「針なしホッチキスって100均にも売ってるのかな」「ダイソーやセリアのもので十分なら、わざわざ高いのを買わなくていいよね」——そんなふうに考えて検索した人は多いと思います。ここ、気になりますよね。
結論からいうと、ホッチキスの針なしタイプは100均でも買えます。ダイソーやキャンドゥには110円の商品があって、セリアでも同じくらいの商品が売られているようです。ただ、店によって商品名がバラバラなので、売り場で探しても見つけにくいんですよね。それに、100均で足りるかどうかは、あなたが一度に何枚とめたいかでほぼ決まります。
この記事では、100均の針なしホッチキスをダイソー・セリア・キャンドゥ・ワッツで比較して、商品名・価格・とじ枚数を一覧にしました。あわせて口コミでよく言われる弱点や、圧着タイプの有無、無印やコンビニで買えるのか、30枚とじたいときはどうするのかまで整理しています。100均で十分な人と、文具メーカーの針なしホッチキスを選んだほうがいい人の分かれ目も、私の考えとしてお伝えしますね。
- ダイソー・セリア・キャンドゥの針なしホッチキスの商品名と違い
- 100均の針なしホッチキスでとじられる枚数と弱点
- とじ枚数で選ぶメーカー品(ハリナックス・ペーパークリンチ)
- 無印・コンビニでの買い方と30枚とじたいときの考え方
針なしホッチキスは100均で買える?4社とも約4枚
まずは100均の針なしホッチキスから見ていきます。先にいってしまうと、ダイソー・セリア・キャンドゥ・ワッツの4社とも、とじられる枚数は約4枚で横並びです。店を変えても枚数は増えないので、「どの100均で買うか」より「4枚で足りるか」を考えるほうが大事かなと思います。ここでは各社の商品名と仕様、そして100均品の向き・不向きを整理します。
100均4社の針なしホッチキス比較|価格ととじ枚数
100均の針なしホッチキスは、店ごとに商品名が違います。ダイソーは「ステープラ」、セリアは「ホッチキス」、キャンドゥとワッツは「針なしホッチキス」と、呼び方がそろっていないんですよね。売り場で探すときや店員さんに聞くときに困らないよう、公式の商品ページに載っている情報を一覧にしました。
| 店 | 商品名 | 価格(税込) | とじ枚数 | 本体サイズ | 材質 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダイソー | 針のいらないステープラ | 110円 | 約4枚(コピー用紙64g/㎡) | 8×2.8×5.5cm | ABS樹脂、スチール |
| セリア | 針のいらないホッチキス | 110円 | 4枚(パッケージ表記とされる値) | 公式に情報なし | 公式に情報なし |
| キャンドゥ | 針なしホッチキス | 110円 | 約4枚 | 約49×22×77mm | ABS、亜鉛合金、ステンレス |
| ワッツ | 針なしホッチキス | 110円 | 約4枚(コピー用紙64g/㎡) | 約49×22×77mm | ABS、亜鉛合金、ステンレス |
見てのとおり、価格は全部110円、とじ枚数も全部約4枚です。本体の大きさも手のひらに収まるくらいで、大きな差はありません。つまり100均の中で「どこのが一番たくさんとじられるか」を比べても、答えは出ないということですね。
ここでいう「枚数」は、一般的なコピー用紙(64g/㎡)を基準にした数字です。64g/㎡というのは、オフィスや家庭のプリンターでいちばんよく使われる、ふつうの厚さのコピー用紙のこと。学校のプリントやスーパーのチラシのような薄い紙なら扱いやすい一方で、次のような紙だと、とじられる枚数はもっと少なくなると考えておいたほうがいいです。
- 厚手のコピー用紙や画用紙、はがきのような厚い紙
- 写真用紙やコート紙など、表面がツルツルした紙
- レシートのような感熱紙、複写式の伝票
なお、セリアだけは公式サイトに商品情報が載っていないので、表の値は公式の数字ではありません。このあと詳しく触れます。また、100均の商品は入れ替わりが早いので、ここに挙げた商品がいつまでも同じ仕様で並んでいるとは限りません。買う前にパッケージの表記を一度見ておくと安心ですよ。

ダイソーの針のいらないステープラ
ダイソーの針なしホッチキスは「針のいらないステープラ」という名前で売られています。「ホッチキス」ではなく「ステープラ」なので、ネットストアで「針なしホッチキス」と検索しても出てこないことがあるんですよね。探すときはこの商品名で検索すると見つかりやすいです。ネットストアでは「文具>事務用品>ホッチキス・替針・穴あけパンチ」のカテゴリに入っているので、店頭でもホッチキスや替え針の近くを探すのが近道かなと思います。
公式ネットストアに載っている仕様をまとめると、次のとおりです。
| 価格 | 100円(税込110円) |
|---|---|
| 最大とじ枚数 | コピー用紙(64g/㎡)約4枚 |
| 商品サイズ | 8cm×2.8cm×5.5cm |
| 材質 | ABS樹脂、スチール |
| 色 | ブルー、チャコールグレー |
| 原産国 | 中国 |
ネットストアでは色の指定ができないので、色にこだわりたい人は店頭で選ぶほうがいいですね。
説明文には「針の分別の必要がなく、そのままシュレッダー可能」とあります(出典:ダイソーネットストア『針のいらないステープラ』)。とじた書類を捨てるときに、いちいち針を外さなくていいのは、針なしホッチキスの一番わかりやすいメリットです。学校のお便りや、公共料金の明細のような「読み終わったらすぐ捨てる紙」をまとめておくのには、ぴったりの使い方だと思います。
ダイソーの商品ページには、紙をどうやってとめるのか(穴をあけて折り込むのか、押しつぶして圧着するのか)は書かれていません。方式が気になる人は、店頭でパッケージの説明を確認してみてください。
もうひとつ知っておきたいのが、ダイソーのネットストアで買う場合の注意点です。ネットストアは在庫がログイン後にしか確認できず、注文から出荷まで3〜5日かかると書かれています。110円の商品を1個だけ急いで欲しいなら、近くの店舗で探すほうが早いかもしれません。

セリアの針なしホッチキスは公式に情報がない
セリアでは「針のいらないホッチキス」という名前の商品が売られているとされています。ただ、セリアには商品を買える公式ネットストアがなく、公式サイトにもこの商品の情報は見当たりません。なので、ここは「公式の数字では確認できない」という前提で読んでくださいね。
複数のレビュー記事がパッケージの表記として紹介している内容は、次のようなものです。
- とじ枚数:4枚
- 価格:110円(税込)
- 材質:ABS樹脂(本体)、スチール・亜鉛合金(刃物)
- 発売元:サンノート株式会社
いずれもセリア公式の情報ではありません。購入するときは、店頭のパッケージで表記を確認してください。
このとおりなら、ダイソーやキャンドゥと同じく「4枚まで」の商品ということになります。口コミを見ると、2〜3枚なら軽くとじられて、4枚だと少し力がいる、といった声が多いようです。パッケージの裏には、厚紙や薄紙、粘着剤のついたものには使わないように、といった注意書きがあるとも紹介されています。
セリアは店舗によって品ぞろえが違うので、置いていない店もあります。見つからないときは、次の順番で探してみるのがおすすめです。
- 文房具売り場のホッチキス・替え針・クリップが並ぶ棚を見る
- 事務用品のコーナー(パンチや輪ゴムの近く)も見る
- それでもなければ、店員さんに「針のいらないホッチキス」と商品名を伝えて聞く
商品名を伝えられると、店員さんも在庫を探しやすいと思います。
なお、セリアに電話で在庫を聞くのは、公式サイトの店舗情報に「お電話での商品のお問い合わせ・取り置き・在庫確認はご遠慮いただいております」と書かれています。確かめたいときは、直接お店に行って聞くのがマナーですね。どうしてもセリアで見つからなければ、同じ110円・約4枚の商品がダイソーやキャンドゥにもあるので、そちらで代わりにするのが手っ取り早いと思います。

キャンドゥとワッツの針なしホッチキスは同じ商品
キャンドゥの「針なしホッチキス」は、公式ネットショップで価格110円、とじ枚数は約4枚、本体サイズは約49×22×77mm、材質はABS・亜鉛合金・ステンレスとなっています。
実はワッツでも「針なしホッチキス」という商品が売られていて、JANコード(商品についているバーコードの番号)がキャンドゥの商品と同じ4550163016913です。サイズも材質も同じなので、この2つは同じ商品と考えていいですね。「キャンドゥが近くにないけどワッツならある」という人は、ワッツで買えば同じものが手に入ります。
ワッツの商品ページには、しくみも詳しく書かれています(出典:ワッツオンライン『針なしホッチキス 370896』)。
- 紙で紙をとじるしくみなので、針の補充はいらない
- とじ枚数は約4枚(コピー用紙64g/㎡基準)
- 紙の端から約6mmの位置に、約7.6×3mmのとじ穴ができる
- 使い方:挿入口に紙を差し込む→ハンドルを握って刃を押し下げる→ゆっくり緩めて紙を引き抜く
つまりキャンドゥとワッツのものは、紙に小さなとじ穴ができるタイプだということですね。とじた紙には穴が残るので、「穴があくと困る書類」には向きません。逆に、穴があいてもかまわないメモやプリントなら気にせず使えます。
ちなみに、ワッツでは以前「針なしホッチキス/ST01」という別の品番の商品も売られていて、こちらはブルー・ピンク・ブラックの3色展開でした。今はアウトレット扱いになっているので、店頭で見かけるのは新しいほう(ブラック)が中心になりそうです。
キャンドゥ・ワッツともにネット通販もありますが、どちらも送料は一律770円(税込)です。110円の商品1個のために送料を払うのはもったいないので、ほかの買い物とまとめるか、店舗で買うのがいいかなと思います。

100均品のメリット・デメリットと口コミ
100均の針なしホッチキスのメリットは、なんといっても安さと手軽さです。具体的には、次のような良さがあります。
- 110円で買えるので、家に1個置いておく、部屋ごとに置くといった使い方もしやすい
- 針を買い足す必要がないので、「使いたいときに針が切れていた」が起きない
- とじた紙はそのままシュレッダーや古紙回収に出せる
- 針の先で指をケガする心配が少ない
一方で、デメリットもはっきりしています。
- とじられるのは約4枚まで
- 針のホッチキスより握る力がいる
- とじた部分が外れやすいことがある
- 紙に穴や跡が残る
口コミでも「思ったより力がいる」「とじる位置(穴の位置)が大事」「一番上の紙だけ持ち上げたらバラけた」といった声が見られます。売っている側のワッツの公式コラムでも、繰り返し使うととじた状態にバラつきが出ることがあり、オフィスやビジネスシーンには不向きだけど家庭用ならよさそうとまとめられていました。売っている側がそう書いているのは、けっこう正直だなと思います。
ここで押さえておきたいのは、外れやすさは100均品だけの問題ではない、ということです。コクヨやプラスといった文具メーカーも、自社の針なしホッチキスに「針を使用するステープラー(ホッチキス)と同等の保持力はありません」という意味の注意書きをつけています。針なしという方式そのものが、針ほどしっかりはとまらないんですね。
そのうえで私の考えとしては、次のように使い分けるのがいいかなと思います。
| 使い方 | 100均の針なし |
|---|---|
| 子どものプリントや手紙を数枚まとめる | 向いている |
| レシートや明細を月ごとに仮止めする | 向いている(感熱紙は枚数を減らす) |
| 5枚以上の資料をとめる | 向かない |
| 人に渡す書類・提出書類 | 向かない |
| 長く保管する書類、何度もめくる資料 | 向かない |
まとめると、家庭で4枚くらいまでを仮止めする使い方なら、100均で十分です。反対に、人に渡す書類や何度もめくる資料には向きません。人に渡す書類をとめる位置のマナーは【完全版】ホッチキス 止め位置まとめ ビジネスマナーの正解は?で整理しています。

針なしホッチキスが100均で足りない人の選び方
ここからは、100均の針なしホッチキスでは足りない人向けの話です。とめたい枚数が5枚以上ある、書類として人に渡す、毎日のように使う——このどれかに当てはまるなら、文具メーカーの針なしホッチキスを選んだほうが満足しやすいと私は考えています。ただしメーカー品なら何でも多くとじられるわけではないので、とじ枚数を見て選ぶのがコツです。
とじ枚数で選ぶ針なしホッチキスのおすすめ
針なしホッチキスは、とじられる枚数で大きく分かれます。メーカーの公式に載っている枚数で並べると、次のようになります。
| とじ枚数(目安) | 主な商品 | 価格の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 約4枚 | 100均各社、プラス ペーパークリンチミニ(約2〜4枚) | 110円/税抜680円 | 家庭で数枚を仮止め |
| 約5〜6枚 | コクヨ ハリナックス コンパクトアルファ・プレス、プラス ペーパークリンチ、無印良品 | 税抜850円〜1,900円、無印は税込790円 | 4枚では少し足りない、毎日使う |
| 約10枚 | コクヨ ハリナックス ハンディ | 税抜1,600円〜1,850円 | 職場の資料を片手でとめたい |
| 約12枚 | コクヨ ハリナックス 卓上、プラス ペーパークリンチ 卓上型 | 税抜3,000円〜6,000円 | 配布資料をまとめて作る |
価格はメーカー希望小売価格(無印は販売価格)です。コクヨの商品は色によって価格が違い、新しい色のほうが少し高めに設定されています。通販ではもう少し安く売られていることが多いので、買うときは実際の販売価格も見比べてみてください。
注意したいのは、プラスのペーパークリンチミニのように、メーカー品でも100均と同じくらいの枚数のものがあること。「メーカー品だから多くとじられる」とは限りません。メーカー品を選ぶ理由が「枚数を増やしたい」なら、少なくとも5枚以上のものを選ばないと意味がないんですよね。
もうひとつ、枚数の表記はどれも64g/㎡のコピー用紙を基準にしています。感熱紙や複写伝票のような薄い紙・柔らかい紙だと、とじ枚数が少なくなったり保持力が弱くなったりすると、メーカー自身が注意書きに書いています。ふだんとめたい紙が特殊なら、表の枚数より余裕のあるものを選ぶと安心です。
私の考えとしては、ふだん5〜6枚までなら小型のもの、10枚前後をとめるならハンディ、それ以上は卓上型、という目安で選ぶのがいいかなと思います。あくまで目安なので、とめる紙や使う頻度に合わせて調整してくださいね。

5〜6枚ならハリナックスかペーパークリンチ
100均品より少しだけ多くとじたい、毎日使うのでストレスなく使いたいなら、コクヨの「ハリナックス コンパクトアルファ」かプラスの「ペーパークリンチ」が候補です。どちらも手のひらサイズで、100均品と同じ感覚で使えます。
ハリナックス コンパクトアルファ(コクヨ)
コピー用紙(64g/㎡)で約5枚とじられます。外寸は幅27×奥行87×高さ53mmの手のひらサイズで、握ってとじる「握りとじ」と、親指で押す「親指押しとじ」の2通りで使えます。紙に穴があくタイプで、とじ穴の位置を確かめる窓がついています。希望小売価格は税抜920円〜1,000円(色による)です。
ペーパークリンチ(プラス)
品番はSL-106NBで、PPC用紙64g/㎡で2〜6枚とじられます。「パワーアシストメカニズム」という軽い力でとじるしくみが入っていて、とじ終わりが側面の表示と「カチッ」という音でわかるようになっています。紙の角だけでなく辺に沿ってもとじられます。外形寸法はW33×D83×H74mm、質量は80g、本体価格は税抜850円です。
| 項目 | ハリナックス コンパクトアルファ | ペーパークリンチ |
|---|---|---|
| とじ枚数 | 約5枚 | 2〜6枚 |
| 価格(税抜) | 920円〜1,000円 | 850円 |
| 特長 | 握りとじ・親指押しとじの2Way | 軽くとじるパワーアシスト、とじ終わりが音でわかる |
どちらも、100均品との差は枚数だけではありません。軽くとじるしくみや、とじ位置を確かめやすい作りなど、毎日使ったときのストレスを減らす工夫がされています。1日に何度もとじる人ほど、この差は大きく感じるはずです。
選び分けの目安としては、握る力に自信がない人や、とじ終わりをはっきり確かめたい人はペーパークリンチ、持ち方を変えながら使いたい人はコンパクトアルファ、という感じでいいかなと思います。どちらも100均品より数百円高いだけなので、「4枚だとちょっと足りない」と感じたら、最初に試すのにちょうどいいクラスです。
どちらにするか迷ったら、握り方の好みで選んでみてくださいね。
穴をあけたくないなら圧着タイプのハリナックスプレス
「針なしホッチキス 圧着」と調べる人も多いですよね。針なしホッチキスには、大きく分けて2つのとめ方があります。コクヨ公式の説明をもとに整理すると、次のとおりです。
| とめ方 | しくみ | 紙に残るもの | 例 |
|---|---|---|---|
| 切り込み・折り込み | 紙に切り込みを入れ、その部分を折り込んでとめる | 小さな穴 | ハリナックス コンパクトアルファ・ハンディ |
| 圧着 | 穴をあけずに紙を押しつぶしてくっつける | 押し跡 | ハリナックスプレス |
紙に穴をあけずにとめたいなら、コクヨの「ハリナックスプレス」が候補になります。穴をあけずに紙を圧着させる「プレスロック式」で、とじ枚数はコピー用紙(64g/㎡)で約5枚、とじ部の大きさは1.6×10mmです。外寸は幅34×奥行95×高さ85mm、希望小売価格は税抜1,650円〜1,900円(色による)です(出典:コクヨ『ハリナックスプレス 針なしステープラー』)。
圧着タイプの良いところは、次の3つです。
- とじ部がかさばらないので、重ねても厚くならない
- 外したいときは、ペンのキャップなど硬いものでとじ部をこするだけで外せる
- 角とじにも横とじにも使え、角とじ用の目印がついている
ただし、とじる際に紙に跡はつきますし、トナーがついた部分や乾燥した環境だと、とじが弱くなったりとじられなかったりすることがあると、コクヨ自身が注意書きに書いています。「外しやすい」は裏を返せば「外れやすい」でもあるので、仮止めしたい書類に向いているタイプですね。
100均の商品ページには圧着タイプだと書かれたものは見当たりませんでした。穴をあけたくない人は、圧着と明記されているメーカー品を選ぶのが確実かなと思います。たとえば、あとでコピーやスキャンをし直す書類、穴があくと読めなくなる位置に文字がある書類なら、圧着タイプのほうが扱いやすいですよ。
穴をあけずにとめたい人は、商品名に「プレス」と入っているかを目印に探すと迷いにくいです。

10枚・12枚、30枚とじたいときの選び方
10枚ならハリナックス ハンディ
10枚前後をとめたいなら、コクヨの「ハリナックス ハンディ」です。コピー用紙(64g/㎡)で約10枚とじられて、手に持ったまま片手で使えるスリムな作り。引っかかって抜けにくいとじ構造になっていて、枚数の多い資料をとじるときの安心感が増すとされています。とじ穴の位置を確かめる窓もついています。外寸は幅32×奥行121×高さ100mm、希望小売価格は税抜1,600円〜1,850円です。
職場で資料をとめる機会が多い人は、1台あると針の買い置きから解放されますよ。
12枚なら卓上型
12枚なら卓上型です。コクヨの「ハリナックス 卓上」とプラスの「ペーパークリンチ 卓上型」が、どちらも約12枚までとじられます。
| 項目 | ハリナックス 卓上(コクヨ) | ペーパークリンチ 卓上型(プラス) |
|---|---|---|
| とじ枚数 | 約12枚 | 最大約12枚 |
| 価格(税抜) | 6,000円 | 3,000円 |
| 主な特長 | はずれにくい矢印刃、とじ穴の奥行きを2段階調整、サイドゲージで2か所とじるとフラットファイル対応の穴になる | ひと押しで軽くとじるパワーアシスト、とじ位置を見ながらとじられる、2穴ファイル対応のゲージ付き |
どちらも、とじた書類をそのままファイルにとじられるゲージがついているのが便利なところ。書類の配布や、会議資料をまとめて作るような場面向けですね。なお、プラスの卓上型は紙を折り込んでとじるため、とじ部分に厚みが出ると公式に書かれています。
30枚は針のホッチキスで
では30枚は?というと、メーカー公式で確認できる針なしホッチキスの最大は約12枚です。30枚をとめたいなら、針なしではなく針を使うホッチキスを選びましょう。ふつうのホッチキスの針の入れ方や号数の選び方はホッチキスの針の入れ方|入らない原因と号数の調べ方まで解説にまとめています。
コクヨ・プラスとも、公式に「針を使用するステープラー(ホッチキス)と同等の保持力はない」と注意書きがあります。また、決められた枚数を超える紙や、テープ・シールなど粘着物のついた紙、フィルムや布などはとじないように、とも書かれています(プラスは故障の原因になると説明しています)。大切な書類や長く保管する書類は、針のホッチキスのほうが安心です。

無印やコンビニで針なしホッチキスは買える?
無印良品は「針を使わないステープラー」
無印良品では「針を使わないステープラー」が売られています。価格は税込790円、コピー用紙の厚みで5枚までとじられます。サイズは約幅26×高さ49×奥行92mmです。
100均より1枚多く、メーカー品より手ごろな、ちょうど中間くらいの位置づけですね。無印のネットストアでは店舗受け取りもできるので、近くの店舗に在庫がなくても取り寄せやすいのが便利なところです。
| 買える場所 | 商品例 | 価格の目安 | とじ枚数 |
|---|---|---|---|
| 100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ・ワッツ) | 針のいらないステープラ など | 110円 | 約4枚 |
| 無印良品 | 針を使わないステープラー | 790円 | 5枚 |
| 文房具店・家電量販店・通販 | ハリナックス、ペーパークリンチ | 税抜680円〜6,000円 | 約2〜12枚 |
| コンビニ | 公式情報では確認できず | — | — |
コンビニは確認できなかった
コンビニで買えるかどうかは、各社の公式情報では確認できませんでした。コンビニの文房具コーナーは、ボールペンやのり、ふつうのホッチキスなど、急ぎで必要になるものが中心です。針なしホッチキスを確実に置いているとは言えないので、あてにしないほうがいいかなと思います。
また、無印のネットストアには「コンビニ受け取り」がありますが、これは受け取り方法の話で、コンビニの店頭で売っているという意味ではありません。ここ、勘違いしやすいので気をつけてくださいね。
確実に手に入れたいなら、100均・無印・文房具店・家電量販店・通販のどれかで探すのがいいと思います。とくに5枚以上とじられるものが欲しいなら、100均では見つからないので、最初から文房具店や通販を見たほうが早いです。コクヨのハリナックスは、公式サイトの購入先としてコクヨ公式オンラインショップ・Amazon・楽天市場・カウネットが案内されています。
まとめ|針なしホッチキスの100均は4枚までが目安
針なしホッチキスは100均でも買えます。ダイソーは「針のいらないステープラ」、セリアは「針のいらないホッチキス」、キャンドゥとワッツは同じ商品の「針なしホッチキス」で、どれも110円・約4枚です。店によって名前は違っても、とじられる枚数は横並びなので、近くの店で買えばOKです。
私の考えとしては、一度にとめる枚数が4枚くらいまでで、家庭で仮止めする使い方なら100均で十分。5枚以上とめたい、人に渡す書類に使う、毎日使うなら、ハリナックスやペーパークリンチなど文具メーカーの針なしホッチキスを、とじ枚数を見て選ぶのがおすすめです。
- 4枚まで・家庭で仮止め → 100均(110円)で十分
- 5〜6枚・毎日使う → ハリナックス コンパクトアルファ、ペーパークリンチ、無印
- 穴をあけたくない → 圧着タイプのハリナックスプレス
- 10枚 → ハリナックス ハンディ
- 12枚 → 卓上型(コクヨ・プラス)
- それ以上・大切な書類 → 針のホッチキス
100均では少し物足りないと感じたら、まずは手のひらサイズのメーカー品から試してみるのがおすすめです。
迷ったときは、まず110円の100均品を1個買って、自分がふだん何枚とめているかを確かめてみるのもひとつの手です。4枚で足りていれば買い替えは不要ですし、足りなければ、そのとき枚数に合わせてメーカー品を選べば失敗しません。
針なしホッチキスは、針のホッチキスの代わりというより「針がいらない場面で便利な道具」と考えると選びやすいです。メーカー品でも針と同じ強さではとまらないので、しっかりとめたい書類は針、気軽にまとめたい紙は針なし、と使い分けるのがいちばん失敗しないかなと思います。
なお、ここで紹介した枚数や価格は、2026年9月時点の公式情報をもとにした一般的な目安です。紙の種類によってとじられる枚数は変わりますし、商品の取り扱いや価格も変わることがあるので、正確な情報は各社の公式サイトで確認してくださいね。
