来年の手帳を選んでいると、売り場でもネットでもバーチカルという言葉がやたら目に入ってきませんか。時間管理がしやすい、仕事ができる人の手帳、と紹介されているのを見ると、自分も週間バーチカルにしたほうがいいのかなと気になってきますよね。
ただ、手帳のバーチカルとは何かを調べても、おすすめの一覧やランキングは山ほど出てくるのに、そもそも自分に向いているのかどうかを判断する基準はなかなか見つかりません。24時間タイプがいいのか、A5とB6のどちらにするか、無印や4月始まりでもいいのか、使い方は難しくないのか。迷うポイントが多すぎて、結局いちばん売れているものを手に取ってしまう人も多いと思います。
私の考えとしては、バーチカルは時間の決まった予定が1日に3つ以上ある日が、週の半分以上ある人のための手帳です。そうでない人が使うと縦の時間軸に空白ばかりが並び、だんだん開かなくなってしまいます。その場合はレフト式やマンスリーで十分。逆に予定が多い人は、何時から何時まで目盛りがあるかと、土日をどう扱うかで選べば、2027年版の中から自分に合う1冊がすっと決まります。
この記事では、バーチカルが合う人と合わない人の分かれ目を先にはっきりさせてから、2027年版のバーチカル手帳を時間軸の範囲、土日の扱い、サイズの3つで選ぶ方法をまとめました。各メーカーの公式サイトに載っている数字をもとに整理しています。
- バーチカルが自分に合うかを判断する目安
- 予定が少ない人が選ぶべき別の形式
- 時間軸の範囲と土日の扱いによる選び方
- 2027年版のバーチカル手帳のおすすめと価格
手帳のバーチカルとは?向いている人と続かない人
最初に、バーチカルがどんな形式なのかと、合う人・合わない人の境目を整理します。ここで「自分は予定が少ないほうだな」と感じたら、無理にバーチカルを選ぶ必要はありません。形式選びで迷う時間を減らすための章だと思って読んでみてください。
週間バーチカルとは縦の時間軸で見る形式
バーチカル(vertical)は英語で「縦の」という意味です。手帳の世界では、見開きに1週間分の曜日を横に並べ、それぞれの日に縦方向の時間軸を引いたレイアウトを指します。上が朝、下が夜という並びで、予定を時間の位置に書き込んでいく形式ですね。週単位で見るので「週間バーチカル」「ウィークリーバーチカル」と呼ばれることもあります。
高橋書店の公式サイトでは、バーティカル式を「時間軸が縦に配置されているので、複数の予定も一目瞭然」と説明しています(出典:高橋書店『見開きから手帳・日記をさがす』)。同社のコラムでは、ウィークリー手帳の中で「レフト式の次に人気」の形式とも紹介されています。表記は高橋書店が「バーティカル」、NOLTYやコクヨ、マークスが「バーチカル」とばらばらですが、指しているものは同じです。
この形式の元祖とされるのが、フランスの手帳ブランド「クオバディス」です。公式サイトによると、医師のフランシス=ジョルジュ・ベルトラミが1952年に、左右見開きで月曜から土曜を時間軸で縦割りにし、日曜日を下部に置いたフォーマットを考案しました。公式はこれを「バーチカルの元祖」と紹介しています(出典:クオバディス『クオバディスの歩み』)。正方形の「エグゼクティブ」という独自のサイズがあり、紙は公式が「万年筆やインクを使っても、にじまず裏抜けしにくい」と説明するクレールフォンテーヌ製です。
元祖のバーチカルがどんな手帳か見てみたい人は、クオバディス公式オンラインショップで、サイズや始まり月ごとのダイアリーを一覧できます。
よく比べられるのは、レフト式とマンスリー(月間ブロック)の2つ。
| 形式 | 見開きの中身 | 時間軸 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| バーチカル | 1週間の曜日が横に並び、日ごとに縦の時間軸 | あり | 1日に予定が何件も入る人の時間管理 |
| レフト式 | 左に1週間の予定欄、右がメモ | なし(一部に目盛り付きもある) | 予定とメモを同じ見開きで管理 |
| マンスリー | 1か月をカレンダー状に表示 | なし | 予定の数が少ない人、薄く軽い手帳がいい人 |
バーチカルのいちばんの特徴は、予定の「数」ではなく「長さと重なり」が見えることです。10時から12時の会議と、11時半からの来客がぶつかっている、という状況が縦の線でひと目で分かります。高橋書店のコラムは、書き方次第で行動ログや体調ログになり、空き時間も分かると説明しています。予定を書く道具であると同時に、1日の時間の使い方を見える形にする道具でもあるわけです。
逆にいえば、時間の決まっていない予定は書く場所に困りやすい形式でもあります。「今週中に書類を出す」「週末に買い物」といった時刻のない用事ばかりの人にとっては、縦の目盛りがあまり役に立ちません。この性質が、次の「向いている人・向かない人」の話につながります。

時間管理に向くのは予定が週の半分以上ある人
では、どんな人ならバーチカルを使いこなせるのか。私の考えとしては、「時間の決まった予定が3つ以上ある日が、週の半分以上(7日のうち4日くらい)ある人」を目安にするのがいいかなと思います。
3つという数にしているのは、予定が1つや2つなら、レフト式の1行やマンスリーのマスで十分に書けるからです。3つを超えてくると、前後の移動時間や重なりを考えないといけなくなり、時間の位置に書けるバーチカルの強みが生きてきます。週の半分以上という条件は、空白の日が多すぎないかを見るためのもの。予定が詰まっている日が週に1日だけなら、残りの6日は縦の時間軸がほとんど白いままになってしまいます。
たとえば、会議や打ち合わせが1日に何本も入る会社員、訪問や移動が続く営業職、授業・バイト・サークルが時間刻みで並ぶ学生、子どもの送迎や習い事の時間を管理している人などがこれに当たるでしょう。こういう人は、予定を縦の時間軸に並べるだけで空き時間が浮かび上がり、「この1時間で資料を作ろう」といった判断がしやすくなります。
メーカーの説明もこの方向です。NOLTYの公式通販は多くのバーチカル手帳に「1日に複数の予定が入る、スケジュール管理を重視したい方におすすめ」と書いていますし、高橋書店も「1日に複数の予定が入りやすい方」に向けた形式としています。
セルフチェックの目安
- 先週を思い出して、時刻つきの予定が3つ以上あった日を数える
- 4日以上あればバーチカル向き
- 2日以下ならレフト式かマンスリーを先に検討
- 3日なら、来年の予定が増えそうかどうかで決める
もちろん、これはあくまで目安です。予定は少なくても、睡眠や勉強時間を記録するライフログ目的でバーチカルを選ぶ人もいます。コクヨのジブン手帳は、24時間対応にすることで仕事だけでなく「人生(ライフ)」のすべての行動を記録できると説明しています。その場合は「予定の数」ではなく、「毎日記録したいことがあるか」で考えてみてください。

予定が少ないならレフト式かマンスリーで十分
時刻つきの予定が週に1〜2日しかない人がバーチカルを使うと、何が起きるか。縦の時間軸の大部分が空白のまま1週間が終わり、ページをめくるたびに「今週も何も書いていない」と感じることになります。手帳が続かない理由として、空白の多さはかなり大きいんですよね。書いていないページが続くと、手帳を開くこと自体が億劫になっていきます。
予定が少ない人には、次の2つの形式が向いています。
- レフト式:左に1週間の予定、右がフリーのメモ。高橋書店は「同じ見開きの中で、スケジュール管理もメモも記入できる」形式と説明しています。予定は1行で済み、右ページは日記やToDo、買い物リストに回せます
- マンスリー:1か月を1見開きで見る形式。高橋書店は「手帳に細かい情報は書かない」「薄くて軽い手帳がいい」という人に向けています。週のページが無いぶん、手帳そのものも薄くなります
実は、バーチカルを作っているメーカー自身も、予定が少ない人向けの逃げ道を用意しているんです。高橋書店のtorinco 7は、時間目盛りの代わりに1日を「ざっくり3分割」したバーチカルで、公式ストアでは「手帳や日記が続かない…という人にこそ」と紹介されています。きっちりした時間軸は予定が多い人向け、という前提があるからこそ、こういう型があるわけです。
迷ったら、まずマンスリーで1か月の予定を書き出してみるのも手です。マスに入りきらない日が週の半分を超えるようなら、そのときにバーチカルへ移れば遅くありません。
レフト式やマンスリーをどう書けば続くかは、次の見出しの最後で紹介する手帳の書き方の記事にまとめています。形式を決めかねているなら、そちらを先に読んでからバーチカルに戻ってきても大丈夫です。

バーチカルが続かない原因と使い方の基本
予定が多い人でも、バーチカルが途中で止まってしまうことはあります。原因は大きく2つです。
1つめは、先ほど書いた空白の多さ。平日は予定で埋まっていても、休日の列や早朝・深夜の目盛りが毎週白いままだと、「使いこなせていない」という感覚が積み重なります。これは時間軸の範囲や土日の扱いを自分の生活に合わせて選ぶことで、かなり減らせます(選び方は次の章で説明します)。
2つめは、何をどう書くかのルールが決まっていないことです。時間軸は自由度が高いぶん、色の使い分けや予定と実績の書き分けを決めずに始めると、紙面がごちゃつき、読み返したくなくなります。手帳ユーザーの体験談でも、1年目は使い方のルールを確立できずに途中で記入が途絶え、2年目にマーカーの色分けを決めてから続くようになった、という話も紹介されていました。
買った直後に全部の欄を使おうとすると、たいてい3週目あたりで手が止まります。ToDo欄やメモ欄など、付いている項目を全部埋める必要はありません。
使い方の基本は、次の2つだけ押さえれば十分です。
- 予定は、始まる時刻と終わる時刻の位置に線や枠で書く
- 実際にどう過ごしたかは、あとから別の色で書き足す(書かない日があってもいい)
色は2色までに絞ると、紙面が落ち着きます。たとえば予定は黒、実績は青、くらいの分け方で始めて、慣れてきたら増やしていけば大丈夫。
予定を先に置く書き方と、行動をあとから記録する書き方の違いや、時間軸を全部埋めないコツは、手帳の書き方|書かない欄を決めるだけでマンスリーもレフト式も続くのバーチカル式の節で詳しく解説しています。レフト式とマンスリーの書き方も同じ記事に入っています。この記事では、ここから先は「どれを買うか」に絞って話を進めますね。

手帳のバーチカルの選び方とおすすめ2027
ここからは、バーチカルが合いそうだと判断した人向けに、2027年版の選び方を見ていきます。選ぶ順番は、時間軸の範囲、土日の扱い、サイズの3つ。この順で絞ると、似たような手帳が並ぶ売り場でも迷いにくくなります。そのあとで、24時間タイプのジブン手帳、仕事向けのNOLTY、B6で手頃な高橋書店と、タイプ別に具体的な候補を紹介します。バーチカル以外の形式も含めて手帳全体から選びたい場合は、手帳のおすすめ2027|文具マニアが選ぶ後悔しない選び方もあわせてどうぞ。
時間軸は9〜18時か24時間かで選ぶ
バーチカル手帳は、時間の目盛りがどこからどこまで入っているかが商品ごとに大きく違います。NOLTYの公式通販は商品ごとに「時間目盛り」を明記していて、2027年版のバーチカルだけでも9時間から24時間までの幅があります。
| 時間目盛りの範囲 | 2027年版の例(公式表記) | 向いている人 |
|---|---|---|
| 9:00〜18:00 | NOLTY ネクサスバーチカル | 勤務時間内の予定管理だけでいい人 |
| 8:00〜22:00 | NOLTY キャレルB6バーチカル1・2、アクセスA5-3 | 仕事に加えて夜の予定も書きたい人 |
| 6:00〜22:00 | NOLTY リスティ1 | 朝の予定もある人 |
| 6:00〜23:00/6:00〜24:00 | 高橋書店 ニューダイアリー カジュアル3/NOLTY クレスト2 | 朝活や夜遅くの予定がある人 |
| 7:00〜24:00 | NOLTY エクリPlus B6-7、アクセスA5-4(メモ欄付き) | 夜まで書きつつ週のメモも取りたい人 |
| 5:00〜22:00(30分単位) | マークス EDiT 週間バーチカル | 早朝から細かく区切りたい人 |
| 24時間 | コクヨ ジブン手帳/NOLTY ペイジェム ウィークリーB6-i バーチカル(0:00〜24:00) | 睡眠や深夜も含めて生活ごと記録したい人 |
選び方のコツは、自分の予定がいちばん早く始まる時刻と、いちばん遅く終わる時刻を思い出すことです。会社の予定しか書かないなら9〜18時で足り、目盛りの範囲が狭いぶん1時間あたりの高さを広く使えます。夜の習い事や朝のジムまで書くなら、6時台から22時以降まであるものを選びましょう。
24時間タイプは、睡眠や食事、深夜の作業まで記録できるのが強みです。その反面、仕事の予定しか書かない人にとっては、夜中から朝までの目盛りがずっと空白になります。先ほどの「空白が続かない原因になる」という話に、そのまま当てはまってしまうんですよね。範囲は広ければいいわけではない、という点は覚えておいてください。
なお、マークスのEDiTは5〜22時の欄の下にメモスペースがあり、公式は「24時間軸としても使用可能」と説明しています。普段は日中だけ、たまに深夜まで書きたい、という人にはこういう作りも選択肢になります。

土日均等型か平日重視型かで1日の幅が変わる
次に見るのが土日の扱いです。高橋書店はバーティカル式に「土日均等タイプと平日充実タイプがあります」と説明しています。見た目は似ていても、この違いで平日に使える幅が変わります。
- 平日重視型:月曜〜金曜の列が広く、土日は小さめ。NOLTYの言い方では「月曜〜金曜を中心に時間軸を配置」、高橋書店の言い方では「平日重視型」
- 土日均等型:7日とも同じ幅で時間軸が入る。NOLTYの言い方では「全面に時間軸を配置」、高橋書店は「土日均等タイプ」
同じ判型なら、土日均等型は7日で横幅を分けるぶん平日の列が狭くなり、平日重視型は平日の1日あたりの幅を広く取れます。
| 型 | 2027年版の例 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 平日重視型 | NOLTY キャレルB6バーチカル1・ネクサスバーチカル、高橋書店 フェルテ・シャルム4・リシェル3 | 平日に予定が集中し、土日は軽くメモできれば足りる人 |
| 土日均等型 | コクヨ ジブン手帳、マークス EDiT、NOLTY キャレルB6バーチカル2・クレスト2・リスティ1、高橋書店 ニューダイアリー アルファ11 | 土日にも仕事や予定がある人、毎日同じように記録したい人 |
土日に仕事や予定がある人は土日均等型、平日に予定が集中する会社員は平日重視型、と考えると選びやすいです。マークスのEDiTも、土日均等フォーマットについて「週末に仕事がある人や予定が多い人にも最適」としています。NOLTYのクレスト2も「土日にも時間軸が入っているので、平日・週末問わず時間管理をしたい方に」と紹介しています。
迷う場合は、先週の土日を振り返ってみてください。土日にも時刻つきの予定が入っていたなら土日均等型、ほとんど入っていなかったなら平日重視型で困ることはまずありません。

サイズはA5かB6かを持ち歩くかで決める
1日の列の幅は、判型でも決まります。各社とも1日あたりの幅をミリ単位では公表していないので、判型の大きさと土日の扱いの組み合わせで考えるのが現実的です。同じ平日重視型でも、A5ならB6よりも1日の幅がゆったりします。
| 判型 | 2027年版の例と公式の寸法・重さ | 使い方の目安 |
|---|---|---|
| ポケット | NOLTY ネクサスバーチカル 165×90mm・136g | スーツの内ポケットや小さな鞄で持ち歩く |
| A6 | NOLTY キャレルA6バーチカル1 155×110mm・190g/高橋書店 リシェル 148×105mm | 文庫本サイズで持ち歩く |
| B6 | NOLTY キャレルB6バーチカル1 188×133mm・275g/高橋書店 フェルテ 182×128mm | 持ち歩きと書きやすさの両立 |
| A5スリム | コクヨ ジブン手帳(スタンダード)217×136mm | 縦長で鞄に入れやすく、時間軸も長い |
| A5 | NOLTY アクセスA5 218×154mm・327g | 机に置いてたっぷり書く |
| B5 | NOLTY エクリB5バーチカル 263×187mm・534g | デスクに据え置き |
表の中で少し特殊なのが、ジブン手帳のA5スリムです。スタンダードの公式寸法はカバー込みで217×136mm。A5(210×148mm)より少し高く、幅は12mmほど細い縦長の判型なので、時間軸を長く取りつつ鞄にも収まりやすくなっています。
重さを見ると、ポケットサイズとB5では約4倍の差があります。毎日鞄に入れて持ち歩くならB6以下、机に置いて使うならA5、というのがひとつの目安です。予定を書き込む量が多いのに小さすぎる手帳を選ぶと、1件の予定が数文字しか書けず、結局読み返せないメモになってしまいます。逆にA5を毎日持ち歩くのが負担なら、書く量を少し減らしてB6に収めるほうが続きやすいはず。
A5・B6・バイブルなど判型ごとの違いは、手帳のサイズで失敗しない選び方|A5とバイブル・B6を比較で詳しく比べています。

24時間バーチカルならジブン手帳2027
睡眠や家事、勉強時間まで含めて1日を丸ごと記録したいなら、コクヨのジブン手帳が候補になります。公式サイトでは「深夜や早朝も網羅した24時間対応」とうたわれていて、週間バーチカルは24時間軸、土日も平日と同じサイズです(出典:コクヨ『ジブン手帳スタンダード(DIARY)』)。週間ページにはToDo、天気、月齢、日の出・日の入り、食事記入、1日の感想の欄も付いています。
シリーズは3種類あり、違いは次のとおりです。
| 種類 | 特徴(公式) | A5スリム | mini(B6スリム) |
|---|---|---|---|
| スタンダード(DIARY) | 24時間軸の基本形。紙はTHIN PAPER(薄くて軽く裏うつりしにくい) | 3,800円 | 3,500円 |
| Biz | 24時間軸はそのままに、落ち着いた色とフォント。紙はMIO PAPER(インクの乾きが早く、より裏うつりしにくい) | 4,300円 | 3,900円 |
| Lite | 24時間軸はそのままに、項目を絞ったミニマル仕様 | 3,400円 | 3,000円 |
価格はいずれも2027年版のメーカー希望小売価格(税抜)です。税込に直すと、スタンダードのA5スリムは4,180円、Liteのminiは3,300円になります。スタンダードとBizには別売りの「LIFE」(ライフログ)と「IDEA」(メモ帳)をセットでき、DIARYとは別に人生単位の記録やメモを一緒に持ち運べます。
24時間軸をまず気軽に試したいなら、項目を絞ったLiteが入り口にちょうどいい1冊です。
私の考えとしては、ジブン手帳は「予定」だけでなく「記録」を書きたい人の手帳です。仕事の予定管理だけが目的なら、24時間の目盛りや付属のリストページを持て余しやすいので、次に紹介するNOLTYのほうが合うかもしれません。迷ったら、項目の少ないLiteから入ると空白が気になりにくいと思います。ジブン手帳の書き方は、ジブン手帳の使い方は全部埋めなくていい|予定の量で書く所を決めるで詳しく解説しています。
仕事の時間帯中心ならNOLTYのキャレル
仕事の予定管理が中心なら、NOLTYのバーチカルが選びやすいです。公式通販が「NOLTY 能率手帳」と名乗っているブランドで、そのショップでは2027年版のバーチカルが判型・時間目盛り違いでずらりと並んでいます。中でも基準にしやすいのがキャレルです。
キャレルB6バーチカル1は時間目盛りが8:00〜22:00、月曜〜金曜を中心に時間軸を配置した平日重視型で、公式通販の価格は税込2,200円です(出典:JMAM eショップ『NOLTY キャレルB6バーチカル1』)。土日も同じように使いたいならキャレルB6バーチカル2(全面に時間軸、8:00〜22:00)が対になっています。同じキャレルにはA6判のバーチカル1(155×110mm、税込1,991円)もあり、時間目盛りはB6と同じ8:00〜22:00です。
平日の仕事の予定を8時から22時の枠で管理したいなら、まずはこのキャレルB6バーチカル1を基準に考えると選びやすいですよ。
| NOLTY 2027年版 | 時間目盛り | 土日 | サイズ・重さ | 税込 |
|---|---|---|---|---|
| キャレルB6バーチカル1 | 8:00〜22:00 | 平日重視 | 188×133mm・275g | 2,200円 |
| キャレルA6バーチカル1 | 8:00〜22:00 | 平日重視 | 155×110mm・190g | 1,991円 |
| ネクサスバーチカル | 9:00〜18:00 | 平日重視 | 165×90mm・136g | 1,980円 |
| クレスト2 | 6:00〜24:00 | 均等 | 175×103mm・138g | 1,782円 |
| ペイジェム ウィークリーB6-i バーチカル | 0:00〜24:00 | 均等 | 188×133mm・254g | 2,178円 |
もっと小さくしたいなら、9:00〜18:00のネクサスバーチカルが表の中ではいちばん軽い1冊です。月間予定表が差し込み式の別冊になっていて、週間と同時に見られる作りになっています。土日にも時間軸が欲しいならクレスト2、24時間で記録したいけれどジブン手帳より価格を抑えたいなら、方眼の24時間バーチカルであるペイジェム ウィークリーB6-iが候補です。
B6で選ぶなら高橋書店のフェルテ
B6サイズで価格を抑えたいなら、高橋書店のフェルテが候補です。公式ストアでは「手帳ヘビーユーザーから圧倒的な支持を誇るB6サイズのウィークリー手帳」と紹介され、バーティカル式は「月曜日から金曜日の予定が多い方にうれしい、平日重視型」と説明されています。2027年版は税込1,672円で、今回取り上げたB6のバーチカルの中では手頃な部類です。カバーには補強を兼ねたヘリ留め金具が付いていて、毎日何度も開く使い方を想定した作りになっています。
B6の平日重視型を手頃な価格で選ぶなら、フェルテは外しにくい候補です。
B6でメモ欄も欲しいなら、T’ディレクションダイアリー(税込2,013円)が合うでしょう。第14回手帳大賞の最優秀企画賞を受賞した企画を商品化したもので、バーチカルの記入欄と、自由に使えるグリッドメモを1冊にまとめています。会議のメモや週の目標を、予定と同じ見開きに残したい人向けです。
予定とメモを同じ見開きにまとめたい人は、T’ディレクションダイアリーも見比べてみてください。
| 高橋書店 2027年版 | サイズ | 特徴(公式) | 税込 |
|---|---|---|---|
| フェルテ | B6(182×128mm) | 平日重視型のバーティカル | 1,672円 |
| T’ディレクションダイアリー | B6(182×128mm) | バーティカル+グリッドメモ | 2,013円 |
| シャルム 4 | B6(182×128mm) | 平日重視型。1日に複数の予定が入りやすい方に | 2,255円 |
| リシェル 3 | A6(148×105mm) | 文庫本サイズの平日重視型 | 1,914円 |
| torinco 11 | A5(210×148mm) | 大きな方眼のメモスペース付き | 2,387円 |
高橋書店のバーティカルは、多くが平日重視型です。土日にもしっかり時間軸が欲しい人は、先に紹介した土日均等型の手帳と比べてから決めてください。同じシリーズでも号数によって記入形式が違うので、買うときは号数とレイアウトの表記を確認すると安心です。
無印や4月始まりも含む手帳のバーチカルまとめ
最後に、ここまでの話をまとめます。バーチカルは、時間の決まった予定が3つ以上ある日が週の半分以上ある人に向いた手帳です。予定が少ないならレフト式かマンスリーで十分で、合う人は時間目盛りの範囲、土日の扱い、サイズの順で選ぶと迷いません。
- 予定が少ない:レフト式かマンスリー
- 生活ごと記録したい:24時間軸のジブン手帳
- 仕事の時間帯が中心:NOLTY キャレル(8〜22時)やネクサス(9〜18時)
- B6で手頃に:高橋書店 フェルテ、メモも欲しいならT’ディレクション
予定が多いか少ないか判断がつかない人は、手頃な価格で試す手もあります。無印良品のバーチカルスケジュール帳(B6、2026年12月始まり)は税込990円で、見開き1か月と、時間軸・フリースペース付きの見開き1週間が入ったシンプルな1冊。高橋書店のtorinco 7のように、時間目盛りの代わりに1日を「ざっくり3分割」したバーチカルもあり、公式は「手帳や日記が続かない…という人にこそ」と紹介しています。
始まり月も選ぶときのポイントです。今回取り上げた手帳の多くは1月始まりですが、EDiTや無印は12月始まり、NOLTYの公式通販には年度で動く人向けの4月始まりのバーチカル(キャレルB6バーチカルなど)も並んでいます。なお、EDiTの週間バーチカルはマークスの直営店限定の品番もあるので、売り場で見つからないときは公式オンラインストアを見てみてください。
時間軸の範囲と土日の扱いが自分の生活に合っていれば、バーチカルは空き時間がひと目で分かる頼れる相棒になります。まずは先週の予定を数えるところから始めてみてください。
価格や仕様は2026年10月時点の各社公式サイトの情報です。年版や販売店によって変わることがあるので、正確な情報は購入前に公式サイトで確認してください。

