ジブン手帳を買ってみたものの、24時間のバーチカルに食事の欄、1日の感想、さらにLIFEやIDEAまであって、どこから書けばいいのか分からなくなっていませんか。1月は頑張って埋めたのに、2月に入ったら白いページが続いている……という話、本当によく聞きます。ここ、気になりますよね。
ジブン手帳の使い方を調べると、書き方の見本や、仕事での使い方、DAYsの使い方、ライトやBizとの違いなど、情報がたくさん出てきます。その一方で、ジブン手帳は使いにくい、ジブン手帳をやめた、自分はジブン手帳に向いている人なのか分からない、という声も同じくらい見かけます。
先にお伝えしておくと、ジブン手帳は全部のページを埋める前提の手帳ではないと私は考えています。つまずきやすいのは、24時間の週間バーチカルの全部の欄と、たくさんある付録ページ、別冊のLIFEとIDEAを、最初から全部埋めようとすることです。予定が少ない人はマンスリーと記録したいページだけ、予定が多い人は週間バーチカルに絞る。それでも合わなければ、型を替える。この順番で考えると、ぐっと気がラクになるかなと思います。
この記事では、コクヨ公式の2027年版の情報と、開発者の佐久間英彰さんご本人が語っていた書き方をもとに、書くページの選び方と、合わないと感じたときの見直し方をまとめていきます。
- DIARY・LIFE・IDEAの3冊の役割と書く場所
- 予定が少ない人・多い人それぞれの書くページの絞り方
- 使いにくい・やめたと感じたときの見直しポイント
- ライトとDAYsの向き不向きと乗り換えの目安
ジブン手帳の使い方は全部埋めなくていい
まずは、ジブン手帳がどういう作りになっているのかを押さえたうえで、「どこを書いて、どこを書かないか」を決めていきましょう。開発者ご本人の書き方も、実はかなりシンプルなところから始まっています。
ジブン手帳とは|3冊の役割と書く場所
ジブン手帳は、大手広告代理店のクリエイターである佐久間英彰さんが監修し、コクヨが販売している手帳シリーズです(出典:コクヨ公式『ジブン手帳』シリーズページ)。コンセプトは「1年で終わり」ではなく「一生つかえる」手帳。2014年にはグッドデザイン賞も受賞しています。
いちばんの特徴は、役割の違う3冊に分かれていることです。
| 冊子 | 役割 | 書くもの(例) |
|---|---|---|
| DIARY | 1年分の予定と記録 | 月間ブロック、24時間軸の週間バーチカル、月間プロジェクト、今年の目標、各種リスト |
| LIFE | 一生残したい記録 | 人生でやりたい100のリスト、ジブン年表、通年記念日、家系図、緊急連絡先など |
| IDEA | 年をまたいで使うメモ帳 | グリッド罫に日記・ネタ帳・読書メモ・議事録など自由に |
開発者の佐久間さんはインタビューで、この3冊を「1年間見られればいい情報」「一生引き継ぐ情報」「時間軸に関係ないメモ」に分けたと話しています。たとえば友達の誕生日は、日々の予定の余白に書くと翌年には消えてしまいますよね。でもLIFEに書いておけば、翌年はLIFEごと新しいDIARYに差し替えるだけで済む、という考え方です。
ここで押さえておきたいのが、最初から3冊がそろっているのは「ファーストキット」だけという点です。コクヨ公式の2027年版の情報では、ファーストキットはDIARY・LIFE・IDEAの3冊入り。スタンダード(DIARY単冊)とBizは、LIFEとIDEAを別売りで買い足してセットできます。一方で、ライト(Lite)とDAYsにはLIFE・IDEAはセットできません。
2027年版の希望小売価格(税抜)は、スタンダードのDIARY A5スリムが3,800円、ファーストキット A5スリムが5,000円、Lite A5スリムが3,400円、DAYs A5スリムが5,000円です(限定柄は別価格)。価格は改定されることがあるので、購入前にコクヨ公式サイトで最新の情報を確認してくださいね。
つまり「3冊を全部使いこなさないと」と身構える必要は、最初からありません。手元にある型で、DIARYをどう使うかから考えれば十分です。

開発者の書き方も最初は予定だけ
ジブン手帳に付いている書き方の見本を見て、「こんなに書かなきゃいけないの?」と引いてしまった方もいるかもしれません。実はこれ、開発者の佐久間さん自身もインタビューで、これから使う人に見本を見せるとそう言われることが多い、と話しています(出典:ハンズ ヒントマガジン『開発者の佐久間さんに、オススメの使い方と開発秘話を聞いてきた!』2018年11月)。なお、ここで紹介する書き方の順番はこのインタビューで語られたもので、コクヨ公式サイトには記載がありません。
では、ご本人はどう書いているのか。インタビューで語られていた順番を整理すると、こうなります。
- まずは予定を書き込むだけ(移動の出発・到着、打ち合わせなどを矢印で書く)
- 毎日ではなく、1週間分をまとめて振り返りながら書く(ご本人いわく面倒くさがりなので)
- 次に睡眠(何時に寝て何時に起きたか)を足す
- その次に食事を足す(スマホの写真を見ながら)
- 最後にその日の行動ログを足す
予定の次に睡眠を勧めている理由は、1週間分を並べて見るとその週の調子の波が見えて、次の週へのフィードバックになるから、とのことでした。つまり、見本のびっしり書かれたページは「完成形」であって、スタート地点ではないんですね。
佐久間さんは、続けなくちゃと頑張るのではなく、とりあえず1週間このフォーマットに入れてみてほしい、という趣旨のメッセージも残しています。最初の1週間は予定だけ。慣れたら1項目ずつ足す。これが、作った本人がすすめている使い方の出発点だと私は受け取っています。
見本どおりに全部の欄を埋めるのはゴールであって、スタートではありません。1週間まとめ書きでもかまわない、というのは開発者ご本人の書き方です。
この順番を今の手帳に当てはめると、たとえば最初の1週間はこんなイメージになります。
| 時期 | 週間バーチカルに書くもの |
|---|---|
| 1週目 | 予定の時間だけ(会議・通院・約束など) |
| 2〜3週目 | 予定+寝た時間・起きた時間 |
| 慣れてから | 食事や行動ログなど、書きたいものを1つずつ |
これはあくまで一例なので、2週目以降に何を足すかは自由です。足してみて負担だと感じたら、その項目はやめて元に戻せばいいだけですよ。
なお、このインタビューは2018年(2019年版の頃)のもので、紙やラインアップは現在と違う部分があります。書き方の順番の考え方として参考にしてもらえればと思います。

週間バーチカルで書かなくていい欄
ジブン手帳のDIARYの中心は、24時間軸の週間バーチカルです。コクヨ公式の説明では、24時間軸に加えて、土日も平日と同じサイズの枠、ToDo、天気、月齢、日の出・日の入り、食事の記入欄、1日の感想といった要素が1週間の見開きに入っています。深夜や早朝の予定まで書けるのが売りなんですね。
ただ、これを毎日全部埋めようとすると、1日あたりの書く量はかなり多くなります。そこで私の考えとしては、最初に「書かない欄」を決めてしまうのがいいかなと思います。
| 欄 | 最初の扱い(目安) |
|---|---|
| 24時間軸(予定) | 書く。まずはここだけでOK |
| ToDo | 別のメモやアプリで管理しているなら空欄でOK |
| 天気・月齢・日の出/日の入り | 気にしない。空いていても困らない |
| 食事 | 記録したい人だけ。慣れてから足す |
| 1日の感想 | 書ける日だけ。週末にまとめてでもOK |
時間軸にも工夫があって、佐久間さんはインタビュー当時、0時から7時ごろは1マス、それ以外の時間は2マスで作ってあると話していました。書き込みが多い時間帯に紙面を多く割いているので、予定を入れるだけでも見た目のバランスは取れやすい作りになっています。
空いた欄を別の用途に使うのもありです。noteで使い方を公開しているLiteユーザーの方は、ToDo欄を使わない代わりに「今週のトピックス」として印象に残った出来事を見出しのように書いていました。欄の名前に縛られず、自分が続けられる用途に置き換えてしまえばいいんですね。
書かない欄を決めるという考え方は、ジブン手帳に限らずどの手帳にも使えます。マンスリーやレフト式など、ほかのレイアウトでの決め方は手帳の書き方|書かない欄を決めるだけでマンスリーもレフト式も続くで詳しくまとめています。

予定が少ない人はマンスリー中心で使う
ここからは、予定の量で書くページを分けていきます。まずは、平日はほぼ同じリズムで、時間単位で書くほどの予定があまりないという人です。
こういう人が24時間の週間バーチカルを全部使おうとすると、縦の時間軸がほとんど白いままになります。それを見て「使いこなせていない」と感じてしまうのが、挫折の入り口になりやすいかなと思います。
私の考えとしては、予定が少ない人は月間ブロック(マンスリー)で予定を持ち、あとは記録したいページを2〜3個だけ選ぶのがいいかなと思います。
マンスリーに書くもの
月間ブロックには、通院、美容院、友人との約束、家族の行事、締め切りなど、日付が決まっている予定だけを書きます。2027年版のDIARYは1月始まりで、月間ブロックは前年の11月から翌年の3月まで入っているので、年末から使い始めても大丈夫です(コクヨ公式の商品情報より)。
記録したいページを選ぶ
DIARYには「今年の夢/目標」「お金の計画」「本リスト」「映画リスト」「今年やりたい100のリスト」「今年の振り返り」などのページがあります。この中から「これなら書きたい」と思えるものを2〜3個選び、それ以外は開かなくてかまいません。
週間バーチカルは空いていていい、と最初に決めておくのがポイントです。時間の記録をしたくなったら、そのときに使い始めれば十分です。
週間バーチカルを使う場合も、開発者の書き方にならって「寝た時間と起きた時間だけ」のように1項目に絞ると、白いページへの罪悪感はかなり減ると思います。ただ、あくまで目安なので、自分が見返して楽しいと思える記録を優先してくださいね。
予定の管理そのものはスマホのカレンダーで足りている、という人も多いはずです。先ほどのnoteの方も、予定はスマホのカレンダー、マンスリーは趣味の記録に使っていました。手帳を「予定表」ではなく「記録帳」として使う、という割り切りもありだと思います。

仕事で予定が多い人はバーチカルに絞る
反対に、会議や打ち合わせ、外出が多く、1日の中で時間単位の予定がいくつも入る人は、週間バーチカルが本領を発揮します。こちらは逆に、週間バーチカルに絞って、付録ページや別冊はいったん置いておくのがいいかなと思います。
24時間軸のバーチカルは、予定を時間の位置に書くので、空き時間がひと目で分かります。朝の早い時間や夜の予定も書けるので、早朝の勉強や夜の会食がある人にも向いています。コクヨ公式でも「朝活や深夜の予定もしっかり書ける」と紹介されています。
書くのは予定の時間だけ
予定が多い人ほど、欄を全部埋めようとすると書く時間が足りなくなります。まずは予定の開始と終了を時間軸に書くだけにして、食事や感想の欄は空けておきましょう。予定の変更が多い人は、消せるボールペンを使うのも一つの手です。スタンダードのDIARYに使われている「THIN PAPER」は、消せるボールペンで擦っても紙が波打ちにくい、とコクヨは説明しています。
月間プロジェクトは必要な人だけ
DIARYには、見開きで2か月分を管理できる「月間プロジェクト」のページもあります。複数の案件を並行して進める人は、ガントチャートのように期間を線で引いておくと全体が見やすくなります。ただ、使わない人は空けておいて問題ありません。
仕事用なら「Biz」という型もあります。24時間軸の週間バーチカルと月間ブロックはそのままに、落ち着いた色とフォント、中身が透けないマットカバーになっています。紙はインクの乾きが早い「MIO PAPER」で、A5スリムの希望小売価格は4,300円(税抜・2027年版)です。
仕事の予定が多い人の中には、変更のたびに手書きで直すのが負担になる人もいると思います。その場合は、確定した予定だけを手帳に書き、変わりやすい予定はデジタルのカレンダーで持つ、という分担にすると続けやすいかなと思います。

LIFEとIDEAは埋めずに書き溜める
ファーストキットを買った人や、LIFE・IDEAを買い足した人が迷いやすいのが、この2冊をどう使うかです。結論から言うと、LIFEとIDEAは毎日埋めるものではなく、書くことが出てきたときに書き溜める場所だと考えるとラクになります。
LIFEは「一生残したいこと」が出たときだけ
LIFEには、人生の夢、人生でやりたい100のリスト、座右の銘、人生設計表、通年記念日、日本と世界の旅行地図、ジブン年表、家系図、緊急連絡先、パスワードヒントリストなどのページがあります(コクヨ公式のコンテンツ一覧より)。
見てのとおり、どれも1日や1週間で埋まるものではありません。家族の誕生日を知ったとき、旅行から帰ってきたとき、年に1回の振り返りのときなど、出来事があったときにだけ開けばいいページです。100のリストも、最初は3つくらいから始めて、思いついたら足していけば十分です。
パスワードヒントリストには、パスワードそのものではなく、思い出すためのヒントだけを書くようにしましょう。手帳は持ち歩くものなので、紛失したときのことも考えておくと安心です。
IDEAはただのメモ帳として気楽に
IDEAは名前こそ「アイデア」ですが、佐久間さん自身もインタビューで「ただ単にノート」と話しているくらい、自由なメモ帳です。グリッド罫なので、日記、読書メモ、議事録、買い物メモなど何を書いてもかまいません。コクヨ公式では、縦線の左側に日付とタイトルを書くと後から探しやすくなる、という使い方が紹介されています。
IDEAはDIARYとは別の冊子なので、年が変わっても書き途中のまま次の年のDIARYと一緒に使い続けられます。「毎日何か書かなきゃ」ではなく、「メモが出たらここに書く」という置き場所として使うのがいいかなと思います。

ジブン手帳の使い方が合わないときの見直し方
書くページを絞っても、どうしても続かない、使いにくいと感じることはあります。ここでは、やめた理由としてよく挙がることと、型を替えるときの考え方を見ていきます。
ジブン手帳をやめた理由は書く量の多さ
ジブン手帳をやめたという人の声を見ていくと、理由として挙がりやすいのは大きく3つです。ただし、ここで紹介するのは個人のブログなどで見かける声なので、すべての人に当てはまるわけではありません。
全部書こうとして時間が足りなくなる
いちばん多いのがこれです。ジブン手帳を2年使っているという方のブログでは、食事や1日の感想などフォーマットが細かく決まっているので、全部を埋めようとすると時間がかかる、完璧に書こうとして疲れてしまう、といったことがデメリットとして挙げられていました。DAYsを1か月使って手放したという方も、手帳の管理に時間をかけすぎて、ほかのやることに時間を回せなくなったことを理由にしていました。
予定の変更が多く、デジタルのほうが楽
予定がよく動く人は、手書きで直す手間が負担になって、結局スマホのカレンダーに戻ったという声もあります。
サイズと厚み
A5スリムは持ち歩き用としてはやや大きめで、3冊をセットすると厚みも出ます。2027年版のA5スリムのDIARYはタテ217×ヨコ136mm(コクヨ公式の商品情報)です。
こうして並べてみると、「手帳が悪い」というより「書く量が自分の生活に合っていない」ケースが多いように見えます。だからこそ、やめる前に一度、書くページを減らしてみる価値はあるかなと思います。
やめる前に試したい3つのこと
もし今「もうやめようかな」と思っているなら、手放す前に次の3つを試してみるのもいいかなと思います。
- 書く欄を1つに減らす:週間バーチカルなら予定の時間だけ、予定が少ないなら月間ブロックだけにする
- 毎日書くのをやめる:週末に1週間分をまとめて書く(開発者ご本人も1週間まとめ書き派です)
- 空白を気にしない:書けなかった週は、そのまま次の週から再開する。埋め直さなくてOK
それでも合わないなら、次の見出し以降で紹介する型の見直しに進めば大丈夫です。
ちなみに、DAYsを手放した方も、バーチカルで時間を書いたことで自分の時間管理の甘さに気づけた、と振り返っていました。やめたとしても、使った期間がムダになるわけではありません。

使いにくい付録ページは2〜3個に絞る
ジブン手帳が使いにくいと感じる理由のひとつが、付録ページの多さです。2027年版のスタンダードのDIARYには、コクヨ公式のコンテンツ一覧を見るだけでも、これだけのページがあります。
- 3年分カレンダー、年齢早見表、年間スケジュール
- 今年の夢/目標、お金の計画、週間予定
- お気に入りの言葉、おすすめリスト、本リスト、映画リスト
- プレゼントリスト、約束したことリスト、フリーリスト、今年やりたい100のリスト
- 鉄道路線図(東京・大阪・名古屋など9都市)、日本地図、時差世界地図
- 今年の振り返り、個人データ
これを全部「書かなきゃいけないページ」と思ってしまうと、手帳を開くたびに宿題が積み上がっているような気持ちになります。でも、鉄道路線図や時差世界地図は、そもそも書き込むより見るためのページですよね。
私の考えとしては、付録ページは「使う2〜3個」を年の初めに決めて、それ以外は存在を忘れてしまうのがいいかなと思います。
| こんな人 | 選ぶページの例 |
|---|---|
| 目標を立てたい | 今年の夢/目標、今年の振り返り |
| お金を管理したい | お金の計画 |
| 趣味の記録を残したい | 本リスト、映画リスト |
| 仕事の案件を管理したい | 月間プロジェクト |
選んだページには、インデックスシールや付箋を貼っておくと、すぐに開けて使う頻度も上がります。コクヨからは「ジブン手帳Goods」としてインデックスシールなども出ていますが、手持ちの付箋でも十分です。
「今年の振り返り」は、年末に1回書くだけのページです。最初から埋める必要はないので、12月までそっとしておきましょう。
インデックスシールなどのジブン手帳Goodsは、2027年版のニュースリリースでは希望小売価格640円〜980円(税抜)とされています(出典:コクヨ ニュースリリース『一生つかえる手帳、「ジブン手帳」2027年版を発売』2026年8月7日)。まずは手持ちの付箋で試して、使うページが固まってから買うのでも遅くないですよ。
年の途中で使い始めた人も、付録ページを1月にさかのぼって埋める必要はありません。「お金の計画」なら始めた月から、「本リスト」なら今読んでいる本から書けば十分です。付録ページは、年の途中からでも使い始められるところがいいところですね。
書く量を減らしたいならジブン手帳ライト
書くページを絞ってもまだ重いと感じる人、そもそも付録ページやLIFE・IDEAはいらないという人には、ジブン手帳ライト(Lite)という型があります。
コクヨ公式では、Liteを「24時間軸はそのままに、自分の必要な項目に絞って書き込めるミニマルな仕様」と説明しています。手軽にライフログを始めたい人向け、という位置づけです。
| 項目 | スタンダード(DIARY) | Lite |
|---|---|---|
| メインのページ | 週間バーチカル+月間ブロック | 週間バーチカル+月間ブロック |
| 付録ページ | リスト類・地図・路線図など多数 | 年間スケジュール、今年の夢/目標、今年の振り返り、フリーリストなどに絞った構成 |
| LIFE・IDEA | 別売りでセット可 | セット不可 |
| 枚数(A5スリム) | 112枚 | 96枚 |
| 表紙 | ペンホルダー付きクリアカバー | PU製の表紙 |
| 希望小売価格(税抜・A5スリム) | 3,800円 | 3,400円 |
マンスリーページの下には週ごとの記録欄があり、ハビットトラッカーのように習慣の記録に使えるのもLiteの特徴です。予定は少ないけれど「運動した」「薬を飲んだ」といった記録はつけたい、という人には合いやすいかなと思います。
ポイントは、週間バーチカルの24時間軸は残したまま、周りのページが減るということです。「ジブン手帳の時間軸は好きだけど、全部は書けない」という人にとって、いちばん素直な乗り換え先だと私は考えています。
もうひとつ、Liteは使い始めの時期も少し違います。コクヨ公式の商品情報では、2027年版のLiteは月間ブロック・週間バーチカルとも前年の12月から入っています。スタンダードのDIARYは前年の11月からなので、年末に買い替える人は、切り替えのタイミングもあわせて確認しておくと安心です。
サイズはA5スリムとB6スリム(Lite mini)の2つで、カラーはどちらもネイビーとベージュです。持ち歩きの負担が気になっていた人は、B6スリムを選ぶのもありですね。A5とB6の違いは手帳のサイズで失敗しない選び方|A5とバイブル・B6を比較で比べています。
Liteが気になった方は、サイズと表紙の色を見比べてから選んでみてくださいね。

ジブン手帳DAYsの使い方は左右の書き分け
もうひとつの型が、1日1ページのジブン手帳DAYsです。ここは誤解されやすいところなので、はっきり書いておきます。DAYsは「書く量を減らしたい人向けの軽い型」ではありません。
コクヨ公式の2027年版の商品情報では、DAYsは1年単冊で216枚(A5スリム)。1日に1ページまるごとあるので、書くスペースはむしろ増えます。付録ページが少なめでLIFE・IDEAもセットできない単冊なので、「3冊を管理しなくていい」という意味では身軽ですが、毎日たっぷり書く人向けの型と考えたほうがいいと思います。
DAYsの使い方の基本
DAYsのデイリーページは、ページの真ん中に24時間軸があり、その左右に別々の内容を書き分けられる「T型タイムライン」になっています。コクヨ公式が挙げている組み合わせは、次のようなものです。
- 左に仕事の予定、右にプライベートや家族の予定
- 左にToDo、右にスケジュール
- 左にToDoリスト、右にライフログ(その日にしたこと)
また、日付と曜日が並んだ横軸があって、1日1ページでも「今日は週のどのあたりか」が分かるようになっています(この仕組みは特許取得済みと公式に記載があります)。マンスリー&ハビットトラッカー、毎月の扉ページ、メモページなども入っています。
DAYsが合う人・合わない人
家族の予定と自分の予定を分けて管理したい人、日記も兼ねて毎日しっかり書きたい人には合いやすいと思います。反対に、書く量を減らしたくて乗り換えを考えているなら、DAYsよりLiteのほうが向いているかなと思います。
1日1ページの手帳は、書かない日があるとまるごと白いページが残ります。「毎日書けないと気になる」タイプの人は、買う前に一度考えてみてください。1日1ページの手帳を埋めずに続けるコツはほぼ日手帳の使い方は毎日埋めなくていい?続く人が決めていることでも書いています。
DAYsの希望小売価格は、A5スリムのグレー・ピンクが5,000円(税抜・2027年版)です。価格や仕様は変わることがあるので、正確な情報はコクヨ公式サイトで確認してくださいね。
ジブン手帳の使い方は向いている人で決まる
最後に、ここまでの内容をまとめつつ、ジブン手帳に向いている人・向かない人を整理しておきます。
ジブン手帳の使い方でいちばん大事なのは、全部のページを埋めようとしないことです。開発者の佐久間さん自身が、最初は予定だけ、しかも1週間まとめて書くところから始めています。予定が少ない人はマンスリーと記録したいページだけ、予定が多い人は週間バーチカルの時間軸だけ。LIFEとIDEAは、書くことが出てきたときの置き場所です。
- 予定が少ない人:月間ブロック+記録したいページ2〜3個
- 予定が多い人:週間バーチカルの時間軸だけ
- 書く量そのものを減らしたい人:Lite
- 1日の中を2つに書き分けたい・毎日たっぷり書きたい人:DAYs
ジブン手帳に向いている人
時間の使い方を記録して振り返りたい人、朝の早い時間や夜遅くにも予定がある人、家族の記念日や人生の目標など長く残したい記録がある人には、ジブン手帳の作りがよく合うと思います。
向かないかもしれない人
手帳に求めるのが「予定をメモするだけ」で、記録や振り返りには興味がないという人は、ページの多さを持て余しやすいかもしれません。予定の変更が多く、ほとんどをスマホで管理している人も同様です。
書くページを絞っても、LiteやDAYsを検討しても合わない場合は、ジブン手帳そのものが今の生活に合っていないのかもしれません。それは使い方が下手だったわけではなく、手帳との相性の問題です。ほかの手帳も含めて選び直したい方は、手帳のおすすめ2027|文具マニアが選ぶ後悔しない選び方で、始まり月やレイアウトから選ぶ方法をまとめています。
なお、この記事で紹介した価格や仕様は2027年版のコクヨ公式情報をもとにした目安です。購入の際は、最新の情報をコクヨ公式サイトで確認してください。あなたに合った書き方で、1年を気楽に記録していけるといいですね。
