ロディアのメモ帳は知っているけれど、同じロディアから出ているスクリプトというペンが気になっている。オレンジや黒の六角形の軸が文具店の棚でちらっと目に入って、ちょっといい1本として手に取ってみたくなった。でも、ボールペンとシャーペンとマルチペンがあって、どれを選べばいいのか決めきれない。そんなところではないでしょうか。
ロディアスクリプトについて調べると、ロディアスクリプトとは何なのか、値段や定価はいくらか、ロディアのシャーペンやメカニカルペンシルの評価、ロディアのボールペンの書き心地、マルチペンや多機能ペンとしての使い勝手、限定色やターコイズ、歴代の限定色、そしてボールペンの替え芯や互換の話まで、気になる情報がたくさん出てきます。見た目は同じなのに中身がどう違うのか、迷いやすいところです。
私の考えとしては、ロディアスクリプトは書き味ではなく、軸の見た目と重さで選ぶペンです。3種類とも軸の太さは同じで、違うのは重さと長さと中身だけ。ボールペンとマルチペンは純正の替え芯を入れ替えて書き味を調整できるので、迷ったらシャーペンかボールペンの単色、メモ帳と一緒に使うならマルチペン、という選び方でいいかなと思います。
この記事では、3種類の違いを表で並べたうえで、値段、現行の色と限定色、純正の替え芯と他社の替え芯の扱いまでをまとめました。読み終えるころには、あなたが選ぶ1本と、買ったあとの替え芯まで決まっているはずです。
- ロディアスクリプト3種類の違いと値段
- シャーペン・ボールペン・マルチペンの選び方
- 現行の色と10周年の限定色
- 純正の替え芯と他社替え芯の互換の考え方
迷ったときの1本目なら、軸の形はそのままに定番のボールペンから手に取ってみるのがいいかなと思います。
ロディアスクリプトは見た目と重さで選ぶペン
この章では、ロディアスクリプトがどんなペンなのかと、3種類の違いを整理します。先に結論を言うと、軸の太さと形は3種類とも共通です。だからこそ、選ぶときに見るのは重さと中身。値段の話から順に、シャーペン、ボールペン、マルチペンと1本ずつ見ていきますね。
ロディアスクリプトとは何か・どんなペンか
ロディアスクリプトは、フランスのステーショナリーブランド「ロディア」の筆記具コレクションです。表記は「scRipt」で、Rだけが大文字になっています。日本で展開しているクオバディス・ジャパンの発表によると、2016年に登場し、2026年に10周年を迎えました。
ロディアといえば、オレンジの表紙に紫の方眼が入ったブロックメモが有名ですよね。ブランドは1934年にフランス・リヨンで生まれ、名前はリヨンを流れるローヌ川(RHONE)に由来すると公式に説明されています。ロゴの「2本のツリー」は、創業者一家の兄弟2人の絆を表したものだそうです。メモ帳のブランドが作ったペン、と考えるとイメージしやすいかもしれません。
ペンとしての特徴は、アルミニウムの六角形の軸に、ヘアライン加工(細い筋目の仕上げ)を施したことです。軸はアルマイト加工(アルミの表面に色と保護の膜をつける処理)で仕上げられていて、クリップ・先端・尾端は真鍮に塗装をした仕上げです。公式は「集中力をそぐことがないミニマルなデザイン」と説明していて、軸にはロゴや飾りがほとんどありません。
六角形の軸は、鉛筆と同じで机の上で転がりにくく、持ったときに指の位置が決まりやすい形です。そのうえで、ボールペン・シャーペン・マルチペンの3種類がすべて同じ軸をベースにしているのが、このシリーズのいちばん分かりやすい特徴だと私は考えています。色をそろえて3本並べても、見た目に統一感が出るわけです。
メーカーの発表では、スクリプトは文具の世界への「最初の本格的な1本」として人気とされ、自分へのご褒美やお祝いのギフトにも手に取りやすい価格、と紹介されています。数百円のペンからもう一段上を試したい人や、ギフトを探している人に選ばれやすい位置づけですね。ロディアというブランド全体の話や、ほかの海外文具メーカーとの違いは、文具メーカー一覧!海外のおしゃれで高級なブランドを徹底解説でまとめています。

値段と定価はボールとシャーペンが2,970円
ロディアスクリプトの定価は、クオバディス・ジャパンの公式オンラインショップで次のとおりです(2026年10月時点・税込)。
| 商品 | 公式価格(税込) |
|---|---|
| ボールペン | 2,970円 |
| メカニカルペンシル(シャーペン) | 2,970円 |
| マルチペン | 4,620円 |
| ボールペン替芯(1本) | 176円 |
| リードケース&レフィル(芯ケース+シャーペン替芯) | 2,420円 |
| 交換用のペン先(先金) | 550円 |
限定色も、ボールペンとシャーペンは通常色と同じ2,970円です。色によって値段が変わらないので、純粋に好きな色で選べるのはうれしいところですね。
通販サイトでも、ほぼ定価前後で売られています。楽天市場の検索結果では、ボールペン・シャーペンが送料込みで2,700円台から3,400円台、マルチペンが4,400円台から4,620円という価格帯でした(2026年10月時点)。大きく値引きされる商品ではないので、どこで買っても差は数百円程度と考えておくといいかなと思います。販売店によっては名入れを無料で受け付けていることもあるので、ギフトにするならそこで選ぶのも手です。
公式オンラインショップでは、10周年の記念として、本体を買うとオリジナルステッカーがもらえる企画も行われています(なくなり次第終了)。また、フリマでは限定色のマルチペンが定価の4,620円を超える価格で取引されている例もあります。限定色を狙うなら、発売のタイミングで定価で押さえたほうが結果的に安く済みそうです。
反対に、通常色の中古はかなり安く出回っています。メルカリの売り切れ品では、単色のボールペン・シャーペンは1,000円台から2,000円台で取引されている例が多めです(2026年10月時点)。ただ、中古はペン先の曲がりやインクの残りが分からないので、ギフトや最初の1本なら新品を選ぶほうが安心かなと思います。
価格・キャンペーンは変わることがあります。正確な情報は公式サイトや販売店でご確認ください。
3種類の違いは重さと長さと中身だけ
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。公式の仕様を並べると、3種類の違いがはっきり見えます。
| 項目 | シャーペン | ボールペン | マルチペン |
|---|---|---|---|
| 中身 | 0.5mm芯(B) | 油性0.7mm 黒 | 黒・赤0.5mm+シャープ0.5mm |
| 切り替え | ノック式 | ノック式 | 回転式 |
| 全長 | 128mm | 128mm | 135mm |
| 軸の太さ | 9mm | 9mm | 9mm |
| 最大幅 | 13mm | 13mm | 13mm |
| 重さ | 18g | 21g | 20g |
| 価格 | 2,970円 | 2,970円 | 4,620円 |
見てのとおり、軸の太さ9mmと最大幅13mmは3種類とも同じです。最大幅はクリップのぶんまで含めた幅と考えられるので、ペンケースやペンホルダーに入るかどうかも3種類で変わりません。握ったときの太さや六角形の角の感触も同じです。違うのは、重さ(18g・21g・20g)と、マルチペンだけ7mm長いことと、中身の機能だけです。
だから私の考えとしては、選ぶ順番は次のようにするのがいいかなと思います。
- まず色(見た目)で好きなものを絞る
- 次に「書くのはペンか、鉛筆か、両方か」で種類を決める
- 最後に重さで迷ったら、軽いシャーペンか、少し重いボールペンかで決める
書き味から選ぼうとすると迷いがちですが、ボールペンとマルチペンは後から純正の替え芯で線の太さや色を変えられます。なので、最初の1本は見た目と重さで決めてしまって大丈夫です。ただ、3gの差をどう感じるかは手の大きさや持ち方で変わるので、あくまで目安として見てくださいね。
ちなみに、18g〜21gという重さは、プラスチック軸の軽いボールペンよりは重く、真鍮などの重い金属を使った高級ボールペンよりは軽い、中くらいの重さです。アルミは金属の中では軽い素材なので、「金属軸なのに重すぎない」のがスクリプトの持ち味だと私は考えています。金属軸のペンを初めて使う人でも、手が疲れにくい重さかなと思います。

ロディアのシャーペンは18gでいちばん軽い
ロディアのシャーペンは、公式の商品名では「メカニカルペンシル」です。芯は0.5mmで、最初に入っている芯の硬さはB。ノック式で、重さは18gです。3種類の中でいちばん軽いモデルになります。
公式は「ペン先が見やすい形状で自由なドローイングが可能」と説明しています。手帳への細かい書き込みや、メモ帳にさっと図を描くような使い方に向いている、ということですね。最初の芯がHBではなくBなのも、濃くなめらかに書ける方向を意識しているのかなと思います。
購入者のレビューを見ると、評価が分かれるポイントがいくつかあります。
| よく挙がる良い点 | よく挙がる気になる点 |
|---|---|
| 低重心で扱いやすい | ノック部分にわずかな揺れを感じる |
| 六角軸で転がりにくく、指の位置が決まる | 六角形の角がやや立っていて、長く書くと気になる人もいる |
| 見た目と質感のわりに手に取りやすい価格 | 製図用シャーペンほどの精密さはない |
こうして見ると、書き味の精密さより、見た目と持ちやすさで選ぶシャーペンだと考えておくと期待とのずれが少ないかなと思います。製図や長時間の筆記がメインなら、専用の製図用シャーペンのほうが合うかもしれません。
芯の補充には、専用の「リードケース&レフィル」(2,420円)も用意されています。アルミの六角軸と同じデザインの芯ケース(0.5mm芯が約40本入る)に、硬さBの0.5mm芯が約20本ついたセットです。もちろん芯ケースは必須ではなく、0.5mmの芯を補充すれば使えます。また、落としてペン先のパイプが曲がった場合は、ペン先の部品(550円)が別売されています。公式は修理を受け付けていないので、部品を買って自分で付け替える形になります。
軽い1本で手帳やメモに書き込みたいなら、シャーペンから選んでおくと持ち替えの手間がありません。

ロディアのボールペンは21gで0.7mmの油性
ロディアのボールペンは、油性0.7mmの黒で、低粘度インク(さらっとした油性インク)を搭載しています。ノック式で、重さは21g。3種類の中でいちばん重いモデルです。
見た目はシャーペンとほぼ同じですが、3gの差があります。重さの数字で比べると小さく見えますが、同じ形の軸で比べると違いは出やすいところです。少し重みがあるほうが安定して書けるという人には、ボールペンのほうが合うかもしれません。逆に、手帳に長く書き込むなら軽いほうが楽という人もいるので、ここは好みが分かれるところですね。
公式の説明では、低粘度インクによって「滑らかな筆記を実現」とされています。一般的な油性ボールペンより軽い力で書けるタイプのインク、と考えておけばいいかなと思います。0.7mmはやや太めの線なので、宛名や署名、メモの見出しのように、はっきり書きたい場面に向いた太さです。
そして大事なのが、公式に「スクリプト ボールペン替芯0.5mmも使えます」と書かれていることです。0.7mmの線が太いと感じたら、純正の0.5mmに替えればいい。これが、スクリプトを「書き味」ではなく「見た目と重さ」で選んでいい理由です。替え芯の種類は、後半でくわしく紹介しますね。
使うときの注意(公式の注意書きより)
- ペン先を水平より上に向けて書かない(インク漏れの原因)
- 強く振ったり衝撃を与えたりしない
- ノック部分を押し込んで強くはじく動作を繰り返さない(ノック部分が外れて故障の原因)
- 使い終わったらペン先をしまう
ノック部分を指ではじいて遊ぶ癖がある人は、気をつけたいところです。ペン先(先金)の部品は550円で別売されていて、手持ちの色に合わせて選べるようになっています。

マルチペンは回して切り替える多機能ペン
マルチペンは、ボールペン2色(黒・赤の0.5mm)とシャーペン(0.5mm・芯の硬さB)の3機能を1本にまとめた多機能ペンです。ノックではなく、軸を回して使いたい芯を出す「ロータリー式」を採用しています。
全長は135mmで、単色の2本より7mm長くなっています。重さは20gで、ボールペンとシャーペンのあいだくらい。多機能ペンは中に何本も芯が入るぶん、軸が太くなりがちですよね。スクリプトのマルチペンは軸の太さが単色と同じ9mmなので、多機能ペンにありがちな「太くて持ちにくい」感じになりにくい設計です。
回転式は、ノック式の多機能ペンのように「どの色のノックを押すか」を見なくていいのが特徴です。軸を回すだけで切り替わるので、ノック部分が並ぶ見た目にならず、単色と同じすっきりした見た目を保てます。そのぶん、回す方向と出てくる芯の関係には少し慣れが要るかもしれません。
マルチペンのボールペンは0.5mmが標準ですが、公式には「スクリプト ボールペン替芯0.7mmも使えます」と書かれています。黒だけ0.7mmにして太めに書く、といった調整もできるわけです。シャーペン部分の芯は0.5mmなので、単色のシャーペンと同じ芯を補充すれば使えます。
なお、マルチペンの中のシャーペン部分(先金メカセット)や消しゴムのカバーも、部品として別売されています。単色のシャーペン用の部品はマルチペンに使えないと公式に書かれているので、部品を買うときは「マルチペン用」を選ぶよう気をつけてくださいね。
マルチペンが向いている人
- メモ帳と一緒に、ペンを1本だけ持ち歩きたい
- 黒で書いて赤で印をつける使い方をする
- 図やラフはシャーペンで描きたい
私の考えとしては、ロディアのメモ帳と一緒に持ち歩くならマルチペンがいいかなと思います。黒で書いて、赤で印をつけて、シャーペンで図を描く。メモ1冊とペン1本で用が足りるからです。価格は4,620円と単色より1,650円高いので、1本で何役もこなしたいかどうかで決めてくださいね。

ロディアスクリプトの限定色と替え芯の選び方
この章では、色と替え芯の話をまとめます。スクリプトは毎年のように限定色が出るシリーズなので、色選びの楽しみがあります。そのうえで、書き味を変えたいときの純正替え芯と、他社の替え芯を入れたいときの考え方を整理しました。
現行の色と限定色のブルージーンズ・マジェンタ
2026年10月時点で、公式オンラインショップで選べる色は次のとおりです。
| 種類 | 選べる色 |
|---|---|
| ボールペン・シャーペン | ブルージーンズ/マジェンタ/オーベルジーヌ/オレンジ/ブラック/シルバー/マロンブラウン(7色) |
| マルチペン | オーベルジーヌ/マロンブラウン/オレンジ/ブラック(4色) |
マルチペンは選べる色が少なめなので、色にこだわるならマルチペンのほうから先に決めると迷いにくいかなと思います。オレンジは、ロディアのブロックメモの表紙と同じ系統の色なので、メモと並べて使いたい人には分かりやすい選択肢ですね。
このうちブルージーンズとマジェンタは、2026年9月11日に発売された10周年記念の限定色です。シリーズで初めて2色同時に発売されました。ブルージーンズは深みと透明感のあるデニムブルー、マジェンタは落ち着いたトーンの大人っぽいピンクと紹介されています。どちらもボールペンとシャーペンがあり、価格は2,970円で数量限定です。クリップには「JAPAN MADE」の刻印が入っていると発表されています(出典:クオバディス・ジャパン「ロディア スクリプト 限定2色同時発売」プレスリリース)。
限定色は数量限定なので、売り切れたら基本的には終わりです。気になる色があるなら、早めに決めておくのがいいかなと思います。なお、どの色も中身(インクや芯)は通常色と同じなので、選ぶ基準は色だけで大丈夫です。
色選びで迷ったときは、何と一緒に使うかで考えると決めやすいかなと思います。ロディアのメモ帳(オレンジや黒の表紙)と並べるならオレンジかブラック、仕事の手帳に挿すならシルバーやブラック、ペンケースの中で目立たせたいならブルージーンズやマジェンタ、という具合です。マロンブラウンやオーベルジーヌ(なす紺のような深い紫)は、革の手帳カバーと合わせやすい落ち着いた色ですね。

限定色の歴代はターコイズが人気No.1
メーカーの発表によると、スクリプトの限定色は発売翌年から毎年1色ずつ登場してきました。2016年に登場したシリーズなので、2017年から毎年1色、という流れです。その中で公式が「歴代No.1の人気」と紹介しているのが、2020年の限定色ターコイズです。海を思わせる鮮やかな青緑で、公式は「scRipt コレクションの人気を決定づけた」色と説明しています。
ターコイズは、10周年の第1弾として2026年5月に復刻されました。このときはボールペンとシャーペンに加えて、シリーズで初めてマルチペンにも登場しています。続く第2弾が、前の見出しで紹介したブルージーンズとマジェンタです。
| 時期 | 限定色の動き(公式発表で確認できたもの) |
|---|---|
| 2016年 | スクリプト登場 |
| 2017年〜 | 毎年1色ずつ限定色が登場 |
| 2020年 | ターコイズ(歴代No.1の人気) |
| 2026年5月 | ターコイズ復刻(10周年第1弾、マルチペンも初登場) |
| 2026年9月11日 | ブルージーンズ・マジェンタ(10周年第2弾、初の2色同時) |
そのほかの年の限定色については、公式の一覧が見つからなかったため、ここでは名前と年を挙げないでおきますね。公式ショップの交換部品のページを見ると、過去にネイビー、レッド、セージ、ブラウン、チタニウム、ゴールドといった色があったことは分かりますが、それぞれが何年の限定色かは公式には書かれていません。フリマなどで過去の限定色を探す場合、色名や発売年は出品者の表記なので、購入前に確認してください。また、ペン先の部品はマロンブラウン・チタニウム・ゴールド・セージの製造が終了していると公式に案内されているので、古い限定色を長く使いたい人はその点も頭に入れておくと安心です。

ボールペンの替え芯は純正4種で書き味を変える
ロディアスクリプトの純正替え芯は「ロディア スクリプト ボールペン 替芯」で、1本176円(税込)です。種類は次の4つです。
| 替え芯 | 標準で入っている本体 | こんな人に |
|---|---|---|
| 0.7mm ブラック | ボールペン | しっかりした線で書きたい |
| 0.7mm ブルー | なし(替え芯のみ) | 黒以外で書きたい、メモを色で分けたい |
| 0.5mm ブラック | マルチペン | 手帳に細かく書きたい |
| 0.5mm レッド | マルチペン | 赤で印をつけたい |
公式には、0.7mmも0.5mmも、ボールペンとマルチペンのどちらにもセットできると書かれています。つまり、こんな組み合わせができるわけです。
- ボールペンを0.5mmの黒にして、手帳用の細字ペンにする
- ボールペンを0.7mmの青にして、黒以外の1本にする
- マルチペンの黒を0.7mmにして、太めの黒+細めの赤にする
書き味が合わなかったら、本体を買い替えるのではなく、176円の替え芯で調整すればいい。私の考えとしては、ここがスクリプトのいちばんの強みかなと思います。青の替え芯は本体に標準で入っていない色なので、青で書きたい人は本体と一緒に買っておくと便利です。
替え芯の交換方法は、公式の商品ページには細かく書かれていないので、本体に付いている説明書で確認してください。一般的なノック式のボールペンなら、口金(ペン先側の金具)を回して外し、中の芯を抜いて新しい芯を差し込む流れです。替え芯は細く短いので、なくさないよう机の上で作業すると安心です。インクが切れる前でも、線の太さや色を変えたくなったら気軽に入れ替えられるのが、176円という値段のいいところですね。
インクはいずれも低粘度の油性インクで、替え芯の中央にはロディアのロゴが入っています。サイズは外径2.3mm・全長67mmと公式に記載されています。1本ずつ袋に入った状態で売られていて、公式ショップではポスト投函便にも対応しています(出典:クオバディス・ジャパン オンラインショップ「ロディア スクリプト ボールペン 替芯」)。
本体と一緒に替え芯を1〜2本そろえておくと、線が合わなかったときにすぐ入れ替えられますよ。純正の替え芯はクオバディス公式オンラインショップの替芯ページで4種類から選べます。

替え芯の互換は寸法が同じでも保証なし
ロディアのボールペンの替え芯について、他社の替え芯が使えるかどうか気になる人も多いですよね。結論から言うと、他社の替え芯が入るかどうかは、ロディアも他社も公式には保証していません。
純正替え芯の外径2.3mm・全長67mmという寸法は、多色ボールペンでよく使われる短い替え芯と同じくらいのサイズです。国際規格(ISO12757-2)でいうと「D1」と呼ばれる規格に近い寸法で、日本では「4C」と呼ばれることもあります。ただ、ロディアの公式ページには「D1対応」や「他社の替え芯が使える」とは一言も書かれていません。
替え芯を作っている側のメーカーも同じです。たとえば三菱鉛筆は、ジェットストリームの替え芯の互換表を公式に出していますが、国際規格への準拠を明記しているのは単色の高級ボールペン向けの規格(G2)に合わせた替え芯だけで、互換表に載っているのも自社の本体だけです。多色用の短い替え芯について、他社の軸で使えるとは書かれていません。
他社の替え芯を試す前に知っておきたいこと
- 寸法が近くても、ペン先の出る長さやガタつきは試すまで分からない
- 合わない替え芯を無理に押し込むと、本体を傷める可能性がある
- メーカーの保証外になるので、自己責任で試すことになる
私の考えとしては、まず純正の4種類で書き味を試して、それでも合わなければ他社の替え芯を検討する、という順番がいいかなと思います。純正なら176円で、ボールペンにもマルチペンにも入ることが公式に確認できているからです。他社の替え芯を試す場合も、いま入っている純正の替え芯は捨てずに取っておくと、合わなかったときにすぐ戻せます。
替え芯の規格(G2とD1の違い)や、高級ボールペンに他社の替え芯を入れるときの考え方は、高級ボールペンにジェットストリームは入る?失敗しない替え芯選びでくわしく解説しています。
まとめ:ロディアスクリプトは単色から選ぶ
ロディアスクリプトは、書き味ではなく軸の見た目と重さで選ぶペンです。3種類とも軸の太さ9mm・最大幅13mmは同じで、違うのは重さ(シャーペン18g・ボールペン21g・マルチペン20g)と長さと中身だけ。書き味は純正の替え芯4種類で調整できます。
ロディアスクリプトの選び方
- 迷ったら単色(シャーペンかボールペン)の2,970円から
- 軽く持ちたいならシャーペン、少し重みがほしいならボールペン
- メモ帳と一緒に持ち歩くならマルチペン(4,620円)
- 書き味は純正替え芯(176円・4種類)で調整する
- 他社の替え芯は公式保証がないので、試すなら自己責任で
迷ったら単色から、と言うのは、最初の1本としていちばん失敗が少ないからです。単色のボールペンとシャーペンは2,970円で、マルチペンより1,650円安く、色も7色から選べます。使ってみて「黒と赤を1本にまとめたい」と感じたら、そのときにマルチペンを足しても、軸の太さと形は同じなので違和感なく持ち替えられます。
どれを選ぶか、改めて整理するとこうなります。手帳やノートに鉛筆感覚で書きたい、絵や図も描きたいならシャーペン。宛名やメモをペンではっきり書きたい、少し重みがあるほうが落ち着くならボールペン。メモ帳とペン1本だけで外に出たいならマルチペン。どれを選んでも見た目は同じシリーズなので、あとから2本目、3本目を同じ色でそろえる楽しみ方もできますよ。
黒・赤・シャーペンを1本にまとめたい人は、マルチペンを候補に入れておくと安心です。
色ごとの在庫や限定色の入荷状況をまとめて見たいときは、クオバディス公式オンラインショップの筆記具一覧で3種類を見比べてみるとスムーズです。
色は好みで選んでいいと思いますし、限定色が気になるなら数量限定なので早めに決めておきましょう。壊れたときは修理ではなく部品(ペン先なら550円)を買って替える仕組みなので、長く使うつもりなら部品の色が手に入るかも頭の片隅に置いておくと安心です。価格や在庫、キャンペーンは変わることがあるので、正確な情報は公式サイトや販売店でご確認くださいね。
