると限られていて、価格帯も本革のカバーが中心で高めになりがちです。実際に手帳カバーの専門店を確認したところ、A5・A6用の汎用カバーに比べ、B6用の汎用カバーは商品数自体が少なく、素材も本革中心で価格帯が上がる傾向がありました。
交換部品の入手性まとめ
- A5(システム手帳):リフィル・カバーともに選択肢が豊富
- B6(綴じ手帳が中心):カバーは交換できるが、リフィル(中身)を差し替えられるシステム手帳の選択肢は少ない
「表紙のデザインだけ変えて長く使いたい」ならB6でも対応できますが、「中身の用紙を差し替えながら同じ手帳を何年も使い続けたい」という場合は、A5をはじめとするシステム手帳規格を選んだほうが、あとあと困りにくいと思います。この考え方は、ミニ6やバイブルサイズといった他のシステム手帳規格にも共通しています。ノート感覚でリフィルを選びたい方には、ニーモシネ ダイアリーの特徴とおすすめ活用法で紹介しているような、紙質にこだわったリフィルタイプのダイアリーも候補になると思います。長く使い続けたい人ほど、購入前に「このサイズはリフィルがあるのか、カバーだけなのか」を確認しておくと安心です。
書く量が多い方は、レイメイ藤井のような定番メーカーのA5システム手帳から検討してみるのがおすすめです。
本体が決まったら、同じA5サイズに対応したカバーもあわせて見ておくと、あとの買い替えがスムーズです。

手帳のおすすめサイズは鞄と書く量で
ここまでの内容を踏まえて、私なりのサイズの選び方をまとめます。手帳のおすすめサイズは、「どんな鞄で持ち歩くか」と「どれくらい書くか」の2つで考えるのが、いちばん失敗しにくいかなと思います。
タイプ別のおすすめサイズ目安
- デスク中心で書く量が多い人:A5
- 鞄に入れて毎日持ち歩きたい人:バイブル・B6
- 上着のポケットやミニバッグに入れたい人:ミニ6・パスポートサイズ
デスクに置いて使う時間が長く、スケジュールだけでなくメモやタスク管理もまとめて1冊にしたいなら、書き込みスペースの広いA5が向いています。毎日鞄に入れて持ち歩きたいなら、バイブルサイズかB6を軸に、あとは携帯性と書き込みスペースのどちらを優先するかで選ぶといいと思います。とにかく身軽に、必要なときだけサッと開きたいという方には、ミニ6やパスポートサイズのような携帯性重視のサイズがおすすめです。
鞄のタイプで考えるのもおすすめです。A4サイズの書類がそのまま入るビジネスバッグやトートバッグを普段使っている方なら、A5サイズを入れても余裕があります。反対に、小さめのショルダーバッグやミニバッグをメインで使っている方は、A5だとバッグの中でかなりの割合を占めてしまうので、バイブルサイズやミニ6のほうがバランスが取りやすいはずです。リュックや大きめのトートを使う日と、身軽に出かけたい日で鞄自体を変える方は、思い切って用途別に2冊持つという選択肢もあります。
あくまで私の考える目安なので、実際に文房具店などで手に取って、いつも使っている鞄に入れてみるのがいちばん確実です。手帳のおすすめ2027|文具マニアが選ぶ後悔しない選び方のほうで、サイズが決まったあとのレイアウトやブランド選びについても詳しくまとめているので、サイズの方向性が決まったら、そちらもあわせてチェックしてみてください。

手帳サイズの選び方まとめ
手帳サイズは、名前や呼び方だけで判断すると、バイブルサイズとB6のように「似ているようで実は違う」というケースにはまりがちです。まずは実寸のmm数で比べること、そのうえで鞄への入り方や書く量、そしてリフィル・カバーといった交換部品の入手性まで見ておくこと。この3つを押さえておけば、手帳サイズ選びで大きく後悔することは少なくなるはずです。
あらためて実寸を振り返ると、A5は148×210mm、B6は128×182mm、バイブルは95×170mm、A6は105×148mm、ポケット/ミニ6は76〜80×126mm、パスポートサイズは88×125mmでした。呼び名が似ていても実寸はバラバラなので、迷ったときはこの記事の一覧表に戻って、mm数で確認してもらえたらと思います。
選び方の順番としては、まず「システム手帳か綴じ手帳か」を決め、次に鞄のサイズと書く量から候補を絞り、最後に交換部品(リフィル・カバー)の入手性まで確認する、という3ステップを私はおすすめしています。とくに1年以上使い続けたい人ほど、購入時のサイズ感だけでなく、来年・再来年も同じシリーズのリフィルやカバーを買い足せるかどうかまで見ておくと、買い替えのたびにゼロから選び直す手間を減らせます。逆に、まずは気軽に試してみたいという人は、システム手帳にこだわらず、価格の手ごろな綴じ手帳から始めてみるのも十分ありだと思います。
携帯性と書きやすさのバランスで選ぶなら、定番のバイブルサイズシステム手帳も候補に入れてみてください。
とくにA5とB6のように、交換部品の入手性が大きく違うサイズもあるので、「今」のサイズ感だけでなく「これから先」の使い方までイメージして選ぶのがおすすめです。ここで紹介した実寸や傾向はあくまで一般的な目安なので、気になるメーカー・ブランドがあれば、最終的な仕様は公式サイトで確認してくださいね。自分にぴったりの1冊が見つかりますように。
