手帳の種類は5つで足りる|1日の予定の数で選ぶ一覧と違い

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白木の机に扇状に並べて開いた5冊の手帳。カレンダー型、左に予定欄の形、縦の時間軸、週のブロック、1日1ページ

手帳売り場に行くと、マンスリー、ウィークリー、レフト、バーチカル、ブロック、ホリゾンタル……と、聞き慣れない名前がずらりと並んでいます。中身を見比べても違いがいまひとつ分からず、結局なんとなく表紙で選んでしまった、という人も多いのではないでしょうか。迷いますよね。

手帳の種類を調べると、マンスリーとウィークリーの違い、ウィークリーのレフトとバーチカルの違い、週間ブロックやブロックタイプとは何か、ダブルマンスリーや見開き2ヶ月はどういう人向けか、スケジュール帳とダイアリーの違い、ウィークリー手帳の使い方、自分に合う手帳の選び方の診断、人気のおすすめはどれか、といった疑問がたくさん出てきます。売り場によっては13タイプに分けて紹介しているところもあり、読むほど迷ってしまうかもしれません。

先に私の考えをお伝えすると、手帳の種類は5つ覚えれば足ります。マンスリー、ウィークリーのレフト、ウィークリーのバーチカル、週間ブロック、1日1ページの5つです。そして、どれにするかは「1日に時間の決まった予定がいくつあるか」の1つで決めてしまって大丈夫です。0〜1つならマンスリー、2つならレフト、3つ以上ならバーチカル、予定より書きたいことが多いなら1日1ページ。この目安で、だいたいの人は1つに絞れるはずです。

この記事では、高橋書店やNOLTY、コクヨ、ほぼ日といったメーカーが公式に説明している分類をもとに、5つの種類の違いを一覧で整理します。そのうえで、予定の数で1つに決める手順と、5つ以外の種類の扱い方、種類が決まったあとの選び方までまとめました。

  • 手帳の種類5つの違いと向いている人
  • メーカーによって名前が違う種類の見分け方
  • 1日の予定の数で手帳の種類を決める目安
  • ダブルマンスリーや見開き2週間などの扱い方
目次

手帳の種類は5つで足りる|違いを一覧で比較

まずは手帳の種類そのものを整理します。メーカーや売り場によって分け方は3種類から13タイプまでばらばらですが、大きな枠は共通していて、細かい違いの多くは5つの種類のどれかの変形です。ここでは大きな枠を確認してから、5つの種類を1つずつ、何が載っていて誰に向くのかを見ていきます。最後に、店やメーカーで名前が違う種類の見分け方もまとめました。

種類見開きの中身時間の目盛り向いている人(目安)
マンスリー見開きで1か月のカレンダーなし時間の決まった予定が1日0〜1つ
ウィークリーのレフト左に1週間の予定、右にメモ商品による時間の決まった予定が1日2つ前後
ウィークリーのバーチカル曜日ごとに縦の時間軸あり時間の決まった予定が1日3つ以上
週間ブロック見開き1週間を日ごとの枠に分割なし予定は少ないが日ごとのタスクや記録が多い
1日1ページ1日に1ページ商品による日記やライフログなど書く量が多い

手帳の種類は月間・週間・1日の3つに分かれる

手帳の種類は、まず「1つの見開きに何日分が載っているか」で3つに分かれます。見開きで1か月分が見られる月間(マンスリー)、見開きで1週間分の週間(ウィークリー)、1日に1ページ以上を使う1日(デイリー)の3つです。

この大きな分け方は、メーカーが違ってもほぼ共通しています。たとえば高橋書店は、公式サイトの「見開きから手帳・日記をさがす」で、マンスリータイプ・ウィークリータイプ・デイリータイプに、連用式などの「その他」を加えた4つの区分で手帳を探せるようにしています(出典:高橋書店『見開きから手帳・日記をさがす』)。コクヨも公式ショップのコラムで、手帳のメインのページの種類は「大きく分けると」マンスリー、バーチカル、週間レフトの3種類と説明しています。

ややこしく感じるのは、この3つの枠の中がさらに細かく分かれているからです。高橋書店の分類では、マンスリーに月間ブロック式・月間横ケイ式の2つ、ウィークリーにレフト式・セパレート式・バーティカル式・リンクアップ式・週間ブロック式・見開き2週間の6つ、デイリーに1頁1日・1頁2日の2つが並びます。売り場の解説記事では13タイプに分けているものもありますし、NOLTYの公式通販ではウィークリーだけで6つの型を紹介しています。

ただ、細かい型を1つずつ覚える必要はないと私は考えています。多くの型は、日の並べ方や区切り方が少し違うだけで、「予定をどれくらい細かく書くか」「メモをどれくらい書くか」という役割で見ると、次の5つのどれかに近いからです。

覚えておく5つの種類

  • マンスリー(月間ブロック)
  • ウィークリーのレフト
  • ウィークリーのバーチカル
  • 週間ブロック
  • 1日1ページ

この5つを押さえておけば、売り場で見かける名前のほとんどは「どれの仲間か」で判断できます。5つ以外の種類の扱い方は、後半の見出しでまとめて取り上げます。

キッチンテーブルに立てて並べた3冊の閉じた手帳。薄い月間、中くらいの週間、厚い1日1ページで厚さが違う

マンスリーは予定が少ない人向けの薄い手帳

マンスリーは、見開きで1か月分がカレンダーのように並ぶ種類です。高橋書店ではこの形を「月間ブロック式」と呼び、「手帳に細かい情報は書かない」「薄くて軽い手帳がいい」という人に向く、と説明しています。NOLTYの公式通販でも、月間タイプだけの手帳は「細かいスケジュールはスマートフォンで管理している方にもおすすめ」で、「薄くて軽いので持ち運びも楽」と紹介されています。

マンスリーのいちばんの強みは、1か月の予定が一目で見えることです。締め切りや通院の日、家族の行事など「何日に何があるか」を書いておくぶんには、これで十分間に合います。反対に、1日の欄は小さいので、1日に何件も予定を書き込む人や、メモを書きたい人には窮屈です。

実は私自身、15年ほど前にシステム手帳を使っていたころ、週間のページと月間のページの両方を入れていました。ただ、週間のページには時間の目盛りがついていたものの、あまり必要性を感じませんでした。日の欄が空欄になっている月間のページのほうで十分だったんです。1年分あっても使いきらなかったような記憶があり、途中からはスマホのカレンダーで十分だと思って、そちらに移りました。

この経験から言えるのは、時間の決まった予定が少ない人にとっては、週間のページそのものが余りやすいということです。予定が少ないなら、最初からマンスリーだけの薄い手帳を選んだほうが、空白のページに気を取られずに済みます。

厚さと重さの差も、種類を選ぶうえでは見逃せません。ほぼ日の公式の比較表では、同じA6サイズでも、月間カレンダーと方眼ノートが中心の「day-free」は厚さ8mm・約110g、1日1ページの「オリジナル」は厚さ15mm・約195gとなっています。同じ大きさでも、種類によって重さは2倍近く変わるわけです(出典:ほぼ日『手帳タイプ別ガイド』)。

なお、月間のページには「月間横ケイ式」(日付が縦に並び、1日を1行で書く形)や「ガントチャート」(縦に項目、横に日付が並ぶ表の形)もあります。どちらも1か月を見渡す点はマンスリーの仲間ですが、使い道が少し特殊なので、後半の5つ以外の種類の見出しでまとめて紹介します。

カフェの窓際で、予定の少ない月間カレンダーの手帳と画面の淡く光るスマホを並べて見ている女性

ウィークリーのレフトは予定とメモを1冊に

レフトは、見開き1週間のうち、左ページに7日分の予定欄、右ページにメモ欄がある種類です。予定を書くのが左(レフト)にあるので、この名前で呼ばれています。高橋書店は「レフト式」、NOLTYは「レフトタイプ」、ほぼ日は「週間レフト」と呼んでいて、呼び方は少しずつ違いますが中身は同じ考え方です。

NOLTYの公式通販では、レフトタイプを「手帳初心者にもおすすめの一番人気手帳」「能率手帳に代表されるビジネス手帳で一番人気のフォーマット」と紹介しています(出典:JMAM eショップ『おすすめフォーマットの選び方』)。予定とメモを1冊にまとめられるので、仕事でもプライベートでも使いやすく、迷ったときの基準になる種類です。

注意したいのは、左ページの作りが商品によって違うことです。NOLTYのレフトタイプは左側に時間目盛りがついたスケジュール欄ですが、コクヨのコラムでは週間レフトの左ページについて、時間単位の予定を書くよりも「午前と午後でそれぞれやることリストを書き出す」使い方が合う、と説明しています(出典:コクヨ公式ショップ『手帳の書き方の基本と活用のアイデア』)。時間単位で管理したい人はバーチカルのほうが使いやすいはず、とも書かれています。

つまりレフトは、1日に予定が2つくらいまでで、時間をきっちり区切るほどではない人にちょうどいい種類です。右ページのメモ欄に1週間のやることや買い物リスト、打ち合わせのメモを書いておけば、手帳とノートを分けずに済みます。

レフトを選ぶときに見る2つのところ

同じレフトでも、見ておきたいところが2つあります。1つは、左ページに時間の目盛りがあるかどうかです。目盛りがあれば「10時 打ち合わせ」のように時刻の位置に書けますし、無ければ午前・午後やタスクの欄として自由に使えます。もう1つは、右ページのメモ欄が罫線か方眼かです。たとえばほぼ日のweeksは、公式の説明で右ページが方眼メモのレフト式とされています。文字が中心なら罫線、表や図も書くなら方眼が使いやすいかなと思います。

形の違う商品もあります。ほぼ日のweeksは横95mm・縦186mmのスリム縦長で、重さは約133gと公式に書かれています。一方、NOLTYの能率手帳にはB5の大判のウィークリーレフトもあり、ハンズネットでは2,618円(税込)で掲載されていました。同じレフトでも、持ち歩き用から机に置く用まで幅があるわけです。

レフトでの具体的な書き方は手帳の書き方|書かない欄を決めるだけでマンスリーもレフト式も続くでまとめているので、買ったあとに合わせて読んでみてください。

オフィスの机で、左に1週間の予定欄、右にメモ欄がある手帳の右ページに書き込む女性

ウィークリーのバーチカルは時間で予定を書く

バーチカルは、見開き1週間で、曜日ごとに縦の時間軸が並ぶ種類です。英語のvertical(垂直の、縦の)が名前の由来で、高橋書店では「バーティカル式」と表記しています。高橋書店は「時間軸が縦に配置されているので、複数の予定も一目瞭然」と説明していて、NOLTYも「メモよりスケジュール管理重視」「1日の細かいスケジュールを管理したい」人に向く、としています。

バーチカルのよさは、予定を時間の位置に書けることです。10時から11時の会議、14時の来客、17時のお迎え、というように予定が並ぶと、どこが空いているかがすぐに分かります。NOLTYは、予定の時間を囲むと「面」で所要時間が把握できる、と説明しています。

選ぶときに見ておきたいのは、時間の目盛りがどの範囲で入っているかと、土日の扱いです。NOLTYの2027年版だけでも、9時から18時までの商品から、0時から24時まで入っている商品まで幅があります。コクヨのジブン手帳は24時間の目盛りです。土日については、高橋書店が「土日均等タイプと平日充実タイプがあります」と書いているとおり、7日とも同じ幅のものと、平日を広く取って土日を小さくしたものがあります。

時間の目盛り商品の例(2027年版)価格(税込)
9時〜18時NOLTY ネクサスバーチカル1,980円
8時〜22時NOLTY キャレルB6バーチカル12,200円
6時〜24時NOLTY クレスト21,782円
0時〜24時NOLTY ペイジェムウィークリーB6-i バーチカル2,178円
24時間コクヨ ジブン手帳(A5スリム)4,180円

※価格はメーカー公式通販・メーカー希望小売価格の表示(2026年10月時点)。年版ごとに変わるので、購入前に確認してください。

土日均等タイプは週末も予定がある人や、毎日の生活を同じ形で記録したい人向けです。平日充実タイプは、平日の1日の幅が広くなるぶん、仕事の予定を書き込みやすくなります。

反対に、時間の決まった予定が少ない人がバーチカルを選ぶと、目盛りのほとんどが空白のまま残りがちです。私も以前、システム手帳の週間ページについていた時間の目盛りには、あまり必要性を感じませんでした。バーチカルは、予定が多い人ほど力を発揮する種類だと考えておくといいと思います。

大学の教室で、縦の時間軸に色の予定ブロックが並ぶ週間バーチカル手帳を見る男性の横顔

バーチカルが自分に合うかの目安と、時間目盛りの範囲や土日の扱いで2027年版を選ぶ方法は、次の記事で詳しくまとめています。

週間ブロックと1日1ページは書く量が多い人に

週間ブロックは、見開き1週間を日ごとの枠(ブロック)に区切った種類です。売り場の解説では、見開きを8等分して7日分とメモ1枠に分けたものが紹介されています。NOLTYの公式通販では「週間ブロックタイプ」として、1日のスペースが広く、上部にチェックボックスがあってタスク管理に優れる、と説明されています。向く人として挙げられているのは「日毎のタスクが多く、効率的に管理したい」人や「スケジュールはデジタルで管理する」人です。

つまり週間ブロックは、時間の決まった予定はそれほど多くないけれど、その日にやることや、その日の記録は多めに書きたい人向けの種類です。予定はスマホで管理して、手帳には毎日のタスクと短い日記を書く、という使い方にも合います。

1日1ページは、文字どおり1日に1ページを使う種類です。高橋書店は「1頁1日記入式」と呼び、「ライフログを書いたり、イラストを描いたりできる人気の記入形式」と説明しています。代表的なのはほぼ日手帳で、オリジナル(A6)やカズン(A5)、HON(A6・A5)が1日1ページのフォーマットです。

1日1ページは書けるスペースがいちばん広い反面、厚くて重くなります。先ほどのとおり、ほぼ日のオリジナルはA6でも厚さ15mm・約195g、A5のカズンは厚さ18mm・約445gです。毎日たくさん書く人には心強い一方で、書かない日が続くと白いページが目立ちやすい種類でもあります。

週間ブロックと1日1ページのどちらにするか

迷ったときは、「毎日どのくらい書くか」を考えてみてください。その日のタスクを数行と、ひと言の記録くらいなら週間ブロックの枠で足ります。見開き1週間で全体も見渡せるので、週の予定とやることを同時に確認したい人にも向いています。

一方で、日記を数行以上書きたい、写真やチケットを貼りたい、イラストも描きたい、という人は1日1ページのほうが窮屈さを感じにくいはずです。その中間として、高橋書店には1ページに2日分を書ける「1頁2日記入式」もあり、日記にも業務日誌にも使える形として紹介されています。毎日たっぷりは書かないけれど、週間ブロックでは足りない人はこちらも候補になります。

ベランダのテーブルで、1日1ページの手帳にマスキングテープと押し花を貼っている手元

ホリゾンタルなど名前がメーカーで違う種類

手帳の種類でいちばん混乱しやすいのが、名前のゆれです。同じ名前なのに、店やメーカーによって指している中身が違うことがあります。代表的なものを3つ挙げます。

ホリゾンタル

コクヨのコラムでは、週間レフトの左ページが水平(英語でホリゾンタル)方向に区切られていることから、レフトを「ホリゾンタルレフトタイプ」とも呼ぶ、と説明しています。一方で、左ページに4日、右ページに3日を横長の枠で並べた形を「ウィークリーホリゾンタル(セパレート)」として紹介している売り場もあります。高橋書店では、見開き1週間で1日ごとの記入欄を広く取った形を「セパレート式」と呼んでいます。

横ケイ

高橋書店の「月間横ケイ式」は、1か月を1日1行で縦に並べた月間の形です。ところがNOLTYの公式通販の「週間横ケイタイプ」は、毎日の記入欄が縦に複数分かれていて、家族ごとの予定を書き分けられる週間の形として紹介されています。同じ「横ケイ」でも、月間と週間の両方があるわけです。

ブロック

「ブロック」も、カレンダー型の月間ブロックと、見開き1週間を枠に分けた週間ブロックの2つがあります。「ブロックタイプ」とだけ書かれていたら、月間なのか週間なのかを中身で確かめる必要があります。

名前だけで判断せず、見開きの左右に何が載っているかを見て確かめるのが確実です。通販なら商品ページの中面の写真、店頭なら見本で見開きを開いて確認しましょう。

ちなみに、関連する疑問として多い「スケジュール帳とダイアリーの違い」も、形の違いではなく呼び名の違いと考えて大丈夫です。メーカーは商品名に「手帳」「ダイアリー」「スケジュール帳」を混ぜて使っているので、どの種類かは名前ではなく中身で確認してください。

書店の手帳売り場。高橋書店の2027年版が用途別の帯を付けて平台に並んでいる(2026年9月13日撮影)

手帳の種類の選び方は1日の予定の数で決める

5つの種類が分かったところで、ここからは自分に合う1つの決め方です。メーカーの説明を読むと、どの種類も「〜な人におすすめ」と書かれていて、全部が自分に当てはまるような気がしてきますよね。そこで私がすすめたいのは、基準を1つに絞ることです。手順と目安、5つ以外の種類の扱い方、種類が決まったあとの選び方を順に見ていきます。

時間の決まった予定を数える手帳の選び方診断

基準にするのは「1日に時間の決まった予定がいくつあるか」です。時間の決まった予定とは、会議や授業、通院、お迎え、アルバイトのシフトのように「何時から」と時刻が決まっている予定のことです。買い物や掃除のように、いつやってもいいことは数えません。

数え方は簡単です。スマホのカレンダーや今使っている手帳を開いて、直近1〜2週間の平日を見返し、時刻つきの予定が1日にいくつあったかを数えます。毎日ばらつきがあるなら、「よくある日」の数で考えれば十分です。

数えるときの3つのコツ

  • 終日の予定は数えない:旅行や出張、休みのように1日まるごとの予定は、カレンダーの欄に1行書けば済むので、時間の決まった予定には入れません
  • 毎週の決まった予定も数える:習い事や定例の会議のように毎週同じ時刻にある予定も、その日の1件として数えます
  • 手帳に書きたい予定だけ数える:仕事の予定は会社のカレンダーで管理して、手帳には私生活の予定だけ書く、という人は私生活の分だけで数えます

たとえば、平日は仕事の会議が1つあるだけで、あとは週に1回の通院くらい、という人なら「0〜1つ」です。会議が午前と午後に1つずつ、夕方に子どものお迎え、という人なら「3つ」になります。同じ会社員でも、書きたい予定の数で合う種類は変わるわけです。

手帳の種類の選び方診断(目安)

  • 時間の決まった予定が1日0〜1つ → マンスリー
  • 時間の決まった予定が1日2つ → ウィークリーのレフト
  • 時間の決まった予定が1日3つ以上 → ウィークリーのバーチカル
  • 予定より書きたいこと(日記・記録)が多い → 1日1ページ(日ごとのタスクが中心なら週間ブロック)

この数は、どのメーカーも公式に決めている基準ではありません。あくまで私が整理した目安です。ただ、メーカーの説明とは向きがそろっています。マンスリーは「細かい情報は書かない」人向け、レフトは予定とメモをバランスよく、バーチカルは「1日に複数の予定」がある人向け、と各社が書いている内容を、数に置き換えたものだと考えてください。

リビングのソファで、スマホのカレンダーを見ながら1日の予定の数をメモに線で数える女性

予定が0〜1ならマンスリー、2つならレフト

時間の決まった予定が1日0〜1つなら、マンスリーで足りるというのが私の考えです。月間のカレンダーの欄でも、1日1件の予定なら十分に書き込めます。週間のページがあっても、書くことがなくて空白が続きやすいからです。

私がシステム手帳を使っていたときも、時間の目盛りがついた週間ページより、日の欄が空欄の月間ページのほうで十分でした。予定が少ない人にとっては、マンスリーのほうが手帳を開くたびに「書いていない」と感じずに済みます。

マンスリーだけの手帳は、薄くて値段も手ごろなものが多いです。ハンズネットの掲載では、高橋書店のtrinco3(手帳判・マンスリーブロック)が1,243円(税込)でした。デルフォニックスのロルバーン ダイアリーは、公式Web Shopで定番のLが1,430円(柄物は1,595円〜、いずれも税込)です。メモも書きたいなら、ほぼ日のday-freeのように月間カレンダーと方眼ノートを組み合わせたものも選べます。

時間の決まった予定が1日2つくらいなら、ウィークリーのレフトが合います。マンスリーの欄だと2件目からは字が小さくなりがちですが、レフトなら1日の欄に余裕があり、右ページのメモ欄も使えます。NOLTYが「一番人気」「初心者にもおすすめ」と紹介しているのもレフトなので、マンスリーかバーチカルかで迷ったときの中間としても選びやすい種類です。

予定の数が日によって0〜2つの間で揺れる人は、マンスリーとレフトの両方が入った手帳を選んでおくと安心かもしれません。多くの週間手帳には月間のページも入っているので、予定が少ない時期はマンスリーだけ使う、という使い分けもできます。

反対に、レフトを選んだのに左ページが毎週ほとんど白いままなら、予定の数がマンスリー寄りだったサインです。次の年はマンスリーに替える、右ページのメモ欄だけをノートのように使う、と切り替えて大丈夫ですよ。

3つ以上ならバーチカル、多く書くなら1日1ページ

時間の決まった予定が1日3つ以上ある日が多いなら、ウィークリーのバーチカルを選ぶのがいいと思います。予定が3つを超えると、レフトの1日の欄では時刻と用件を並べて書くのが窮屈になり、どこが空いているかも見えにくくなります。バーチカルなら時間の位置に書けるので、予定どうしの間の空き時間までひと目で分かります。

バーチカルを選ぶなら、次は時間の目盛りの範囲を見てください。仕事の予定が中心なら9時から18時前後、朝や夜の予定も書くなら6時から24時前後、睡眠や生活の記録まで残したいなら24時間の目盛りが目安です。土日にも時間の決まった予定がある人は、土日均等タイプを選んでおくと週末の欄が足りなくなりません。

3つ以上の予定がある日が週に1日だけ、という程度なら、無理にバーチカルにしなくても大丈夫です。私の考えとしては、3つ以上の日が週の半分くらいあるかを、レフトとバーチカルの分かれ目にするといいかなと思います。

バーチカルが合いそうなら、まずは仕事の時間帯を中心に目盛りが入ったB6の定番から中身を見比べてみてください。

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予定の数より、書きたいことの量が多い人もいますよね。日記やその日の出来事、読んだ本、食べたものまで残したいなら、1日1ページが向いています。書くのは毎日のタスクと短いメモくらいで、1日1ページほどは書かないなら、週間ブロックがちょうどいい落としどころです。予定の数は少なくても、書く量で選ぶ人はこの2つから考えてみてください。

1日1ページの代表のほぼ日手帳は、公式ストアで本体のオリジナル(A6)が2,860円、カズン(A5)が4,620円(いずれも税込・2026年9月時点)と、マンスリーだけの手帳に比べると値段も上がります。ページ数が多いぶん、厚さ・重さ・価格のすべてが増えると考えておくと、選ぶときに戸惑わずに済みます。

毎日しっかり書きたい人は、1日1ページの定番から手に取ってみると、自分に合う書く量がつかみやすいはずです。

ほぼ日公式楽天市場店
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学校の図書室で、縦の時間軸の週間手帳と1日1ページの手帳を並べて見比べる女子学生

ダブルマンスリーや見開き2週間は誰向けか

5つ以外にも、手帳にはいくつかの種類があります。どれも5つのどれかの代わりとして考えると選びやすくなります。

種類中身代わりになる種類・向く人
見開き2週間見開きで2週間分マンスリーより1日の欄を広くしたい人
見開き2ヶ月見開きで2か月分マンスリーより先の予定まで見渡したい人
ガントチャート縦に項目、横に日付の表複数の仕事や習慣を並べて管理したい人
月間横ケイ1日1行で1か月を縦に並べる旅行や出張など長い予定を見渡したい人
セパレート見開き1週間を横長の枠で区切る(売り場の解説では左4日・右3日)レフトより1日の欄を広くしたい人
1頁2日1ページに2日分1日1ページほどは書かない人
連用(3年・5年など)同じ日付が数年分並ぶ短い日記を何年も続けたい人

ダブルマンスリーは、メーカーの公式の分類には見当たらない呼び名です。見開きの片側がカレンダー型のマンスリー、もう片側が項目別の記入欄になった手帳を指すことが多く、100円ショップのセリアの手帳で広まった呼び方として知られています。予定と、お金や習慣など別の記録を1か月単位で並べたい人向けの、マンスリーの変形と考えるといいと思います。

見開き2週間について、高橋書店は「予定をある程度長いスパンで見通したいけれど、週ごとの記入欄もほしい」人向けと説明しています。マンスリーでは欄が小さく、レフトでは先の予定が見えにくい、という人の間を埋める種類です。

連用は、高橋書店では2年・3年・5年・10年のタイプがあると紹介されていて、複数年の同じ日を比べられるのが特徴です。ほぼ日の5年手帳はA6でも厚さ25mm・約330gあり、1冊で5年分を書く前提の作りになっています。1日に書ける量は少なめなので、予定の管理ではなく、短い日記や記録を毎年続けたい人向けと考えておくといいと思います。

ガントチャートは、仕事のプロジェクトや、毎日の習慣(運動・勉強など)の記録を並べて見たい人に向きます。日ごとの予定を書く種類ではないので、マンスリーやレフトと組み合わせて使う形が多いです。

手帳の種類が決まったらサイズとおすすめで選ぶ

手帳の種類は、マンスリー、ウィークリーのレフト、ウィークリーのバーチカル、週間ブロック、1日1ページの5つを覚えれば足ります。どれにするかは、1日に時間の決まった予定がいくつあるかで決めるのが私のおすすめです。0〜1つならマンスリー、2つならレフト、3つ以上ならバーチカル、書く量が多いなら1日1ページ。あくまで目安なので、仕事の繁忙期や生活の変化で予定の数が変わったら、種類を見直してみてください。

1日の時間の決まった予定書く量合う種類
0〜1つ少ないマンスリー
2つ予定+週のメモウィークリーのレフト
3つ以上の日が多い予定が中心ウィークリーのバーチカル
少なめ日ごとのタスク・記録週間ブロック
問わない日記・ライフログ1日1ページ

種類と合わせて、始まり月も確認しておきましょう。手帳には1月始まりのほか、12月始まりや4月始まりの版があります。たとえばほぼ日のオリジナルやweeksには1月はじまり版と4月はじまり版が用意されています。年度で動く仕事や学校の予定が中心なら、4月始まりを選ぶ手もあります。

種類が決まったら、次はサイズです。同じ種類でも、A5やB6、A6では1日の欄の広さも重さも変わります。持ち歩くか机に置くかでの決め方は手帳のサイズで失敗しない選び方|A5とバイブル・B6を比較で解説しています。高橋書店の手帳はレイアウトの種類が特に多いので、高橋の手帳2027|シリーズより始まり月とレイアウトで選ぶもあわせて見ておくと選びやすいはずです。

具体的な商品を選ぶ段階なら、手帳のおすすめ2027|文具マニアが選ぶ後悔しない選び方で、種類やサイズ別に2027年版の手帳を紹介しています。価格やラインアップは年版ごとに変わるので、正確な情報は各メーカーの公式サイトで確認してください。

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